川越の蔵の街に佇むスタンディングBAR「ロートレック」は、昭和のスナック跡地を活かしたアンティーク空間と、旬のフルーツやハーブを使ったフレッシュカクテルが魅力のお店です。タイムスリップしたような非日常的な雰囲気の中で、新しい味わいや楽しみ方に出会える特別な時間を提供しています。
「ロートレック」を川越に立ち上げられたきっかけを教えてください!
もともとこの場所は、昭和の時代に栄えていたスナックでした。
80年代に閉店してから30年以上空き物件だったのですが、ご縁があり、この物件を使わせてもらえることになりました。
ただ、使われていなかった間に店内はゴミ屋敷のような状態になっていました。
知人の協力も得ながら、2年間かけて自分たちで地道に修繕を行いました。内装に入る前の片付けだけで4トントラックで50往復するほどの量で、本当に大変でしたが、譲り受けたものや、苦労して運んできた家具もあわせて多くの方々の想いが詰まったお店になったと思います。
「ロートレック」のこだわり・特徴はなんでしょうか?
カウンターはブビンガーという高級木材を使用しており、厚みもあって固く、叩くとその質の良さがわかります。アンティーク調の内装は、昭和レトロの雰囲気を大切にしており、店内に入ると、少しだけタイムスリップしたような感覚を味わえます。
カクテルはフルーツのフレッシュさにこだわり、6〜9種類ほどの旬のフルーツを使用しています。
日本の四季を感じてもらえるよう、季節ごとに取り扱うフルーツを変えています。
フレッシュにこだわる理由は香りの違いです。
カクテルは香りがとても重要で、生のフルーツの香りはジュースでは出せない繊細さがあります。
「ロートレック」を運営されていて嬉しい瞬間を教えてください!
普段はハイボールしか飲まないお客様や、カクテルは甘いから飲めないと思っていた方が、カクテルを楽しんでくれた瞬間です。素材であるフルーツやハーブを中心に、お客様にとって飲みやすい形で提供することで、新しいお酒の楽しみ方を知ってもらえる瞬間に立ち会えることが何より嬉しいです。
お客様がお酒の幅を広げるきっかけになれたとき、この仕事の冥利に尽きます。
「ロートレック」で今、苦労している部分はございますか?
駅から少し離れていることや、もともとスナックだった建物の外観から、初めての方には敷居が高く感じられがちな点です。
しかし、当店は立ち飲みでノーチャージなので、意外と入りやすいお店です。初めての方でも気軽に足を踏み入れてほしいと思っています。
「ロートレック」が、今後伸ばしていきたいところや展望を教えてください!
今後は内装にもさらにこだわり、若い方やお酒離れが言われる20〜30代の方にも来てもらいたいです。気軽にふらっと立ち寄れるバーとして、憧れの一歩を踏み出すきっかけになれるお店にしたいです。
また、素材や工夫を凝らしたカクテルを提供していき、魅力的なカクテルバーを目指しています。
最後に、川越の魅力や好きなところを教えてください。
ロートレックを始めるために川越に来たとき、蔵の街を歩いて他の街にはないレトロな景色や電線のない街並みに魅了されました。少し非日常的な雰囲気を感じられる街です。
また、地元の方々の顔見知りが多く、川越まつりなど街を盛り上げようとする姿から、地域への愛を強く感じます。年代問わず、地元の街を活性化しようとする方々が多いことも、川越の魅力だと思います。
| 住所 | 埼玉県川越市喜多町2-1 |
|---|---|
| 営業時間 | 月:定休 火水木日:14時〜22時 ラストイン 金土:14時〜24時 ラストイン |
| 電話番号 | 049-272-7338 |
| アクセス | 西武本川越駅より徒歩20分 |
| 公式ページ | ■公式Instagram:https://www.instagram.com/lautrec_kawagoe/ |






