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グルメ

「池留本店」は川越の新河岸で江戸時代から続く老舗酒店。ワインに拘った専門店顔負けの品揃えで「畑と食卓」をつなぐ挑戦に迫る。

池留本店 川越
池留本店の再出発は、伝統を守るだけでは終わらない。

浅草と川越を結んだ舟運で賑わった新河岸の地で、約二百年にわたり酒を扱ってきた「池留本店」。時代の変化に合わせながらも「お酒で暮らしを支える」という根は変えない。
現代表の小島さんは、ワインに魅せられ、現地の畑と生産者を訪ね歩き、店内でのワインスクールや生産者招致、ワイナリーツアーまで活動の幅を広げてきました。
様々な要因で輸入に逆風が吹く今は、発想を転じて海外への輸出や、年末の「第九」に合わせたクラウドファンディングにも挑みます。
舟運のまち 新河岸に根を張る老舗は、なぜいま再出発を誓うのか。小島さんに、池留本店の歴史とこれからを伺いました。

今回は小島さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

「池留本店」を始められたきっかけについて教えてください。

きっかけをたどると、江戸末期まで遡ります。
初代の小島留吉が新河岸で商いを始め、当時は浅草と川越を結ぶ舟運が栄えていました。うちはその頃から「池田屋」として酒の卸と小売で生計を立ててきました。屋号は途中で初代の名前にあやかり「池留」に変わったと聞いています。昔は通い徳利のやり取りもありましたし、暖簾分けもいくつかあったようですが、いまは新河岸駅前とここの2店舗のみになります。

私は7代目となりますが、時代の変化はありながらも「お酒を通じて暮らしを支える」という軸は変わりません。

池留本店 川越

「池留本店」の品揃えやこだわりはどのような点ですか?

私自身がワインに惹かれ、現地の畑を歩いて生産者の顔が見えるものを選んできました。取り扱いの半分以上は、仲間と共同でヨーロッパから直接仕入れているワインです。

池留本店 川越

コロナ禍以降は数量減や価格高騰もあり、一部は輸入商社品も扱いますが「畑と食卓をつなぐ」のが自分の仕事。店内では長年ワインスクールを開き、生産者の想いや造りを伝え、フランスのワイナリー訪問や生産者の招致講演も行ってきました。コロナの影響で一度休止しましたが、こういった活動も再開したいと思っています。

お客様と向き合う中で、日々大切にしていることを教えてください。

とてもシンプルで、「自分が美味しいと思うものを、お客様にも美味しいと言ってもらえるか」です。

スクールでは初級から上級まであり、最初は「赤ワインは苦手」と話していた方が、ペアリング体験や造り手の話を聞く中で「赤ワインも美味しい」と言っていただける。その瞬間が嬉しいですね。

スクールではラベルや産地の読み解き方から始まり、そのワインが持つ背景、つまり各地のワイナリーを取り巻く環境や畑、収穫、醸造方法などとワイン造った人々のことを伝えながら、そのワインの香味を味わっていただくことを大切にしています。
また、WhatsAppなどで生産者とは日常的にやり取りしています。

池留本店 川越

お仕事の中で、「やっていてよかった」と感じるのはどのような瞬間でしょうか?

やはり、初めての方が体験を通じて表情を変える瞬間です。たとえば、取り扱っているドイツの白ワイン。背骨になる酸味がしっかりしているので、レモンを絞って食べる料理とよく合います。揚げたての海老天に抹茶塩、そこへレモンをキュッと…その後で辛口のワインを口に含むと、酸が穏やかになり甘みがふわっと立つ。

「食と合わせると味が変わる」体験を共有できた時、やっていてよかったと心から思います。

池留本店 川越

どのような苦労がございますか? それをどのように乗り越えてきたかもお聞かせください。

コロナ禍では飲食店で酒類提供が止まり売り上げも大きく縮小しました。店内のワインスクールも休止しました。
コロナが終息すると、円安や輸送コスト高などの影響もあり、輸入ワインの逆風も強まった。

