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教育

「ONEGAME本川越」は本川越駅すぐの就労継続支援B型施設。eスポーツ×商店街連携で若者たちの第二の居場所を目指す!

ONEGAME本川越 就労継続視線 eスポーツ
eスポーツでひらく若者の居場所と働く一歩

川越、本川越駅からすぐにある、就労継続支援B型事業所「ONEGAME本川越」は、「eスポーツ」と「商店街」をキーワードに、20~30代の、社会とのつながりが途切れがちな若い世代や、精神・知的障害のある方にとっての[第二の居場所]づくりに取り組んでいます。
背景にあるのは、商店街の人手不足、そして自宅から一歩を踏み出せずにいる若者たちの存在。
川越の商店街とのご縁をきっかけに、「地域のお店」と「働きたいけれど踏み出せない人」をつなぐ場としてONEGAME本川越は生まれました。
単なる預かりの場ではなく、「いかに外へ送り出すか」を起点に構想された事業所へ対する想いについて、代表の渡邉さんにお話を伺いました。

この度は、渡邉さんにお話しをお伺いします!本日はよろしくお願い致します!
ONEGAME本川越 就労継続視線 eスポーツ

「ONEGAME(ワンゲーム)本川越」を川越市で立ち上げられたきっかけを教えてください。

私は東京の墨田区の商店街で、高齢者向け事業所とカフェを運営しています。商店街の理事をしているご縁から、川越の商店街の方々とは10年ほど前から視察や勉強会を通じて交流がありました。このような繋がりの中で川越のまち並みや取り組みに触れる機会が増え「次の拠点は川越で」と考えるようになりました。

当初はカフェのような形も頭にありましたが、物件を探している時期に「eスポーツに特化した就労支援」という仕組みを知りました。
この形なら20~30代で自宅中心の生活が続いていた方や、通所や就労に向けた準備ができる段階にある精神・知的障害のある方を、社会につなぐ一歩にできるのではないかと感じたんです。

一方、商店街には後継者不足や人手不足、SNS発信の担い手がいないという課題があります。そこで、ONEGAME本川越でデジタルスキルを身につけた利用者様が、短時間勤務などを通じて個店をサポートできれば、お互いにとって力になると考えました。
「ここから外へ送り出していくための事業所」として立ち上げたのがONEGAME本川越です。

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「ONEGAME(ワンゲーム)本川越」の特徴やこだわりはどのような点ですか?

就労継続支援B型は制度や報酬体系こそほぼ全国一律ですが、私たちは「何をするか」以上に「どんな空間で、どんな人たちと過ごすか」を大切にしています。家にいるほうが楽な人も多い中で、「明日も行きたい」と思ってもらえるかどうかが重要だと思っています。内装はカフェのような落ち着いた雰囲気を意識し、ふと一息つける空気感や安心感を大事にしています。

また大きな特徴が、「卒業」をひとつの目標にしていることです。通所そのものが、電車やバスに乗る練習であり、そのためにも、送迎をしない代わりに、自力で通いやすいよう駅近の立地にこだわりました。

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そして、個々に合わせたペースで通いながら、数年かけて生活リズムや働く準備を整え、ご本人の希望に応じてその先にある川越の商店街での短時間勤務やアルバイトを通じ「外へ出ていくためのステップ」として機能することをめざしています。

「ONEGAME(ワンゲーム)本川越」として利用者さんと向き合う中で、大切にしていることを教えてください。

ONEGAME本川越の利用者様は、主に精神・知的障害のある方です。身体介助よりも、心のケアの比重が高くなります。ゲームの腕前や知識は、職員より利用者様の方が上、ということも珍しくありませんが、私たちの役割はゲームを教えることだけではありません。日々の悩みや不安を安心して吐き出してもらい、それに寄り添い、共感することが何より大切だと考えています。

そのため、福祉の有資格者や経験者を中心に採用しています。IT・eスポーツのスキルも重要ですが、心の状態に目を配り、安心できる環境を整えることが、スキル習得の土台になると考えています。

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お仕事の中で、「やっていてよかった」と感じるのはどのような瞬間でしょうか?

