教育

桜英数個別塾塾長榎並さんは成績UPの先を見る。 埼玉県川越市霞ヶ関の角栄商店街にある桜英数個別塾の見つめる未来。

川越市霞ヶ関の角栄商店街の中にある桜英数個別塾。英語数学の指導はもちろん、プログラミング教室やロボット教室などを通して、論理的思考を育む指導に定評がある個別指導学習塾です。

 

 

 

桜英数個別塾代表榎並さんは川越市霞ヶ関の角栄商店街振興組合の理事長も兼務されています。子供主体の祭りを作り上げるなど、地域の活動にも積極的に取り組まれる榎並さんには、学習塾だからこそ取り組める、成績UPのその先にある未来への熱い想いがありました。

今回は桜英数個別塾代表の榎並さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

 

桜英数個別塾塾長の榎並さんは川越とどのような繋がりがあるのでしょうか?

榎並:私は埼玉県狭山市出身で、高校は川越市にある私立の城北埼玉高校に通っていました。私自身塾の先生を始めて今年で29年になるのですが、その中で川越にある塾で働いていたこともありますし、川越は昔から馴染みのある街でしたね。

桜英数個別塾が川越に立ち上げられた背景にはどのような理由があるのでしょうか?

榎並:まず、私の職業歴について少しお話すると、私は埼玉大学教育学部の出身で、人に勉強を教えるということを職にしたいという想いをもっていました。ただ最初から自分の塾を持ちたい、独立したいと考えていたわけではなく、都内の大手塾に勤めたり大手塾の先輩講師が独立して千葉で塾を開くというところについて行ったりもしていました。その学習塾で何年か勤めたのち、保険会社に転職をしました。

保険会社では主にテレアポなどでお客様とお話しする機会が多かったのですが、保険商品を売るためにお客様のお話を聞き、ライフプランなどに合わせて、個別の商品を提案して行くということが、それまで私が塾講師として積み上げてきた経験とリンクするところがありました。お客様の状況をしっかりと理解した上で、個々のお客様に合ったプランを筋道立てて提案、説明していくということを私自身の経験を生かして学習塾でできたら面白いだろうなと思うようになりました。

今から16,7年前に今は豊洲に本社がある「個別ゼミ Will」に入社をして、千葉の南行徳や江戸川区の葛西で塾講師として働き、「個別」という自分自身のスタイルを磨きました。個別ゼミWillでは6,7年お世話になり、私の実家と妻の実家に通いやすい川越に居を構えるとなったタイミングで、川越にフランチャイズとして「個別ゼミWill」を開くことになりました。9年前にこの場所に塾を開いたときは個別ゼミWillという名前の塾でした。

その後、私個人の活動として角栄商店街とも深く関わっていくうちに、これまで以上に学習塾として地域に密着した活動を行なっていきたいと思い、3年前に個別ゼミWillのフランチャイズではなく、桜英数個別塾を自分で開業したということになります。

必ず川越で学習塾を開きたいという想いをもっていたわけではありませんが、私と妻の実家に通いやすい立地であることや、川越という、住んでみたい街としての魅力など様々な要因が重なって、川越市霞ヶ関の角栄商店街で桜英数個別塾を開業することになりました。

桜英数個別塾塾長榎並さんは角栄商店街振興組合の理事長も兼任されているとのことですが、どういったきっかけがあるのでしょうか。


榎並:私が個別ゼミWillを角栄商店街に開いたのは9年前ですが、最初から商店街の活動に積極的に参加できていたわけではありません。この場所の大家さんには商店街の振興組合には入らなくてもいいからと言われていました。私が積極的に角栄商店街に関わり始めたのは、川越市の商工会議所青年部での活動がきっかけです。

もともと、自分で開業するときには地域とのつながりをもちたいなと考えていたので、始めに川越市の商工会議所青年部に入りました。そこでは素敵な方々との出会いが多くあり、地域のために活動されている方の姿を間近で見てきました。

