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川越の茶葉専門店「AOBA TEA DEALER AND RETAILER」は英国ロンドンで修行した店主飯白さんが運営。歴史や文化を大切に、お客様に最適なお茶を

AOBA TEA DEALER AND RETAILER川越
新河岸で英国ロンドンで修行した店主が運営!

 

英国ロンドンにあるFortnum&Masonのティーカウンターで修行した店主による茶葉量り売り専門店!日本茶や紅茶、烏龍茶やハーブティーなどあらゆる種類のお茶を常時100種類以上取り扱っています。

今回はAOBAの飯白さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

AOBA TEA DEALER AND RETAILERさんが川越に立ち上げられた経緯を教えてください!

AOBA TEA DEALER AND RETAILER川越

飯白:元々ここは日本茶専門店で、私の両親が経営していました。
私は学校を卒業して静岡県に日本茶の修行に行ったのですが、日本茶以外のお茶にも興味を抱き、すぐにイギリスに行きました。
向こうでは初めに語学学校に通い、そこから就職活動を行いました。
その後、イギリス王室が利用するお茶屋さんで働き、日本に帰ってきたという流れです。

4年前に帰ってきたときにはここを好きなようにしていいと言われたので、自分が納得いくお茶屋を開こうと思い、川越に2年前にオープンしました。
イギリスで感じた刺激的な日々やお茶への想いを、このお店を通して発信していきたいです。

AOBA TEA DEALER AND RETAILERさんのこだわりや特徴を教えてください!

AOBA TEA DEALER AND RETAILER川越

飯白: イギリスのスタイルでお店を運営していて、沢山の酒類のお茶とティーカウンターが特徴です。
日本茶だけでなく、紅茶や中国茶、ハーブティーなども置いています。
ティーカウンターでは、お客様とコミュニケーションをとり、お茶をどんなタイミングで飲むのか、何と飲むのか、どんな理由で飲みたいのかを聞きながら、一番相性のいいお茶を探していきます。
味の説明をするのではなく、まず試飲してもらい、味わっていただきます。

AOBA TEA DEALER AND RETAILER川越今お茶は嗜好品になりつつあるものです。
全員が好きなものを提供するのではなく、お客様一人一人が好きなものを提供しないといけないと考えているため、この試して頂く部分を大切にしています。

この2点は他のお茶屋さんにはない部分です。
特に、嗜好品としての考え方は、まだ日本には染み付いていないので、苦労している面もあります。

他にも、店内の内装や、ロゴにもこだわりがあります。
和だけだと少し違和感を感じるので、和でも洋でも中にもしすぎないようにしました。

店内は少し洋風な雰囲気を出しているのですが、茶箱を木基調としたものにしました。
ロゴもアルファベットで、AOBAと絞らせない感じを出しています。
こういうところにも、こだわりを持っています。

AOBA TEA DEALER AND RETAILERさんを運営していく中で、飯白さんが喜びを感じる瞬間を教えてください!

AOBA TEA DEALER AND RETAILER川越

飯白:紅茶屋では珍しいスタイルなのですが、自分で作ってブレンドをして香りを足しているので、それを美味しいと言ってもらえることは嬉しいです。
ただ、購入してきたものをそのままお出しするわけではないので、喜んでもらえると嬉しいです。それが一番モチベーションになります。

最近は、若いお客様が増えてきています。
自分の考えなのですが、お茶がブームになりつつあると考えていまして、最近流行っているタピオカもアフタヌーンティーもお茶を使っています。
ブームとは言いつつ、お茶の業界の規模は年々縮小傾向にあります。

このお店を通して、日本茶のことを少しでも知ってもらい、日本茶の消費量だけでなく、紅茶や中国茶、ハーブティーにも触れてもらい、お茶が好きな人が少しでも増えてもらえればと嬉しいですね。

AOBA TEA DEALER AND RETAILERさんを運営していく中で、飯白さんが苦労していると感じる瞬間を教えてください!

AOBA TEA DEALER AND RETAILER川越

飯白: 悩んでいることは二つあります。

まず、この立地に少し悩んでいます
駅からも少し遠いですし、お客様が足を運びにくい場所だと感じています。
より多くの方に、お茶の美味しさや素晴らしさを知ってもらいたいので、苦労している部分ではあります。
ただ、お客様が来すぎてしまうと、一人一人に時間をかけて接客できなくなるので、このバランスも大事だと考えています。このお店のこだわりという部分はブラしたくないです。お客様には恵まれていると感じています。

AOBA TEA DEALER AND RETAILER川越

もう一つは国際情勢の影響ですね。
ウクライナは有名なハーブの産地で、最近は取れない状況が続いているので、価格が上がってきています。
加えて、円安も影響しているので、もうどうしようもない状態です。

ただ、ウクライナ産のハーブティーを是非、手に取っていただきたいので、去年ごろから通販生活や雑誌にお店のことを載せてもらっています。
ウクライナ産のハーブを使ったハーブティーを作って、そのうちの利益の何割かをウクライナに寄付しています。

どうしようもない時に、何をすべきか考えながら、色々模索しながらやっています。

AOBA TEA DEALER AND RETAILERさんは、今後どのようにしていきたいと考えていますでしょうか!

AOBA TEA DEALER AND RETAILER川越

飯白: オリジナルの茶を考えて提供したいと考えています。
お茶のブレンドができるという強みを活かして、飲食店さんとかに少量からの卸しをしたいです。

食べ物に関して、こだわりのある飲食店は多いのですが、お茶にこだわっているところは少ないと思います。
食べ物にあったお茶を出すことで、他のお店との差別化もできると思います。

そのお店のオリジナルブレンドも可能なので、これを見た川越の方は是非、声をかけてください(笑)。
あと、川越のイベントにもっと参加したいです。もっと川越の方に知っていただきたいというのが本心です。川越にはコーヒー屋さんが多いのですが、お茶に興味を持っていただければと思います。

飯白さんが思う、川越の良さ、魅力を教えてください!

AOBA TEA DEALER AND RETAILER川越

飯白:観光地として人気がある素晴らしい街だと思います。
ただ、お茶の歴史にも興味を持っていただきたいです。

狭山茶が日本で最初に煎茶を作り始めた場所だということも知らない人が多いと思います。狭山茶の歴史も多くの人に知ってもらいたいと考えています。
狭山茶を飲んで、歴史を知り、もっとお茶や川越のことが好きになってもらいたいです。

川越の方は自分の街に誇りを持っている方が非常に多い街です。
私も川越が好きなので、私のできることを通じて、川越の発展に貢献していきたいと強く思います。

住所 〒350-1137 埼玉県川越市砂新田4丁目4−6 サングリーン高階
電話番号 049-244-9123
営業時間 営業時間 : 11am – 7pm
定休日 : 毎週金曜日定休日 臨時休業はイベントカレンダーよりご確認ください
アクセス

駐車場:店舗駐車場はございませんが近くにコインパーキングがございます。コインパーキングの駐車証明を持ってきていただければ1時間分をお会計から割引いたします。

公式HP https://aobatea.com/