「麺や鳥膳」は川越の有名店一指禅の店長たちが作り上げた。師匠を超えるべく挑戦を重ねた、濃厚丸鶏スープのラーメンを提供し、地域に愛されるお店へ

試作を重ねた濃厚丸鶏ラーメン「麺や鳥膳」！

一指禅の店長たちが集まり、自分たちのお店を作ろうと始まった「麺や鳥膳」。師匠を超えようと、豚骨塩ラーメンとは違う角度から試作を重ねた濃厚丸鶏ラーメンをメインに提供し、地域から愛される飲食店へ！

今回は麺や鳥膳の鈴木さんにお話を聞いていきます！本日はよろしくお願い致します！

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麺や鳥膳(とりぜん)さんが川越に立ち上げられた経緯を教えてください！

鈴木：元々は一指禅の店長たちで集まり、自分たちのお店を作ろうという話になったのがきっかけです。
コロナ禍で私が店長として運営している本川越店が休業になったタイミングでこの話が始まりました。

私たちの師匠も年齢を重ね、引退も間近になってきたため自分たちのお店を作ろうという話になったんです。
元々私自身は本川越でお店を運営していたのでなるべくこの近くでやりたいなと。

やはり私たちからすれば師匠は父親のような存在で、背中を見て育ってきたのでいつかは超えたいなという思いがあったんだと思います。
成長した姿を見せるのが親孝行かなと思い、その形の一つとしてこのお店を立ち上げたという感じですね。

鈴木：チャレンジの意味も込めて、一指禅とは方向性の全く違う賛否の分かれるラーメンを提供しています。

どちらかというと一指禅のラーメンは、比較的広い年齢層に受け入れていただいているものだと思うんですけど、逆に10人に1人めちゃくちゃハマるみたいなものを作れたら面白いと思ってこのお店を作ってきました。

麺や鳥膳では濃厚丸鶏ラーメンをメインにしています。
鳥のインパクトを感じるスープを感じていただきたいですね。
材料から何か全てが違うので、一指禅で提供しているものとは全くの別物ですね。

でも、一指禅の常連さんはどこか一指禅を感じてくださるみたいです。
２０年の経験が知らず知らずのうちにどこかで出てしまうのかもしれません。

メニュー（一部抜粋）※時期によってメニューが変わる場合がございます。

鈴木：当たり前のことかもしれませんが、お客さんのおいしいよという一言ですかね。
飲食やっている方はそうかもしれませんが。

一指禅のいろいろな店舗に来てくださっていた方がお店に来てくれて、おいしかったよと言ってくださったりだとかは本当に嬉しいですね。
めちゃくちゃ緊張はするんですけど、その分認めてくださったという感覚になりますね。
自分の作ったもので喜んでくれたり、楽しそうにしてくれるのがやりがいですよね。

一指禅自体は20年以上やらせてもらっているので、赤ちゃんだった子が成人して食べに来てくれたりするんです。
そういう方に食べていただくのは本当に緊張しますけど、それだけのファンがいてくださるのは感謝しかありませんよね。

鈴木：めちゃくちゃ大変だったのは場所と時間ですかね。
このお店の場所が決まったのはいいんですが、周りはラーメンの人気店がたくさんあるエリアでした。
他のお店さんの足元にも及ばないですけど少しずつお客さんに知ってもらえたらなと思っています。

戦争やコロナの関連で材料が届かないということが起こってしまい、オープンの告知から日を遅らせたりという部分でお客様にはご迷惑をおかけしてしまいました。

厨房設備は入っていたのですがダクトをつけられないという状況のなか、試作やオペレーションの部分をまとめ上げて行きました。
換気ができないのでサウナ状態の中での開店準備は大変でしたね。

まだこれから試行錯誤して、より良いものにして行きたいなと思っています。

鈴木：やはり、このお店があるってことを知っていただいて、その上で美味しいと思っていただけるように努力していきたいと思っています。

一指禅に並んで愛されるようなお店になっていけたらなと思っていますね。
以前、おじいちゃんが入院しているから食べに来られなくて、でも最後にどうしても食べさせたい、そのために病院の調理室の使用許可も取ってきましたというお客様もいらっしゃって。

そこまで愛していただけるのは飲食店としても本望だなと思うので、そのように長く認識されて愛されていただけるのがそういうお店に立てていければなっていうのが一番です

鈴木：予定通りオープンできなかった部分もある中で、知り合いの飲食店オーナーの方が駆けつけてくださいました。応援もたくさんいただいて、本当にありがたいなと思っています。

人のつながりが深いし濃いので、そこが魅力だと思いますね。
どこにいたかも皆さんにわかってしまうような街で、とても面白いなと思います。

川越って発展はしているのに田舎っぽさが残っていますよね。お祭りが大きいのかもしれないですけど、地域の繋がりが残っていたりするのでそこがいいところだなと思います。

住所	埼玉県川越市城下町22-1
電話番号	049-299-8414
営業時間	営業時間11時〜23時不定休
アクセス	東武東上線川越市駅から徒歩35分西武新宿線本川越駅から徒歩29分西武新宿線『本川越駅』（1.9km）
公式HP	https://www.instagram.com/torizen_ramen/