川越中央教室では、お子様への支援・指導において安全性を最優先に考え、保護者とのコミュニケーションを重要視しています。毎日のプログラムは月毎のテーマと週毎の具体的な目標を設け、お子様が達成感を得られる内容で提供されています。
「こぱんはうすさくら川越中央教室」が川越に立ち上げられた経緯を教えてください!

小笠原:この事業を始めるきっかけは、2019年のコロナ禍でした。当時、私は2歳の子どもを育てながら、別の仕事で貿易業をしていたんですが、仕事柄マスクなどの衛生用品を手に入れやすい立場にありました。
そのとき、市場からマスクが消えてしまって、小さなお子さんを抱える保護者の立場として、何かできることはないかと考え、近所の保育園にマスクを配る活動を始めました。
ありがたいことに、園長先生をはじめ、たくさんの方から感謝の言葉をいただいて。その経験が、「人の役に立てる仕事をしたい」という気持ちを強くさせました。そして、自分自身が子育てをする中で感じた悩みや不安を、他のご家庭の力になる形で活かしたいと考え、「こぱんはうすさくら川越中央教室」を立ち上げました。
「こぱんはうすさくら川越中央教室」のこだわりを教えてください!

小笠原:当教室の特徴は“集団療育”です。お子さんが集団の中でも自然に混ざっていけるような力を育てていくことを大切にしています。つまり、「みんなと一緒にいる」ということが苦手なお子さんでも、無理なく集団の中に入れるようサポートしています。
療育といっても、堅苦しいものではなくて、遊びを通して学べるような楽しいプログラムを日々提供しています。子どもたちが飽きないように、遊びの中に療育を組み込み、「できた!」を増やしていく。それが私たちのスタイルです。
小笠原さんが経営する中で大切にしていることを教えてください!
小笠原:一番大切にしているのは、スタッフに長く安心して働いてもらうことです。やっぱり子どもに関わる仕事なので、スタッフが落ち着いて、のびのびと働ける環境づくりはすごく大事だと思っています。
仕事がしやすい、通いやすい、やりがいを感じられる――そんな環境を整えることで、子どもたちにも良い影響を与えられると信じています。
小笠原さんが働く中で喜びを感じる瞬間を教えてください!

小笠原:お子さんが、今までできなかったことができるようになった瞬間には、本当に嬉しさを感じます。たとえば、日常の中でのちょっとした課題――例えば「挨拶ができるようになった」とか「順番を待てるようになった」とか、そういう変化が見られると、とてもやりがいを感じますね。
それと同時に、スタッフが成長していく姿を見るのも嬉しいです。新しい資格を取得したり、「やりたかったことができました!」という声を聞いたりすると、私としても「支えられてよかった」と思える瞬間です。私は人の夢を見守るのが好きなので、そのサポートができることが嬉しいですね。
小笠原さんが苦労していることも教えてください。
小笠原:この業界は、どうしても“人手不足”の課題がつきまといます。待遇面や業務内容を含めて、決して簡単な仕事ではないですし、子どもたちの将来に関わる責任ある仕事だからこそ、しっかりと向き合える人材を見つけるのは簡単ではありません。
特に保育士さんや児童指導員さんといった専門職の方は本当に貴重な存在なので、なかなか募集しても集まりにくいのが現実です。
今後力を入れていきたいことはどのようなものでしょうか?

小笠原:今後は、言語聴覚士さんや作業療法士さん、公認心理師さんといった専門職の方々ともっと連携して、より多様なニーズに対応できる支援体制を整えていきたいと考えています。
まだスタッフが十分に揃っていない部分もありますが、少しずつ専門性の高い支援を提供できる環境を整えていきたいです。「うちの子にはこういうサポートが必要かもしれない」と感じている保護者の方に、安心して相談していただけるような場所にしていけたらと思います。
小笠原さんが思う、川越の魅力を教えてください。
小笠原:やっぱり川越は「小江戸」と呼ばれる街並みが魅力ですよね。歩いているだけで楽しくて、観光地としての誇りがあります。それに、私自身、COEDOビールが大好きで(笑)、ほかにも川越ならではのお土産や名産品がたくさんあって、「ここに住んでいることが誇らしいな」と感じる場面が多いです。
川越って、他の地域の人にも自慢したくなるような魅力がたくさん詰まっている街だと思います。
最後に読者の皆さんへお願いします。
小笠原:「療育」って、なんとなく閉鎖的で、関わる機会がないというイメージを持たれている方も多いと思います。でも、実際に利用されているのは、いわゆる“障害”というイメージとは全然違っていて、ちょっと集団行動が苦手、集中力が続かないといった、本当にささいなきっかけが多いんです。
「うちの子、ちょっと気になるかも…」と思ったら、それだけで十分です。
たとえば、「物忘れが多い」とか「挨拶ができない」など、どんな小さなことでも構いませんので、ぜひ気軽にご相談いただけたら嬉しいです。
こぱんはうすさくらは、そうした悩みに一緒に向き合える場所でありたいと思っています。
住所 | 埼玉県川越市六軒町2-16-5 インパクト川越3階 |
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電話番号 | 049-292-9081 |
アクセス |
東武東上線「川越市駅」より徒歩7分 |
公式HP | https://copain-kawagoe.com |