5年ほど前、桜英数個別塾に通ってくれていた子供たちがもっと商店街を盛り上げたいということで、商店街の地図を作ってクイズラリーみたいなことをしたら面白いんじゃないかと子供たちと一緒に企画して実際にやってみたことがありました。そのときに角栄商店街のいくつかのお店にお願いをしてお手伝いいただきました。

そういった小さなことですが商店街とのつながりもでき始めて、私自身もさらに地域に貢献をしていきたいと思っていたタイミングで桜英数個別塾の方も講師の数の面で少し余裕が出てきたので、当時の角栄商店街振興組合の理事長をされていた方に、「今年は商店街のこともお手伝いさせていただきたいので、何かあったらお声がけください」とお話しをしました。なんとその日がたまたま角栄商店街振興組合の理事会の日だったらしく、そのまま一緒に理事会にいくことになりました(笑)。そこから、商店街の方に深く関わるようになりましたね。

商店街の活動を一生懸命やることはもちろんですが、自分のお店が輝いていないと、商店街の活動も楽しくありません。まずは自分の桜英数個別塾を輝かせることを一番に考えています。

桜英数個別塾として他の塾と差別化している部分はどういったところになるのでしょうか?

 

榎並:地域のために実際に活動をしているというところは他の塾と違うところかもしれません。以前、子供たちが地域のおじいちゃんおばあちゃんともっと仲良くなりたいということで、桜英数個別塾に子供たちを集めて、地域のおじいちゃんおばあちゃんと仲良くなれるような祭りを企画させて、実際に祭りを行いました。

生徒たちの成績が上がることはもちろん大切ですが、私はさらにその先を見て、どう生きていくのか、そう社会に貢献していくのかといったところまで大切にしています。今は新型コロナウイルスの影響もあり、様々考慮しなければいけないことはありますが、それでも子供たちが主体的にやりたいといったことに関しては、商店街の理事長という立場も最大限生かして、叶えてあげたいと思っています。

学習面で桜英数個別塾の特徴としてあげられるのは、プログラミング学習でしょうか。つい先日、2025年に情報科目が入試科目として採用されることが発表されましたし、これからもプログラミング学習の重要性は高まっていくことでしょう。桜英数個別塾はプログラミング教室やロボット教室を実施していますが、情報科目を勉強するといってもただプログラミングができるようになればいいわけではありません。これからの変化の激しい時代に対応できる、筋道立てて物事を捉え、論理的な思考ができる子供たちを育てていく必要があります。桜英数個別塾では、プログラミング教室や算数、数学の教育を通してそういった子供たちを育てたいと思っています。

またいわゆるコンサル的な役割をして、生徒さんの成績upをサポートするということも桜英数個別塾の強みとしている部分です。私自身が教育学部出身という強みを生かして、この単元はどこで習うのかといった構造を踏まえた上で、生徒たちを指導しています。数学の連立方程式を例にとってみると、連立方程式の解き方がわからないのか、その前の中学1年生で習う1次方程式の移項でつまずいているのか、それとも小学4年生で初めて出てくる分配法則に立ち戻ったほうがいいのか。中学2年生で習う連立方程式一つとってもこれだけ間違える要素があるわけです。その生徒さんがどこでつまずいていて、どんなところを苦手としているのかということの一つ一つを紐解いて、ただ教科書のマニュアル通りに進めるだけでなく、その生徒さんにあった進め方をしていく必要があります。これは私が保険会社に勤めていた時の経験が生きていますね。

桜英数個別塾塾長榎並さんが喜び、楽しみを感じる瞬間はどのような瞬間なのでしょうか?

榎並:私は肩書きこそ桜英数個別塾の塾長ですが、まだまだ講師として多くの生徒に授業をしています。今年こそ、将来先生になりたいという方が入って来られたので、その方に少しお任せしている部分もありますが、私自身塾講師として誇りを持って仕事をしていますし、そこはこれから塾の形がどう変わっていこうと、変わらない部分かなと思っています。

1人の講師として誇りを持っているというお話をしましたが、今講師がやりたいと思って、これだけ私が自由にやれているのは私が経営者として、桜英数個別塾を経営しているからだとも言えます。そういった点で、自分が講師として様々な人たちと関わっているという運営を楽しんでいますね。

桜英数個別塾の運営にあたって、どのような苦労がございますか?

