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河越茶の製造元「小野文製茶」。お茶の文化を次の世代へ、川越の下赤坂で茶の栽培から加工、販売まで手掛ける小野さんの想いとは

小野文製茶川越
河越茶の製造元「小野文製茶」!

 

小野文製茶は河越茶 、狭山茶の栽培から製造・販売しています。川越産茶葉を使用して製造した和紅茶「河越紅茶」もおすすめ!ほかにも、ほうじ茶、抹茶入り玄米茶なども取り揃え!

今回は小野文製茶の小野哲孝さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

「河越茶」が生まれた背景にはどのような背景があるのでしょうか?

小野文製茶川越

小野>元々狭山茶が出来る前から、河越茶というのがあって、歴史は鎌倉時代まで遡るんですよね。
今でいう旅のガイドブックのような書物の中で、お茶の産地として川越が記録に残っているそうです。
その当時は「川越」ではなく、「河越」だったということなので、その名前があるなら使おうということで、河越茶という名称で販売しています。

お茶の飲み方は今と昔では変化はございますか?

小野文製茶川越

小野>今は昔のようにお客さんが来たらお茶を出して・・・というのが当たり前でなくなってしまったのですが、川越は畑があるのでどうにかお茶を次の世代に残していけるような取り組みを小野文製茶としてやっていきたいなと思っています。

どうしたらもっと多くの方にとってお茶が身近になるのかは常に模索し続けていきたいです。

小野文製茶の小野さんはこれまでどのようなご経歴なのでしょうか?

小野文製茶川越

小野>私の曽祖父の代から農家をしているので、もう100年ほどの歴史があります。
最初は野菜や漬物などいろんなことをやっていたそうで、その中にお茶があったと聞いています。

うちがお茶専業になったのはいつからか正確には覚えていないのですが、
私がこの仕事に携わることになった経緯としては、何をやるかを考える以前に、小さい頃からお茶をやるんだということをずっと言われていたので、自然な流れで家業を継ぐことになりました。
家業を継ぐ前にお茶の世界で10年ほど修行して、30歳前後で小野文製茶に戻ってきました

小野文製茶の商品の特徴はどのようなものになるのでしょうか?

小野文製茶川越

小野>川越市内下赤坂にて、茶の栽培から加工、販売まで手掛けていて、煎茶、紅茶、抹茶をやっています。

主に煎茶を製造していますが、川越産茶葉を使用して製造した和紅茶「河越紅茶」もおすすめで、渋味が少なく、ほのかな甘味を感じられるので、ぜひ一度試してもらいたいです。

小野文製茶として、伸ばしていきたいことはどのようなことになりますでしょうか?

小野文製茶川越

小野>最近ですと、ティーバック形式の商品は年々売上的には増えています。
その背景には急須がなくてもお茶を気軽に楽しめるというのがあります。

あとは紅茶も作り始めていて、もうすでに作り始めて4年になります。
元々は川越市役所の農政課の方からやってみたらどうですか?ということで、提案をいただいて始めました。
最初だったので本当に試行錯誤していたのですが、うまくできまして、商品化することができました。

日本茶だけではなく、紅茶のラインナップがあることで様々なシチュエーションでお食事のお供になることもできますし、また若い世代などにも親しみやすい商品提供が出来るのではないかなと考えています。

小野文製茶を運営されていく中で大事にしていきたいことはございますか?

小野文製茶川越

小野>お茶屋さんはどんどん減っていっていると思うのですが、自分の代は自分にできることをしっかりやっていきたいなと思います。

お茶は素晴らしい文化だと思うので、それを次の世代にどう残していくのか。
試行錯誤挑戦していきたいと思っています。

川越の街の魅力、好きなところがあれば教えてください。

小野文製茶川越

小野>歴史のある街にもかかわらず、商人の方も生き生きとしていてとても魅力的な街だと思います。

アクセスとしても意外に東京からも近いにもかかわらず、
自然も豊かで農産物も豊富なのは農業をやっている人間からするととても住みやすい街だなと思います。

住所 〒350-1155 埼玉県川越市下赤坂393
電話番号 049-243-5005
営業時間 営業 9:00~18:00
定休 不定休
公式SNS https://www.instagram.com/onobunseicha/?hl=ja