「中小企業に対して利益を出していただくためのサービスを提供したい」という強い思い。一番の理念は地元川越で中経営者のパートナー・相談相手になること。将来的な資金繰り対策、財務改善などワンストップのサービス提供へ向けて環境を整えるTMコンサルティングの挑戦を紹介。!
TMコンサルティングが川越に立ち上げられた経緯について教えてください!
山取:私の地元が川越で、祖先も江戸時代から川越に住んでいました。
祖先は川越城に住んでいて、そこから今の土地に先祖代々住んでいます。
私の祖先は、武士だったらしく、兵庫から福島の棚倉、そして川越城のある川越に来たそうです。
兵庫と福島の棚倉にも山取の名字の方が何人かいらっしゃるそうですが、川越は私たち家族だけですね。
事業を立ち上げた背景の1つ目は、中小企業に対して利益を出していただくためのサービスを提供したいという思いが強くなったためです。
会計事務所は、過去の帳簿を集計して税法に沿っているかどうかをチェックし、そのチェックした帳簿をもとに税金の申告をするという仕事をしています。
したがって、ほとんどの会計事務所は、税法の観点からのアドバイスだけを行っており、未来に向けてどのように経営をよくしていくのかという観点でのアドバイスをしていない、つまり経営者目線を持っていないのがほとんどだなと感じていました。
税法のみの観点でアドバイスをするのではなく、お客様の経営のお役に立つ、利益を出していただくためのアドバイスをしたいという思いが強くなり、立ち上げを決意しました。
2つ目は、父が中小企業を営んでいたので、その背中を見ていた中で自分でも会社経営をしてみたいという思いが強くなり、立ち上げを決意しました。
父も中小企業の社長として、私たち家族を養うために日々頑張っていたと思います。ただその大変な中でも、日々生き生き仕事をしていた背中を見てきました。
いつしか私も父のように仕事をしたいという思いが強くなり、事業を立ち上げを決意しました。
最初は、都内の大手税理士法人にいたのですが、川越の個人事務所に移り、その後2015年に独立したという流れです。
TMコンサルティングのこだわりや特徴を教えてください!
山取:一番の理念は、中小企業の経営者さんたちのパートナーになる事です。
中小企業の経営者はとても孤独です。
弱みを見せられないので、資金繰りや経営について相談できる相手が実はほとんどいないのが実情です。
資金繰りのことを友達に言えるか、家族に言えるかとなるとやはり言えません。
相談できる人がいない中で会計事務所が一番相談相手として適しているのかなと思っています。
会計事務所は、定期的にお会いして試算表を説明したり、財務内容を全て把握しているので、本来は相談相手としては一番適切だと思います。
会計事務所は、ただ単に税金の申告だけで経営に興味がないことがほとんどですが、弊社はそうではなくて、とにかくなんでも相談していただき、相談相手になることでお客様の孤独を埋めてパートナーになるという部分を一番大切にしています。
また、銀行のOBが中心となって、資金繰り対策や対銀行対策など税務以外の事でも相談可能ですし、私自身は弊社で実践している経営の部分をお話しできます。
現在はまだまだではありますが、将来的にはワンストップでできるようにサービスを展開していきたいと思っています。
TMコンサルティングの山取さんが働かれていて喜びに感じる部分について教えてください!
山取:やはり感謝された時だと思います。
特に赤字の会社が黒字化した時、会社の立て直しができた時などは喜びを感じられますね。
個人的に僕がいなかったらこの会社は大変だったとか、僕がいたから会社が続いていると言っていただける時は嬉しい事であり、やりがいでもあります。
TMコンサルティングの山取さんが働かれていて苦労されているところがあれば教えてください!