榎並:私自身経営者としてはまだまだ赤ちゃんなので、様々苦労しています(笑)。会社を経営する上で、やらなければいけないことが出てきたときに自分のキャパシティーとの間でジレンマを感じることがあります。

そういった点で、先ほども少しお話ししましたが、私が参加している川越商工会議所や川越商店街連合会、川越商業経済研究会など周りに助けてくださる方々がいらっしゃるのは本当にありがたいですね。

そうは言っても経営者としての楽しさも感じていますよ。私の能力的に1人の講師としての方が、生徒ができないことができるようになっただとか、喜びを感じる機会が多いだけで、経営者としての楽しさも十分に感じています。

桜英数個別塾として、榎並さん個人として、今後進化していきたい、伸ばしていきたいと思っている部分があれば教えてください。

榎並:生徒さんの中には、様々な事を考慮した上で、私ではない講師に担当が変わると、「榎並先生がいいです」と言ってくださる方もいます。これは私個人としてはもちろん嬉しい事なのですが、組織としては健全な状態ではないかなと思っています。桜英数個別塾としてさらに良い方向に行くきっかけになると思うので、この点は改善していきたいですね。

また様々な習い事とのコラボレーションをしたいと思っています。私は川越まちゼミの世話人をやっている関係で、ダンススクールやピアノ教室の先生たちと知り合うことが多いのですが、春先のこの時期、新たに学習塾に通うために習い事を辞める子が多いことが毎年の課題としてあるそうです。

まず前提として、子供たちが習い事をやっているということは、習い事の先生や場所が好きだったり、自分のやりたい事をやっていたりということが根底にあると思っています。習い事に通わせる親御さんも教育の一環で通わせるわけで、サッカースクールなんかを例にとると、ただサッカーが上手くなって欲しいだけではなく、チームプレーだったり協調性だったりを身につけて欲しいと思って通わせるのだと思います。

それなのにせっかく通っていた習い事をやめてしまうのはもったいないなと思います。そこで一つの解決案として、各習い事の教室に椅子や机なんかを用意してもらって、私が映像授業を配信するという事を考えています。習い事はやめたくないけど、勉強が大事だから辞めて学習塾に通うしかないという子に辞めなくてもいいという選択肢を提示できればと思っています。家で1人で勉強しても集中できないけれど、習い事の場所は安心できるし、みんながいるから集中できるという効果も期待できるのではないでしょうか。

実現化には課題がたくさんありますし、まだまだ動き始めたばかりで形にはなっていませんが、これが形になったら本当に面白いですよね。

川越の街の魅力、好きなところがあれば教えてください。


榎並:まず経営者としての立場でお話しすると、仲間がみんな優しいですね。もともとその場所で商売されていた方のところは入りにくくて、とっつきにくいと言われることが多いと思いますが、川越でそんなことは全くないと感じています。本当にみなさん優しいですね。私が川越で商売を始めた最初からみなさん優しかったです。

桜英数個別塾がある角栄商店街は47店舗が加盟しています。私は店主として3番目の若さで理事長をやらせていただいていますが、みなさん自由にやらせてくれます。優しいです。

また、私が今現在住んでいる地域には山車があります。私自身川越祭りの時には山車を引きますし、娘もお囃子をやっています。娘もお囃子をやっていることに誇りを持っていますし、お囃子を教えてくれたお兄さんお姉さんが優しくしてくれたという事を嬉しく思っているようです。これは地域の良さですし、地域の良さは人の良さに拠るという事なのでしょうね。

住所 〒350-1109  埼玉県川越市霞ヶ関北3-1-15
アクセス 東武東上線霞ヶ関駅から徒歩約12分 角栄商店街内にあります。
電話番号 049-299-6149
公式HP https://www.sakuraeisu.net
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