通勤・通学途中の人や近隣に住む方が立ち寄る、地域に根ざしたパン屋です。オープンから15年、現在も一人で店を切り盛りしながら、毎日の生活に寄り添うパンを焼き続けています。オーソドックスで食べやすいパンから、粉の味を楽しめるハード系まで幅広く揃う「パン工房クローバー」。パン作りの原点やお店のこだわり、これからについて、店主の野本さんにお話を伺いました!
「パン工房クローバー」を川越で始められたきっかけを教えてください。
高校を卒業してから、パン屋の道に進みました。中村屋に入社することになり、ベーカリー部門に配属されたのがきっかけです。松戸の店舗や、仙川に新しく出す路面店への異動も経験しました。さまざまな現場を経験する中で、いつかは自分の店を持ちたいという思いがあり、独立を決めました。川越は地元であり、南古谷周辺には昔から馴染みがあったので、この場所で店を構えることにしました。
「パン工房クローバー」の特徴やこだわりについて教えてください。
オーソドックスで食べやすいパンからハード系まで用意しています。
埼玉県産の「ハナマンテン」を中心に使っていたり、季節に合わせて少しずつメニューを変えながら、その時期に合ったパンを出すようにしていることも特徴です。
すべて一人で作っているので、材料のロスが出ないように調整しながら、無理のない範囲で続けています。
「パン工房クローバー」で人気のパンや、おすすめがあれば教えてください。
よく出るのは、クリームパン、カレーパン、クロワッサンです。どれも自家製で、お客様からの人気もあり、繰り返し選んでいただいています。
また、個人的に食べていただきたいと思っているのは、フランスパンと食パンです。
粉の味や香りが一番わかりやすく出るパンなので、シンプルだからこそ、素材の良さを感じてもらえると思います。
「パン工房クローバー」を続けていて、嬉しかったことはありますか。
子どもの頃から来てくれていたお客さんが、いつの間にか大きくなっていたことですね。気づいたら身長を追い越されていて、時間の流れを感じました。
地元のパン屋として長く続けてこられたことを実感します。
「パン工房クローバー」で苦労されている点はどのようなところでしょうか。
やはり体力面は年々大変になってきています。朝早くから仕込みをして、長時間立ちっぱなしになるので、体には負担がかかります。それでも、お客様によっては限られた時間帯にしか来られない方もいるので、できる限り頑張りたいと思っています。
また、原材料の価格が上がっていることも悩みのひとつです。種類を増やしすぎると材料が余ってしまうため、メニューを絞るなど、試行錯誤しながら続けています。
「パン工房クローバー」を今後どのようなお店にしていきたいですか。
新しいパンにも挑戦していきたい気持ちはありますが、無理をせず、地元のパン屋として続けていけたらと思っています。
これからも、近所の方が立ち寄れる、身近なお店でいられたら嬉しいですね。
川越・南古谷エリアの魅力について教えてください。
南古谷は、昔から田んぼが広がるのどかな場所です。子どもの頃は、田んぼでサッカーをしたりして遊んでいました。今でも、カエルの鳴き声を聞くと懐かしい気持ちになります。
観光地の川越とは少し違う、落ち着いた日常の風景が残っているところが、ここの魅力だと思います。
| 住所 | 埼玉県川越市砂967-2 |
|---|---|
| 電話番号 | 049-244-3278 |
| 営業時間 | 営業時間: 7:00〜19:00 定休日: 火曜日 |
| アクセス |
東武東上線 新河岸駅から徒歩3分 |
| 公式HP | なし |