山取:対お客様としては、赤字の会社を立て直す時に黒字化することがベストですが、色々な提案をしていく中で黒字化に時間がかかってしまう時は苦労しますね。
お客様のモチベーションを維持していただく事も我々の役目ですし、そこで間違った判断をしないようにする事は大変な事でもあります。
事務所としては、従業員が残業をしないようにすることを目指しています。
一般的に会計事務所は残業が多いし、給料も高くないという事でブラックと言われています。それを覆したいなと思っていて、定時に帰っていただく事を目指していますし、仕事は仕事でプライベートの時間をしっかり確保しないとメリハリもつきません。
残業が多くなると、お客様へのサービスの質も落ちると思っているのでプライベートの時間は大事にしてもらいたいという想いがあります。
しかし、多くはないですが、残業時間はあるのでそこを減らしつつも、会社としても利益を出すという部分を追求しなくてはなりません。この点は難しいなと思いますし、苦労しています。
取り組みの1つ目は、契約していただく時に見積書を出すという事ですね。例えば、お客様と商談をする際、以前は料金表に当てはめていましたが、実際実務時間がとてもかかってしまい、顧問料と見合わないケースが出てきてしまっていました。
しっかりと営業サイドで思う事と現場サイドで思う事を擦り合わせて、納得した上で見積もりを出す。これにより、価格に見合うサービスが提供できるようになり、残業時間も減りつつあります。
2つ目は、工数分析をすることです。
工数分析の方法ですが、それぞれのお客様の作業時間をシステムで集計をし、1時間あたりの単価がいくらなのか算出します。低い所はまずは価格面よりも作業工程を見直します。それでも厳しかったら値上げしていただくという事を行なっています。
一般的な会計事務所はそこまでしていないと思います。
これにより、価格に見合うサービスが提供できるようになり、残業時間も減りつつあります。
TMコンサルティングが今後伸ばしていきたい部分について教えてください!
山取:先ほど申し上げたようにワンストップで出来る環境を整えたいと思っています。
あとは、規模を拡大し、出来るだけ携わるお客様を増やしていきたいと思っています。
ワンストップで出来る環境でいうと、やはりパートナーになるという事がとても大切なので、相談を受けた際に「当事務所で全て対応できますよ」となれば、お客様も安心していただけると思います。
規模が小さいとどうしても他の会社に紹介をしなければいけません。
もちろんそれでも良い場合もありますが、お客様にとっては全てに対応できる方が喜んでいただけるのではないかと思います。
現在、弊社の税務以外で取り扱っているサービスは、資金繰り対策、財務改善です。それらの相談受けたら銀行のOBがいるので、お客様は喜んでいただけますね。
今後も色々なサービスを社内でできる環境を整えていきたいと思っています。
2つ目の携わるお客様を増やしていきたいという部分については、やはり中小企業の経営者は孤独なので、相談できる相手がいない中で我々が相談相手を担う事で1社でも多く喜んでいただきたいと思っています。
規模を拡大すれば、その分携われる経営者は増えるということになります。
したがって、携われる経営者を多くするために規模を拡大し、1社でも多くの中小企業の経営者の孤独感を埋めたり、悩みを伺える環境を整えたいと思っています。
急拡大は厳しいですが、しっかりと内部の体制を整え、時間をかけながら規模を拡大していけたらなと思っています。
TMコンサルティングの山取さんの思う川越の魅力や好きな所があれば教えてください!
山取:街としてパワーがあって、活気付いているなととても感じます。
私は川越の蔵造りの町の協同組合の顧問をしているのですが、昔の川越は現在のように観光客はほとんどおらず、蔵造りの街もシャッター商店街だったそうです。
努力を重ねた結果、今のように栄えているのですが、0からあそこまでいくのはとても大変だと思いますし、パワーがないと出来ない事だと思います。
川越は、閉鎖的でもありますが商売人が多いという事もあってかなり活気があって、川越の人が自分たちで何かを興そうという気持ちが強い街だなと思います。
一番街もクレアモールも若い方が新しい取り組みを行ったからこそだと思うので、やる気に満ちている力は他の地域や昔ながらの街と比べても魅力だと思いますね。
住所 | 埼玉県川越市脇田本町13-22 仲ビル5階 |
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電話番号 | 049-265-3492 |
営業時間 | 9:00 ~ 18:00(土日祝定休) |
アクセス |
◾️電車をご利用の場合 JR川越線、東武東上線「川越駅」西口より徒歩4分 ◾️お車でお越しの場合 関越自動車道 / 練馬I.C.~川越I.C. 21.2km |
公式HP | http://tm-consulting.co.jp/ |