消費者の「美味しい!」と言う声を聞くために毎日野菜作りに挑戦しています!形や大きさがふぞろいの「規格外野菜」を地域の社会福祉施設に無償するなどフードロス削減の一環で社会貢献事業にも取り組まれています。
赤一商店が川越に立ち上げられた経緯を教えてください!
小野:最初、僕らのほとんどは農協出荷で共販をしていましたが、当時はお客様と触れ合う機会が全くありませんでした。
僕はもともと飲食店の接客業をやっていた経験上、「美味しかった!」と直接お客さんからの声が欲しいという思いがありました。
農協出荷だと、美味しかったという声はほとんど届きません。
届くのはクレームばかりでした。
その時、面白いことをやりたいと一人が声を掛け、周りの頑張っている若い農家が集まったのが「赤一商店」です。
ベテランの良さとルーキーの良さと、メリットを活かしつつデメリットを消してというのが非常にマッチしています。皆、自分よがりなところがなく、上手く行っている感じがします。非常に楽しいです!
赤一商店のこだわりや特徴を教えてください!
小野:最近は、無農薬野菜やオーガニックが流行ってはいますが、農薬を使わないというのは想像以上に大変です。
農協出荷だと、農協に登録されている基準の満たしている農薬を使っているので、問題はありませんね。
スーパーとかだと、虫食いのあるものって手に取ってもらえないことがほとんどですから、登録されている農薬を使って、安心で安全な野菜を作るようにしています。
僕らのこだわりは直接お客さんとやりとりして、この人が作る物ならと人で買っていただけるように人間関係を築いていくことです。
川越でイベントも月1でやっていて、人参の詰め放題とか、枝豆掬いとかをやっています。
あとは農家として、フードロスの部分は意識してこだわっていて、規格外の商品を少しでもお客さんに届くようにしています。
お客様とのwin-winの関係を築いて、商売するということを大事にしていますね。
赤一商店を運営していく中で、小野さんが喜びを感じる瞬間を教えてください!
小野:それはもう、「美味しかった。」の一言です。これに尽きますね。
あとは毎週この曜日のこの時間に来てくれる方がいて「ここの野菜じゃないとダメなんですよ」という常連さんが付いてくれているところも非常に嬉しいですね。
僕たちでレシピを考案してそれを皆さんに伝えたり、逆にお客さんから食べ方を教えてもらったりすることもあります。
みんなで野菜を持ち寄って話をすることが楽しいんです。
こういうことを大事にしていきたいですね。
野菜が売れるよりもみなさんが楽しければいいと言っちゃうと怒られるんですけど、本質はそこですよね。
赤一商店を運営していく中で、小野さんが苦労していると感じる瞬間を教えてください!
小野:イベントのお誘いが来ても時期的に出られなかったり、野菜が全然ない時期の閑散期とかもあるので、どうにかしたいですね。
あとお客さんをもっと増やすためには、どうすればいいか話し合ったりしています。
農家の仕事もおろそかにせずに、イベントとか直売というのを増やしたいと思ってはいます。
楽しんでやらせてもらっているので、あまり苦労はないですね。
川越の農家をもっとクローズアップして行ってほしいという思いはあります。
赤一商店が今後伸ばしたい、進化させたい部分を教えてください!
小野:僕はもっとイベントやメディアにどんどん出たいと思っています。
声がかかったら、一回話を聞いてみようというのをモットーにしていて、失敗もあるんですけどできる範囲でやってみようというのはみんなで言っています。
イベントやメディアに出て、知名度を上げたいと思っていますね。
最近ではインスタグラムを見てくださっているお客様もいて、とても嬉しいです。
フォロワー1万人を目標に情報発信などやっていけたらと思っています。
赤一商店小野さんが思う、川越の良さ、魅力を教えてください!
小野:もともと自分は埼玉の神川町出身で、地元から比べると川越って言うとすごい都会だと感じています。
川越の駅前に行くと、近代的でおしゃれな街だけど、下赤坂の方に来るとのどかな畑が広がっている、その両方があることが非常に魅力である市だと思っています。
野菜を作って、駅のほうでイベントをすればたくさんのお客さんが来てくれます。
東京も近いですし、人が多く集まるというところもいい街だと思いますね。
住所 | 〒350-1155 埼玉県川越市下赤坂104 |
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電話番号 | 090-8774-3917 |
公式SNS | https://www.instagram.com/akaichi_shouten/ |