文化

「杜の家工房」は川越でジオラマ作りを体験できる。森の中に暮らすコビト達の住まいのミニチュアジオラマ作品販売を通して自分の想いを創造していく

杜の家工房川越
川越でミニチュアジオラマ作品のワークショップが体験出来る「杜の家工房」!

 

森の中に暮らすコビト達の住まいをミニチュアジオラマ作品販売しつつ、箱庭作りのワークショップも開催。小さい物好き、自分で作ることが好きな人にはたまらない、「杜の家工房」のコビトの世界をご紹介!

今回は杜の家工房の高橋さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

杜の家工房(もりのいえこうぼう)さんが川越に立ち上げられた経緯を教えてください!

高橋:工房を川越に建てた理由は、川越の市民だからです。
生まれは大井町だったのですが、結婚を機に川越に引っ越しました。

元々はサラリーマンをしていましたが、何年か前から持病が悪化し、サラリーマンとして働くことが難しくなったため自分のペースで働ける工房を建てました。

ジオラマを始めたきっかけは、趣味でカラトリーを作り始めていたのですが、その廃材を使って、木の家を作ったのが始まりです。

杜の家工房川越

普段は市内のTSUTAYAさんなどでワークショップや販売作品の委託販売を不定期におこなったり、市外のハンドメイドイベント等に出店しております。

昨年少し大きな病気を患い現在も治療中ですが、各店舗の皆様やイベンターさん達に親身にお心遣いいただき現在も活動の場を頂いております。地元の人や仲間たちに助けていただいているという感じです。

杜の家工房(もりのいえこうぼう)さんのこだわりや特徴を教えてください!

高橋:特徴としては、基本的に小人の箱庭をモチーフにしたミニチュアジオラマ(箱庭)作りをしています。

男女問わず男の子はプラモデル作りや女の子なら人形遊びなどを通ってきていると思うのですが、自分のプラモデルがかっこ良く飾れる背景があったらなとか、かわいい人形のお家があったらいいなとかチラッと頭をよぎったことありませんか?

ハンドメイド活動を始める際に、都内を含めてもジオラマのワークショップをやっている作家さんが全く見つかりませんでした。
そこで私の好きなファンタジー要素を入れ、子供から大人まで気軽にジオラマを作ることができる『ジオラマ作りの入門編』のような要素を入れた事が特徴です。

杜の家工房川越

ジオラマ作りは準備が大変、専門的な道具や材料が必要というイメージを多くの方が持たれていますので、うちのワークショップでは基本的にピンセットと木工用ボンドがあれば作れるように設計しています。

今後ジオラマ作り自体のハードルが低くなりゆくゆくは大きいジオラマを作りたいとか思い描いたものを作りたいなと思っていただけるようなきっかけになれればと思っています。

杜の家工房(もりのいえこうぼう)さんを運営していく中で、高橋さんが喜びを感じる瞬間を教えてください!

高橋:やはり目の前で楽しいと言ってくださる方の笑顔や、今日も来ちゃったみたいな感じでリピートしてくださる方がいることは本当に嬉しいです。

最近特に嬉しいことは、自作キットの完成作品をお客様のSNSでご紹介いただいたときですね。

うちでは自作キットもご用意しており、自慢の作品をインスタなどのSNSに上げてくださることはとても嬉しいです。

杜の家工房川越

ジオラマを作っているわが子を見て、ご両親がよく言われるのが、「うちの子がこんなに集中している姿を初めて見た。」です。

箱庭作りは基本的に何をどこに配置しても正解なので、集中して黙々と没頭するお子さんもよくいらっしゃいます。もちろん大人の方々も瞬きを忘れて集中して楽しまれていますね。

杜の家工房(もりのいえこうぼう)さんを運営していく中で、高橋さんが苦労していると感じる瞬間を教えてください!

高橋:毎日大変です。
毎月2~3種類のワークショップのアイデアや手順の発案検証、慣れない経理や事務手続き等、SNSでの宣伝やリサーチなど全て自分でやらねばならないということです。
サラリーマン時代とは全く違いますね。

杜の家工房川越

アイデアを思いついて新しいことを始めるにも、似たものがないかなど、探してから始めないといけないので、苦労しています。
お客様に飽きられないためにも、毎年新しいものに挑戦です。ハロウィンやクリスマスなどは特に大変です。

杜の家工房(もりのいえこうぼう)さんは、今後どのようにしていきたいと考えていますでしょうか!

高橋:インスタグラムで2023年1月1日に告知したのですが、今年の新企画に、ボードゲームとワークショップを組み合わせたものを通年で展開しようと考えています。
六角形のパネルを組み合わせていくもので、面積広げて行ったり、入れ替えたりと自分だけの好きな風景を作り上げていくようなボードゲームを考えています。

自分の家は自分で作る、自分の風景は自分で作るということを積み重ねて行くことで、希望者は最終的に自分のボードゲームを完成させることも可能です。
アイデア自体はずっと前からあったのですが、タイミングが合わなかったので、今年はカタチにしたいですね。

杜の家工房(もりのいえこうぼう)の高橋さんが思う、川越の良さ、魅力を教えてください!

高橋:今年で川越に住み始めて21年目です。
考えると非常に長いです。その川越の魅力は、多様な風景を見ることができるということです。

10分も車を走らせれば、自然が溢れた風景を見られますし、駅周辺に行けば、常に新しいものが生まれているような風を感じることができます。とても住みやすくのんびりした街です。だから20年も住めるのだと思います。

公式HP https://morinoiekoub.handcrafted.jp/