広瀬さんが川越にannon（アンノン）を立ち上げた背景を教えてください！

広瀬：私が焼き菓子屋さんをいつかやりたいなという想いがあって、2021年の4月に立ち上げました！

学生時代は坂戸市で過ごしていたので川越をとても身近に感じていました。
小さな時からお菓子作りや料理が好きで高校卒業後は都内の調理系の専門学校に通って、卒業後はパティシエで働いていたのですが、身体を悪くしたこともあってその後はカフェやレストランなどで働いていたんです。

その頃から自分で焼き菓子屋さんをしたいと想いがありまして、紆余曲折あった中で2年ほど前に鹿児島から川越に戻ってきました。
その後は川越の温かい繋がりがあって飲食店でアルバイトをしながら準備をして、今のannonがある物件も声をかけて頂いたことがきっかけでタイミングよく立ち上げられることができましたね！

焼菓子店annon（アンノン）さんのこだわりはなんですか？

広瀬：小麦粉は埼玉産小麦を使っています！
小麦の名前は「茜」っていうんですけど、私の名前と同じだったんです（笑）
それまでは違う産地の小麦粉を使おうと考えていたのですが、埼玉で探した時に「茜」がとても美味しくて運命を感じたので使用しています！

「茜」はとっても風味が良くて、クッキーやタルトの生地はとてもサクサクしてパウンドケーキはしっとりするんです。
うどん粉にも使われているような小麦粉なのでとても万能な粉ですね。

砂糖は沖縄奄美大島産のきび砂糖を使っていて、私が甘すぎるのがあまり得意ではないのでコクがありながらしっかりと風味の中にまろやかな甘みが伝わるので、他の砂糖よりも良いんです。
バターは北海道産で、卵も川越にある養鶏場の黄身が濃厚で良い卵を使用しています。
ラム酒は徳之島のルリカケスを使っていて、華やかな甘みと上品な香りでお酒っぽさというより
ケーキにコクが出るのでとても相性がいいと思います。

お菓子の種類も10種類前後は用意して作るようにしているのですが、一人で全てをやっているので難しいところもあります。
美味しい物を作って届けたいので、増やしすぎには注意しながらお菓子を作っていけるようにこだわって続けていきたいですね。

annon（アンノン）で大切にしていることはなんですか？

広瀬：焼き菓子で大切にしていることは、定番として粉の風味を楽しんでもらえるスコーンや季節感のあるタルトを作るようにしています。

季節のフルーツの味を生かしながら自然な甘さを届けられるようにしながら他のお菓子屋さんでは無いようなメニューを考えながら取り組むようにしています。
やっぱり味を分かってくれて美味しかったって言ってもらえると嬉しいですからね！

今では、ありがたいことにリピートしてくれるお客様が多くて、女性だけでなく男性の方や近くを通った方も来てくれたり、お友達を連れてきてくれることもあるのでannonのスタイルは変えないようにたくさんのお客様に美味しいお菓子を届けて行きたいですね。

annonのInstagramにも当日のメニューを載せたりしながら発信をしていくのでチェックしてみてください！

annon（アンノン）の今後進化して行きたいポイントなどありますか？

広瀬：今のお客様も大切にしながら川越の農家さんとの繋がりを増やして、地元の果物や野菜を使っていきたいですし、新しいお菓子作りにも挑戦していこうかと考えていますが今が精一杯なところもあるので、日々を無駄にしないように引き続きやっていこうと思っています！

annon（アンノン）のおすすめメニューを教えてください！

広瀬：ケイク・オ・フリュイはおすすめです！
わたしがいちばん好きなケイクです。

粉を「茜」に変えてからしっとりするようになって粉の良さも出しながらこだわっているラム酒のルリカケスも使っています。
夏場は冷やして、これから寒くなる季節は常温で食べてみて欲しいです！

最後に、川越の魅力を教えてください！

広瀬：川越は頑張っている人がたくさんいる街で活気があるなって感じています。

Instagramで川越を見た時に素敵なお店ばかりだなって思いましたね、いろんな方が川越でお店を出しているので私も負けないように頑張って川越は魅力がたくさんある街なんだって伝えて行きたいです！

住所	〒350-0045 埼玉県川越市南通町１６−２２
アクセス	東武東上線川越駅、西武新宿線本川越駅から徒歩7～8分
公式HP	なし
公式SNS	Instagram： https://www.instagram.com/annon_yakigashi/