川越・本川越駅近くに店を構える「レオテーチャン&Survive」は、タイの本格的な味を届ける人気レストラン。その料理は、手間をかけたスープと、50種類以上の食材で構成される。笑顔あふれるスタッフ、自由で温かな空気を大切にする店主の阿部さんに、その背景とこだわりを伺いました!
川越で「レオテーチャン&Survive」を始めたきっかけは?
15年ほど前、前職の異動で川越に引っ越してきたのが始まりです。当時、長男が小学校入学、次男が幼稚園に入るタイミングで家族で移住しました。最初はラーメン店の店長として働いていて、その後エリアマネージャー、ディストリクトマネージャー、本部勤務も経験しました。
その後、自分がやりたいことを自由にできる環境を求めて独立し、タイ料理屋の社長とのご縁もあって、タイ料理を学び始め、「レオテーチャン&Survive」を始めました。

「レオテーチャン&Survive」のこだわりや特徴を教えてください!
100%手抜きはしない、これが一番のこだわりです。特にスープには徹底的にこだわっています。鶏ガラを血抜きし、丁寧に処理してから何時間もかけて煮込む。この工程を経て、やっと“ベース”になるスープが完成します。

食材は50種類以上。下処理から調味料、ソースにいたるまで、すべて手仕込み。
例えば、パパイヤの下処理やガパオの挽肉のサイズ調整など細部にまで気を配っております。グリーンカレー、カオソイやトムヤムクンなども、味の微妙な変化に応じて温度管理やタイミングを調整しています。お客様の食べる様子を見て味の微調整をする事もあり、誰にとっても美味しいと思える料理を目指しています。
レシピを渡したとしても、誰でも同じ味にはならないと思います。それくらい、手間と感覚が詰まってる。手間ひまを惜しまないことがポイントです。
また、店内は開放的で、自由な雰囲気が漂っています。従業員もみんな和気あいあいとしていて、笑顔が絶えない職場です。より良い職場にする為に、協働意思を持って互いに尊重しあっているので、1人1人がのびのび働いています。
そういう雰囲気が、お店全体の空気にも出ているんじゃないかなと思っています。
「レオテーチャン&Survive」で嬉しいと感じる瞬間は?
お客さんが「楽しかった」と言って笑顔で帰ってくれることです。料理が美味しいだけじゃなくて、接客や空間すべて含めて、“ここで過ごす時間そのもの”を楽しんでもらえたときが一番うれしいです。「美味しかった」よりも「楽しかった」。これが自分にとっての最高の褒め言葉です。

「レオテーチャン&Survive」で現在、苦労されていることはありますか?
毎日が壁です。まずは、店舗の賃料が高い。場所も広いので、売上とのバランスを取るのが難しい。さらに物価高騰で原材料費も上がっています。
スタッフの将来、夢も応援したい。でも、そのためには給料も上げたいし…まだまだ自分の力不足です。
でも、どんな環境でも「自分が選んだ道」だと思ってやっています。支えてくれる奥さんがいてくれるから、頑張れています。

「レオテーチャン&Survive」で今後、力を入れていきたい部分は?
まずは今のお店をしっかりと安定させることが目標です。今が完成形ではなく、これからも進化を続けて常に料理の開発、改善に取り組んでいきたいと考えております。
今のスタイルや空気感をそのまま保って広げていきたいので、無理せず、少しずつ進めていきたいですね。

川越の魅力を教えてください!
やっぱり“人”です。僕は東北出身なんですが、川越に来たときに本当に人が温かくて、優しかった。それが嬉しくて、ここに家を買って住むことに決めたくらいです。
観光地としての魅力ももちろんあるけれど、日常の中で出会う人の優しさが、川越の一番の魅力じゃないかなと思います。

住所 | 埼玉県川越市新富町2丁目9−17 イイダビル 1階 |
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アクセス | JR/東部東上線「川越」駅から徒歩10分 西武池袋線「本川越」駅から徒歩5分 |
営業時間 | 11:30~15:00 / 17:00~22:00 定休日:月曜日 |
電話番号 | 049-299-8575 |
公式Instagram | https://www.instagram.com/reotechiyan/ |