開所からまだ日は浅いですが、うれしい場面はいくつもあります。スタッフの入れ替わりがあり、管理者1人で回さざるを得なかった時期に、利用者さんが「忙しそうですね」「何か手伝いましょうか」と声をかけてくれました。具体的な作業を代わったわけではありませんが、「大変そうだから助けたい」と思ってくれた心境の変化に、とても励まされました。

また、ある利用者さんは「ここで障害者雇用枠として働きたい」と自ら申し出てくれました。経験や知識を活かして管理者を支えたいという想いから、週1〜2回はスタッフ側として、他の日は利用者として通いたいと希望してくれました。今後実際に一緒に働く予定ですが、「スタッフになりたい」と思えるほどこの場所と人間関係を信頼してくれたことは、中でも印象的なできごとですね。

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運営にあたって、どのような苦労がございますか?それをどのようにして乗り越えてきたかについてもお聞かせください。

一番の課題は「人」です。これは東京の事業所も含め共通ですが、人材不足と定着の難しさはどの業界でも深刻です。中小企業にとって、採用にコストをかけても短期間で退職されてしまうことは、金銭面でも体制面でもダメージが大きい。

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そこで、最初から週5日の常勤ではなく、週3日のパートからスタートしてもらうなど、並走期間を設ける工夫をしています。はじめから全力疾走してもらうのではなく、少しずつ慣れてもらい、お互いが続けやすい関係性をつくることを意識しています。

今後「ONEGAME(ワンゲーム)本川越」として挑戦していきたいことを教えてください。

ONEGAME本川越としては、動画編集や配信に加え、企業からSNS運営やホームページ制作の案件を受けられるレベルのスキルを、利用者様と一緒に身につけていきたいと考えています。

就労継続支援B型の工賃は全国的にまだ高いとは言えませんが、そのベースに加え、外部案件をこなすことで報酬を上乗せできれば、「自分の力で稼いでいる」という実感につながるはずです。もちろん、安定して案件を受けるには人数や体制、クオリティの確保が必要で、すぐにできるわけではありません。
それでも「日々の更新や運用をしっかり担えるチーム」として地域企業のパートナーになり、その収益を利用者さんに還元する仕組みづくりに挑戦したいと考えています。

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また、2026年より、通信高校のスクーリングとして施設を使用していただく取り組みも開始予定です。通信高校も特性上人との関わりが多くない中で、高校生の皆さんと利用者様が同じ場所にいることはお互いにとって良い刺激になると思っています。

そして、地域の皆さまにより就労支援を知っていただくことも大切だと考えています。例えば今後、施設でのイベント開催やゲームタイムとして施設を開放するなど、開かれた場所にしていくことで、就労支援の内容や雰囲気を身近に感じていただき、地域の方々と利用者様が交流できる場としての役割も果たしていきたいと考えています。

最後に、川越の魅力について教えてください。

墨田区の下町も人情味がありますが、川越には「城下町」としての別の魅力があります。お付き合いのある川越の方々からは、「よそ者を排除しない」雰囲気を強く感じます。外から来た私にも、うまくマッチングを図りながら一緒に街を盛り上げようとしてくださる。その懐の深さがとても嬉しいですね。

エリアごとに商業地・住宅地など表情が異なるまち並みも、まちづくりの面白さにつながっています。歴史あるエリアという意味では墨田区と共通点もありつつ、また違った形の魅力を持つ街。東京から来ても居心地がよく、親近感のある場所だと感じています。

ONEGAME本川越は、そんな川越のまちの中で、若者たちにとっての「第二の居場所」であり、社会へ踏み出すための一歩目になっていくことを目指しています。もちろん、長く安心して通える場所を求めている方もいますので、

ご本人様のペースや希望を尊重しながら、一緒に次の一歩を考えていきたいですね。

 

住所 埼玉県川越市中原町2-24-14 本川越西口ビル 2FA
アクセス 本川越駅 西口より徒歩2分
電話番号 049-299-4038
公式ページ ■公式HP:https://onelife-inc.com/facility/onegame-honkawagoe/