「HOODIES CRAFT DINER(フーディーズクラフトダイナー)」を川越で始められたきっかけを教えてください。

都内を中心に10年以上飲食業に携わり、店長職、管理職や商品開発など幅広く経験してきました。もともと「いつか独立したい」という思いがあり、タイミングもあって開業を考えるようになりました。

出店場所を探すにあたり、土地勘のあった埼玉エリアを候補にしました。大宮・浦和なども視察しながら、1年ほどかけて見て回っていました。その中で、川越は立地・街の雰囲気ともに自分の感覚に合い、この場所でなら「普段使いしてもらえるお店」をつくれると感じ、開業を決めました。

「HOODIES CRAFT DINER(フーディーズクラフトダイナー)」のこだわりや特徴について教えてください。

当店は「アメリカンダイナー」をコンセプトにしつつ、地域の方が気軽に立ち寄れるような親しみやすいお店づくりを意識しています。

看板メニューはスマッシュバーガーです。粗めのひき肉を鉄板でぎゅっと押しつぶして焼き上げるバーガーで、外は香ばしく中はジューシー。日本でも少しずつ話題になっていますが、まだ本格的に提供するお店は多くありません。

また、商品開発の仕事で海外視察に行く機会も多く、特にオーストラリア・メルボルンのカフェ文化には大きな影響を受けました。朝6時から地域のカフェが賑わい、地元の人の「生活の一部」として根付いている光景にとても刺激を受けました。

その文化を少し取り入れながら、ハンバーガー以外にもご飯もの、手作りスイーツ、コーヒーなど時間帯によって楽しみ方が変わるようメニュー構成を工夫しています。
特に、オーストラリアで出会った「カンノーロ」は日本ではあまり見ないスイーツで、今後さらに伸ばしていきたいメニューのひとつです。

メニュー（一部抜粋）※時期によってメニューが変わる場合がございます。

「HOODIES CRAFT DINER(フーディーズクラフトダイナー)」で嬉しかったことはありますか？

地元のお客様から「前から気になっていたんです」と言ってご来店いただけることがとても嬉しいです。川越の方は本当に素直に感想を伝えてくださる方が多くて、料理を提供した時に「美味しい」と直接声をかけてくださることも多いです。

リピート率も高く、今の店舗は半数ほどのお客様が繰り返し来てくださっているように感じています。飲食経験の中でも、この数字はかなり大きいと感じています。地域の方に受け入れていただけていることが、一番の喜びです。

「HOODIES CRAFT DINER(フーディーズクラフトダイナー)」で苦労されている点はどのようなところでしょうか？

一番は「認知度」ですね。一本奥まった場所にあることもあり、まだまだ知っていただく必要があります。

現在は広告や販促活動にも少しずつ取り組んでおり、地域の方にもっと知っていただけるよう工夫しているところです。

「HOODIES CRAFT DINER(フーディーズクラフトダイナー)」で今後、力を入れていきたいことはありますか？

地域イベントには積極的に参加していきたいと思っています。これから商工会にも加入予定で、川越ハーフマラソンなど各種イベントにも関わっていく予定です。
また、店舗でのイベントやメニュー開発にも力を入れながら、将来的には店舗展開も視野に入れています。

また、会社としての最終的な目標は地域創生であり、飲食店の運営は「地域にコミュニティをつくるための入り口」として始めました。
これまでの経験を通して、都市部に集中しがちな経済が、もっと地方にも循環していくきっかけをつくりたいと思いました。

川越の街の魅力について教えてください。

まず、人柄がとても温かいです。ご近所の方もよく声をかけてくださり、アドバイスをいただくことも多いです。地域のつながりが強く、社交的な方が多い印象があります。

また、商業エリアと住宅エリアが分かれていて生活しやすいところも魅力です。都内と違い、長期的に関係性を築ける場所だからこそ、お店としても地域に根ざしていきたいと感じています。

住所	埼玉県川越市脇田町13-20
電話番号	049-202-2266
営業時間	月・火・水・木・日・祝日：11:00 – 21:00、L.O. 20:30 金・土：11:00 – 22:00、L.O. 21:30 ランチメニュー：11:00~15:00 全てのメニュー：15：00〜
アクセス	JR・東武東上線 川越駅東口から徒歩7分
公式Instagram	https://www.instagram.com/hoodies_craft_diner/