美味しいものを追求し、妥協しないことを意識した食材を使用し、お客様から「こんなに美味しいかき氷は食べたことがない」と言っていただける喜び。地元川越を思い、地域の子どもたちや大人が集まれる場所を作り続ける店主は川越の食材もかき氷に使用。スガ人形店の新たな挑戦「かき氷雪輪」に迫る。!
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かき氷雪輪 yukiwaが川越に立ち上げられた経緯について教えてください!
須賀: スガ人形店は、雛人形発祥の流れを汲むお店です。
お店を続けて行くことに対して自分の中に責任感がありますが、このままでは苦しいので、どうしたらいいかを考えました。
昔は、出生数が200万人を超えていましたが、今は80万人を切っています。
要は3分の1ですね。市場が小さくなれば、事業規模も小さくなるので商売を続けていけるのかとなっていきます。
人形店は5月から11月までの期間は売り上げがほぼ0になります。
その期間で何か利益を生み出さなければいけないと考えました。
お店をギャラリーとして貸し出したり、落語をしたり花火の販売なども考え、昔は三輪車やベビーカーの販売もしましたが今は量販店へシフトしているので厳しいなと思い、2年くらい前からかき氷を始めることを考え始めました。
人形屋がただ普通のかき氷をやっていてもお客さんは来ないと考えていたので、かき氷を勉強できるところを探していた時に、東京で一番注目されていると言っても過言ではない人気店「ナナシノ氷菓店」さんに出会いました。
そのお店は予約が2秒で埋まるくらい人気なんですよ。
「ナナシノ」の藤田さんがかき氷の基礎を学べる講習を開いていて、そこに参加した時に門下生の2期生を募集しているとの話を聞きました。
どうせやるならしっかりとしたところで学ぼうと思い、半年間味付けやセンス、集客について学びました。
さらに味で飛び抜けたいなと思い、山梨県の「葡萄屋Kofu」さんを紹介していただきました。
その方は人柄も本当に良くて、レシピなども包み隠さず教えて頂き、農家さんもご紹介くださいましたね。
今うちに来てくれるお客さんは、「かき氷に美味しいを期待したことなかったけれど、こんなに美味しいかき氷は食べたことがない」と多くの人が言ってくれます。
かき氷雪輪 yukiwaのこだわりや特徴を教えてください!
須賀:なるべく川越の食材を使いたいと思っています。
食材はより美味しいものを追求し、妥協しないことを意識しているのでお客さんから「ああ、美味いな」と聞けた時は最高ですね。とにかく美味しいかき氷を作ることです。
ここにしかない味を作っていきたいなと思っています。
練乳ひとつとっても、南の方で作られたものは脂肪分が少なく、北の方で作られたものは脂肪分が多いので口の中のまったり感も変わってきます。
いちごは小江戸BERRYさんのを使っていて、ソースは山梨県のいちごを使っています。
埼玉県、山梨県、岡山県と国産いちご100%のソースなので味と素材にとことんこだわっています。
メニュー(一部抜粋)※時期によってメニューが変わる場合がございます。
いちごクリームチーズ | 1,200円(税込) |
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いちごクリームチーズ ハーフ | 900円(税込) |
いちごミルク | 1,000円(税込) |
ミルク | 800円(税込) |
いちご | 800円(税込) |
かき氷雪輪 yukiwaが今後伸ばしていきたい部分について教えてください!
須賀:お店が広いので、大勢のお客さんでも対応できます。
店内には7テーブルありますが、1テーブルに1組しか入れないつもりでいるので、お客さんにはリラックスしてゆったり食べていただこうと思っています。
まだ、お客さんは知り合いの方が多いですが、SNSを見て来ていただいた方もいます。
世の中には色々なかき氷を食べて回るカキゴーラーさんたちがいて、この前はそういった方に食べて美味しかったですと言っていただきました。
コンセプトとして懐かしいけど何か新しいというお店を目指している中でまた食べてみたいなとか、あの時お父さんと食べた味だなとか、なるべく変わらないお店でいたいなと思っています。人形屋なので人形もゆったり見ていただきたいですね。
かき氷雪輪 yukiwaの須賀さんが働かれていて苦労されているところがあれば教えてください!
須賀:うちはオープン時の宣伝をほとんどしなかったんですよ。
オープンのタイミングで、多くのお客さんに来ていただいても、オペレーションが間に合わず、きていただいたお客さんに悪い評価をされてしまうのは良くないと判断しました。
徐々に慣れていこうとスタートしました。
お客さんの数としては、まだまだ目標には届いていません。これから徐々に伸ばしていきたいですね。
かき氷雪輪 yukiwaの須賀さんの思う川越の魅力や好きな所があれば教えてください!
須賀:COEDO KAWAGOE F.Cですかね(笑)。あとは、お節介な人が多いですよね(笑)。
長く住んでいると知り合いも多くなりますので、駅まで行く間に20人は挨拶しますよ(笑)。私自身は元々そういったコミュニティを作りたかったという思いもあります。
27歳の時に仲町青陵会という若手の会を作りたくて、先輩や多くの人を巻き込んで実際に5年後に作りました。
お祭りや盆踊りの手伝い、神社の清掃や儀式の手伝い、流しそうめんやBBQのイベントの開催など地域の子どもたちや大人が集まれる場所を作って町内が長屋の様な人付き合いになる様な街づくりがしたくて、32歳でそれが出来上がりました。
今は、そこから派生して町内会や若手の会などができて、新しい世代にどんどん繋がっています。みんな付き合いは面倒くさいと言うけれど、知り合いになってしまえば多少面倒が有っても、知り合いが街にいた方が楽しいんじゃないかな。
新しく越して来た人にも祭りやコミュニティの入り口が分かるような街づくりをしてきました。そういったみんなのお節介が好きですね。
住所 | 〒350-0065 埼玉県川越市仲町1−3 |
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電話番号 | 049-222-0334 |
営業時間 | 11:00〜17:00(ラストオーダー16:30) |
アクセス |
東武東上線・東京メトロ有楽町線・JR埼京線 川越駅東口より徒歩約15分 本川越駅から約750m |
公式SNS | https://www.facebook.com/suganingyouten |
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