池留本店 川越

そこで発想を転じました。輸入が向かい風なら、輸出は追い風かもしれない。2018年頃からご縁のあった中国向けの輸出を、ゼロコロナ解除後に再始動し、上海・北京・香港の展示会にも出展。関係を一から作り直しています。業態そのものを飲食や宿泊に大転換する案も考えましたが、最終的には「酒屋としての軸」を保ちながら外へ打って出る道を選びました。

今後「池留本店」として挑戦していきたいことを教えてください。

年末の「第九」に合わせて、今年はドイツの白ワインを軸にクラウドファンディングに挑戦します。私自身が「入口の一本」として最初に美味しいと感じたドイツのワインで、ラベルにはベートーヴェンの肖像。若い世代にもまずは「美味しい入口」を体験してほしいし、かつて親しんだ世代には懐かしさを思い出してほしい。

池留本店 川越店内中心だった伝え方を少し広げ、音楽の文脈などとも重ねながら、ビキナーの方に楽しみ方の提案をし、またベテランの方々にはもう一度「ワインの楽しさ」を届けていきたいです。

川越の魅力や好きな所があれば教えてください。

私自身が生まれ育った街。都会でも田舎でもない、その「バランス」が好きです。いろいろな土地を巡っていても、ここに戻ってくるものだと思っている。ミッチェルの名作:『風と共に去りぬ』の主人公が、明日に希望を託し絶望の中から一歩踏みだそうと故郷の土地へ立ち返るように、自分にとっての戻る場所が川越なのだと思います。

池留本店 川越

■クラウドファンディング詳細
日本初上陸!年末に「第九」の歓喜を味わう、限定ワイン。

池留本店 川越

◇プロジェクト名:「第九の歓喜を味わう。ケーヴェリッヒ醸造所が300年の歴史を誇るワインをお届け!」

・募集期間:2025年12月20日(土)まで
・目標金額:500,000円
・限定本数:各480本(甘口・辛口それぞれ)/日本初上陸ワイン

◇注目ポイント
・歴史と物語性:ベートーヴェンの母「マリア」の生家で、楽聖自身も愛飲したと伝わるワイナリー、ケーヴェリッヒ。300年以上にわたる伝統と地元モーゼルの名門が紡ぐ白ワインです。

・希少性:現地で各600~700本しかなかったこのヴィンテージワインを、480本ずつ輸入。もう現地でも在庫はほぼないという貴重な一本です。

・二つの味わい
①甘口タイプ「クリュッセラーター・ブルダーシャフト・リースリング・シュペートレーゼ[2020]」
リースリング100%、晩熟収穫によるふくよかな甘みとしっかりした酸。
②辛口タイプ「テルニッヒャー リッツ リースリング トロッケン[2020]」
リースリング100%、モダンに仕上げたキリッとした辛口。食事と合わせて楽しめるスタイル。

◇こんな方におすすめ
「ワイン初心者だけど、いいワインを安心して選びたい」 → 甘口タイプが入口として最適。
「食事に合うワインを探している」 → 辛口タイプはお料理と響きあうペアリング向き。「大切な人と特別な時間を過ごしたい」 → 限定・物語性・年末シーズン、三拍子揃った一本。
「ワイン好きだけど、他人と少し差をつけたい」 → 日本未上陸、希少輸入、ストーリー付き=話題性あり。

池留本店 川越

◇支援の流れ(簡略)
①。公開日時にプロジェクトページへアクセス → [支援する] をクリック。
②リターン(甘口/辛口ワイン)を選択。数量限定のため早めのご予約を。
③支援完了後、お届けは年末~年始にかけて予定。
家で“第九”の音とともに味わっていただけます。

今年の年末は、交響曲第九番(“第九”)の季節。家族・友人との集い、特別な日の乾杯にふさわしいワインはいかがでしょうか?

※詳細・注意事項はリンク先にて必ずご確認ください。
クラウドファンディング:https://camp-fire.jp/projects/873843/

池留本店 川越
住所 埼玉県川越市下新河岸20
アクセス 新河岸駅より徒歩約10分
電話番号 049-242-0770
営業時間 10:00〜19:30
定休日 毎週 水曜日・日曜日・第三火曜日
公式ページ ■公式HP:https://www.iketome.co.jp/
■公式Instagram:https://www.instagram.com/iketome.kawagoe/