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現地レポート(LINE)

「暮らしの映像社」川越を拠点に映像で人をつなぐ。PR映画、教育映画、ドキュメンタリー、テレビ番組など、40年以上にわたってさまざまな作品を制作してきた個人プロダクション

暮らしの映像社 川越
川越市・かわつる三芳野の「暮らしの映像社」

PR映画、教育映画、ドキュメンタリー、テレビ番組など、40年以上にわたってさまざまな作品を制作してきた個人プロダクションです。
会社の方針にとらわれず、「今の社会に必要だと思う作品を、自分の責任でつくる」 という思いから独立した鈴木さん。看護や介護をテーマにした作品や、地域に根差した映画上映会など、映像を通して人と人をつなぐ活動を続けています。
今回は、「暮らしの映像社」を立ち上げた背景や、作品づくりへの思い、これからの展望について、鈴木さんにお話を伺いました!

今回は鈴木さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

「暮らしの映像社」を川越で始められたきっかけを教えてください。

大学を卒業したとき、最初は就職をせずに、全国の小学校を回って児童画展をやりたいと思っていました。子どもたちの絵を通して、日本の暮らしや社会を見つめ直したいという夢があったんです。

ただ、もともと映画が好きだったこともあり、「どうせ苦労するなら好きな映画の分野で苦労したい」と考えて、PR映画を制作する会社に就職しました。その後、映画配給や出張映写の会社にも勤務し、制作だけでなく、映画を届ける側の仕事も経験しました。

暮らしの映像社 川越

働くうちに、だんだんと「自分はやはり制作がしたい」「今の世の中に必要だと思う作品をつくりたい」という思いが強くなっていきました。

「やりたい仕事があるなら、自分のリスクでやるべきだ」 と覚悟を決めて、1984年に会社を退職し、個人プロダクションとして「暮らしの映像社」を立ち上げました。それから40年以上、川越を拠点に活動を続けています。

暮らしの映像社 川越

「暮らしの映像社」のこだわりや特徴について教えてください。

一番大切にしているのは、自分が「今の社会に必要だ」と思える仕事を引き受けることです。ご依頼いただいた作品でも、その内容に共感できれば「やりましょう」とお受けしてきましたし、予算が少なくても「これはどうしてもつくりたい」と思うものは自主制作で取り組んできました。

看護や介護をテーマにした作品は、その代表的な例です。自主制作の「見つけた。わたしの看護」(DVD5巻セット)では、看護師さんがなぜ仕事を続けられないのか、自分なりに疑問を持ったことがきっかけでした。現場の方々のお話を伺いながら、「看護とは何か」 を改めて考える作品づくりに取り組みました。

また、「後藤栄子先生の在宅介護教室」では、在宅介護の大切さや、家族ができるケアについて映像で伝えています。介護の知識は誰にとっても必要なものだと思っていますので、一般の方にも役立つような内容を心がけて制作しました。

暮らしの映像社 川越

「暮らしの映像社」で嬉しかったことはありますか?

やはり、作品が広く使われて、「役に立った」と言っていただけるときが一番嬉しいです。看護や介護の作品は、全国の病院や施設、学校などからご注文をいただいており、「現場の研修で使っています」「この作品を見て、気持ちが楽になりました」といったお声をいただくこともあります。

新聞や雑誌などで取り上げていただいたことも何度かありますが、そうした記事をきっかけに新たなつながりが生まれたり、「こんな作品を探していました」と言ってくださる方に出会えたりするのは、とてもありがたいことだと感じています。

自分がつくった映像が、どこかで誰かの役に立っているという実感が、長く続けてこられた大きな支えになっています。

暮らしの映像社 川越

「暮らしの映像社」で苦労されている点はどのようなところでしょう?

一番の苦労は、やはり自主制作作品の資金面です。完成まで、ギリギリの状況でつくった作品もあります。

それでも、完成した作品が全国の在宅介護支援センターなどで使われ、「とても役に立っています」と言っていただけたときには、「無理をしてでもつくってよかった」と心から思いました。苦労は多いですが、それ以上に得られるものがあると感じています。

「暮らしの映像社」で今後、力を入れていきたいことはありますか?

これからは、映像制作そのものだけでなく、映像を通して人と人がつながる場づくりに力を入れていきたいと考えています。私自身も高齢になってきたこともあり、活動の形を少しずつシフトしているところです。

たとえば、かわつる三芳野団地で続けている「憩いの家 映画鑑賞会」は、長く地域の方に愛されてきました。高齢になると映画館に足を運ぶのも大変ですし、費用面の負担もありますが、団地の集会所で上映会を開くことで、「近くに名画座ができたみたいだね」 と喜んでいただいています。団地の外の方にも、ぜひ来ていただきたいと思っています。

そのほかにも、シネマカフェの構想、集めてきた映画関連のコレクション(DVD・BD・書籍・パンフレットなど)の活用、映像制作のノウハウを活かしたアドバイスや協力などを通して、映画をきっかけに人が出会い、語り合える場を増やしていけたらと考えています。

暮らしの映像社 川越

最後に、川越の魅力、好きなところがあれば教えてください。

川越でのご縁としては、「サツマイモ再発見!」という作品をつくったことが印象に残っています。観光地として脚光を浴びる場所だけでなく、これまであまり日の当たらなかった人や活動 に出会えたことが、とてもありがたい経験でした。

川越市立美術館があること、単館系映画館の「川越スカラ座」が続いていること、そしてその近くにあり、時間を気にせずゆっくり珈琲を楽しめる「あぶり珈琲」が気に入っています。

観光スポットだけではなく、文化や日常を大切にしている人たちがいる。そうした川越の一面を、これからも映像や上映会を通して支えていけたらと思っています。

住所 埼玉県川越市かわつる三芳野1-17-201
営業時間 月~金 10:00~17:00
電話番号 090-7174-7402
アクセス 東武東上線「鶴ヶ島」駅西口からバス15分 川鶴団地下車徒歩5分
公式ページ www.kurashinoeizo.com