やき菓子野里は川越八幡通りにある焼き菓子店です!ひとつひとつ手作りで焼きあげるお菓子は、見立ても可愛い、おやつにぴったりの焼き菓子を多数用意しています。
やき菓子野里を川越でお店を立ち上げた経緯を教えてください!
田中:私は川越出身で、もともと大学時代から自分自身で店を経営したいという強い思いを抱いていました。
当時の川越は蔵の町として知られていましたが、お店の数はそれほど多くありませんでした。特に、若者向けの商品を提供するお店はほとんど存在していませんでした。
川越は基本的に和の雰囲気が溢れる街でしたので、私はその中で洋のお菓子屋を立ち上げることを考えました。
現在は創業から14年が経ち、川越の中でも長く続く洋菓子店として認知されているのではないかと思っています。
やき菓子野里さんのこだわりや特徴を教えてください!
田中:以前はホテルで働いていた時期があり、その頃はケーキを焼いた後、基本的には冷たくしてデザートとして提供していました。
ただ、焼きたてのケーキには独自の美味しさがあります。
焼きたてのパン屋さんは多い中で、焼きたてのケーキ屋さんは意外に少ない印象でした。そこで、フルーツを焼き込んだ焼きたてのお菓子を提供し、お客様に楽しんでいただけたらと考えました。
「やき菓子野里」という店名に込められた思いから、最初はやき菓子を中心に和風のテイストで提供していました。お店の雰囲気も可愛らしかったこともあり、マフィンやケーキなど、テイストを変えてみたところ、お客様に好評をいただけたようです。
メニュー(一部抜粋)※時期によってメニューが変わる場合がございます。
やきりんごのタルト | 400円(税込) |
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白桃のタルト | 420円(税込) |
キャラメルナッツのタルト | 400円(税込) |
甘夏のタルト | 480円(税込) |
バニラのシフォンケーキ | 240円(税込) |
やき菓子野里をやっていて喜びを感じる瞬間を教えてください!
田中:最初の頃はお客様の意見を大切にし、様々な味の変化を試みながら、現在の味にたどり着くまでの過程がありました。
そのため、お客様に本当に育てていただいたという感謝の気持ちがあります。
川越には長寿のお菓子屋さんが多く、地元の方々はお菓子に馴染みが深いです。
その中で、お客様に「おいしかった」と言っていただけることは、本当に嬉しい瞬間です。
洋菓子を購入するときは、人生の特別な瞬間、たとえば結婚祝いや誕生日などが多いです。お客様もそのようなハッピーな気持ちでお店に足を運んでくださるので、その瞬間に立ち会えることは本当に喜びですね。
やき菓子野里で仕事をしていて大変なことや苦労したことを教えてください!
田中:お菓子屋さんでは商品を袋詰めにすることで乾燥を防ぐ必要がありますが、焼きたての商品と袋詰めの両立は本当に難しい課題ですね。
最初の頃はそのギャップを感じ、大変な時期が続きました。
焼きたての商品は日持ちがしづらいため、ギフトとして贈りたいというお客様も多い中、その課題にどう向き合っていくかは重要です。
また、4坪しかないお店ではスペースの制約があり、ギフト用の箱や作業スペースを確保するのも難しいです。
スタッフの育成やイベント参加も難しい課題の一つですね。
それでも、お客様に喜んでいただける瞬間があることで、その努力が報われる瞬間もありますから、多くのことに挑戦していけたらと思っています。
今後挑戦していきたいことやもっと力を入れていきたいことを教えてください!
田中:コロナなどにより時代が変遷し、お菓子を通販でご購入いただく方も増加傾向にあります。そのようなニーズに適応するために、厨房を拡充したり、2号店を展開するなど、さまざまな挑戦に臨みたいと考えています。
このままやき菓子の専門店としての方向性が適しているのかについては常に考慮しており、時代の変化に合わせてお店の進化を続ける必要性を感じています。
川越の好きなところや魅力を教えてください!
田中:地元の魅力として、同級生や知り合いが近隣で働いたり、自らお店を経営していたりといった、横のつながりが存在することが素晴らしいと感じます。
川越は東京に比べて街の規模が小さく、多様なお店が立ち並ぶ絶妙なバランスが魅力です。
東京で働く人たちにとっても、川越が地元であるというつながりがあり、それが皆が川越を好きな理由の一つなのではないかと思います。
住所 | 〒350-0043 埼玉県川越市新富町2-14-2 |
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電話番号 | 049-222-3250 |
営業時間 | 11時 – 19時30分 定休日月曜日・火曜日 |
アクセス |
川越・本川越駅から徒歩7分。 |
公式HP | https://yakigashi-nori.com/ |