川越・南大塚で11年目を迎える「旬鮮酒楽 海坊(うみぼう)」。
天然ものを中心に、海なし県ではあまり見かけない珍しいお魚を手頃な価格で楽しめる、地元に愛される居酒屋です。アットホームな雰囲気の中、お客さんとの距離を大切にしながら営業を続ける店主・小野さんに、その想いやお店のこれからについて伺いました。
「旬鮮酒楽 海坊」が川越・南大塚に生まれたきっかけを教えてください!
25年ほど前に今の場所で友人と共同経営でのんき亭というお店を始めました。
その後5年程して独立し、隣町にて『 海坊主 うみぼうず 』というお店を経営していましたが、のんき亭を続けていた友人がお店を閉める運びになり借り手を探していた事、そしてちょうど娘の高校卒業をきっかけにこの町でまたお店を始めることにしました。

その際に海坊主という店名のまま再開しようか悩みましたが、もともと釣りが好きでしたので” 坊主 ” という語呂が釣り関連にて、あまり良くないワードなので改名をし ” 海坊 ” として再開をいたしました。
このお店は今年で、11年目になります。
魚を扱うお店としてその思いが屋号にも表れています。

「旬鮮酒楽 海坊」のこだわりや特徴を教えてください。
「旬鮮酒楽 海坊」の最大の特徴は、天然ものの魚を使い、スーパーではなかなか出会えない珍しい魚を提供していることです。
仕入れは市場や釣りなど多方面からあります。価格設定もこだわりのひとつです。
「美味しい魚を気軽に楽しんでもらいたい」という思いがあり、新鮮な刺身から焼き魚、煮付けまで幅広い調理法で提供しています。
毎日仕入れる魚は写真で紹介し、お客様とコミュニケーションを取りながら「今日はこれがおすすめ」と会話をすることもあります。

「旬鮮酒楽 海坊」で大切にしていることを教えてください!
一番大切にしているのは「人との関わり」です。
できる限り 名前と顔を覚えて、お客さんと会話をすることを心がけており、ただ料理を出すだけではなく、“安心して楽しんでもらえる空間”を提供することに力を注いでいます。
「安く、美味しいものを気軽に楽しんでほしい」という想いがあります。

「旬鮮酒楽 海坊」で喜びを感じる瞬間はどんな時ですか?
お客様からの美味しかったよ、という一言や笑顔、今日も楽しく飲めたよと言っていただけるととても嬉しいです。
特に周年の際には、たくさんのお祝いの言葉や差し入れ、店内が溢れかえるほどの素敵なお花を頂きました。改めて店を続けてきてよかったと心から感じます。

「旬鮮酒楽 海坊」での苦労と大変だったことを教えてください!
もちろん、ここまでの道のりは順風満帆ではありません。
一番の苦労は、やはりコロナ禍でした。なんとか給付金で持ちこたえましたが、それまでは趣味のバイクを手放したりもしました。不安も大きかったです。
それでも「なんとか続けよう」と踏ん張り、今も試行錯誤しながらやっています。

「旬鮮酒楽 海坊」これからの展望を教えてください!
年齢問わずたくさんのお酒が好きな方にいらっしゃって頂きたいです。
特に最近は若者の酒離れという言葉を耳にするのでSNS慣れをしている若者に向けて
Instagramなどにて娘を中心に情報発信にも挑戦しています。
自分は詳しくないけどやっぱりSNSを通じてお店を見つける方もいるとは思います。
そこからのご縁でお客さんが増えてくれたら嬉しいですね。

川越の魅力や好きな所があれば教えてください。
ここ南大塚は観光エリアではないけど、顔なじみの人が多くて安心できる街。お店を休んで飲みに行っても、知ってる顔ばかりで心地いいんです。
川越は派手さはないけれど、一体感があってあったかい。だからこの街が好きなんです。
観光で訪れる人も多い川越ですが、「海坊」がある南大塚は地元住民の生活感が息づくエリア。そこでお店を続けられるのは、地域の人との信頼関係があるからこそです。
住所/アクセス | 埼玉県川越市南台2-5-14 南台コータス1F
西武鉄道新宿線 南大塚駅北口から徒歩3分 |
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営業時間 | 17:00~23:00 日曜定休 (月曜祝日の場合は連休) |
電話番号 | 049-242-3332 |
公式Instagram | https://www.instagram.com/umibou_syunsensyuraku/ |