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現地レポート(LINE)

「アークジュエリースタジオ川越店」は川越大正浪漫夢通りに位置。人生の節目を形にするオーダージュエリーの哲学と、受け継がれるジュエリーの物語とは

アークジュエリースタジオ 川越店
節目を宝物に。受け継がれる輪廻の仕事

 

「売れればいいではなく、人生の節目を、長く受け継げる宝物として残す」。
そう語るのは、川越・大正浪漫夢通りのジュエリー工房「アークジュエリースタジオ」代表の鹿山さん。20歳でジュエリーの世界へ飛び込み、ヨーロッパで受けた衝撃を胸に、一人ひとりの人生に寄り添うジュエリーを製作しています。
修理やオーダーはもちろん、譲り受けた指輪を溶かして生まれ変わらせることも。世代を越えて想いをつなぐ、そんな仕事の哲学に迫ります。

アークジュエリースタジオ川越店の鹿山さんにお話を聞いてきました!

「アークジュエリースタジオ川越店」を川越市で立ち上げたきっかけを教えてください

20歳の時にどうしてもジュエリーの仕事がしたくて、大宮のジュエリー工場で2年ほど働きました。その後もっと大きな世界を見たくなり、大手ジュエリー会社に転職することができたんです。

当時は営業企画として実際にデザインを起こして得意先へ行って、量産まで持っていく仕事をしていました。
当時は漠然とした違和感は抱えながらも「売れるデザインをたくさん作って、会社の売り上げに貢献するのが良いことだ」と思っていました。

アークジュエリースタジオ 川越店

転機は、会社で参加させてもらったヨーロッパへの勉強旅行です。現地のジュエリーショップや工房で、現地の方に言われたのが「一つのデザインを大量に作ってはいけない」。ということ。日本では「売れるデザインをたくさん売るのが良いこと」だと思ってきたから、なんで?と思いますよね。そこで「ジュエリーは人生の節目を記念に形にして残すもので、人生に一つの宝物なんだから。」と言われてハッとしました。
帰りの飛行機の中で、自分が本当にやりたかったのはいいものを作ることだったのに、いつの間にか会社の売上を最優先に考えていた、とずっと考えていました。

その後退職を決意し、27歳で会社を辞めると伝えた時、社長から「合資会社を作ろう」と誘われました。私の得意な石留めの仕事を任せてもらいながら、自分の仕事もできる。それが川越 霞ヶ関でのスタートです。

霞ヶ関で5年ほど続けるうちに、近所の方から修理や結婚指輪の相談が増え、その売上も大きくなっていきました。一方で、量産の石留めの仕事を続けていると、傷のある石を「爪で隠してほしい」といった、良くないものを良く見せる依頼が入ることもありました。技術を当てにされ、目指す方向と違う方へ引っ張られる感覚があったんですよね。

だから思い切って量産の仕事から離れて「本当にいいものだけ作ろう」と決めたんです。そこで独立をし、若葉駅前でお店を立ち上げました。

アークジュエリースタジオ川越店

その後、2015年に川島町へ移ったのは、ヨーロッパの工房は町中にないことを知っていたからです。ジュエリーのモチーフって「葉っぱ、植物、雫、花びら、昆虫、雲、景色…」と自然界のものが多いんですよ。その文化を再現したくて。

ただ、川島は車がないと来づらい場所でもあります。東京から来る方は車がない人も多い。だから「駅からのアクセスが良い拠点も必要だ」と考えて、川越への出店を決めました。そこで出会ったのが、大正浪漫夢通り。景観が守られていて、日本の風景でありながら大正の和洋折衷を感じられる。雰囲気が面白いこの街で出店するしかない!と直感的に決めました。

アークジュエリースタジオ 川越店

「アークジュエリースタジオ」の特徴やこだわりはどのような点ですか?

ものづくりはもちろん「お店づくり」も大事にしています。ここは大正浪漫夢通り。入口には大正時代の部材を使っていて、ドアも100年もの。それから、扉を二重にしているんですよ。日本で結婚指輪のお店は、二人が手をつないで入りやすい入り口が一般的。
でも、ヨーロッパでは入り口を大きくしません。防犯の意味もあるし、扉を含めた空間そのものがお店の雰囲気を作るからです。扉も含めてジュエリーの世界に入ってもらう入り口なんです。

ものづくりとしては「お客様が望んだ以上のものを、2割増しで作る」こと。制作の途中で直すべきところが出てきたら、できる限りを料金内で直したり。とにかくお客様に寄り添ったものづくりにはこだわっています。

アークジュエリースタジオ 川越店

 

お客様と向き合う中で、日々大切にしていることを教えてください。

ジュエリーの仕事って、人が生まれて、亡くなって、次の世代に受け継がれていく。輪廻の仕事だと思っているんです。だから、お客様の気持ちが「喜び」に向かうように、技術で支えるのが私のポリシーです。

アークジュエリースタジオ 川越店

最近ではジュエリーのリフォーム依頼も増えてきました。例えば、お母さんの結婚指輪を溶かして形を変え、娘さんのジュエリーとして生まれ変わらせる。素材を受け継いで使うことを大切に、制作途中の様子も「溶かして塊になった状態」「叩いて伸ばして、丸めて、磨いて完成するまで」のお写真をできる限り撮影するようにして、最後にお渡ししています。

「やっていてよかった」と感じる瞬間はどのような瞬間でしょうか?

以前指輪を製作したお客様が「20年経ったから、奥さんの指輪にダイヤを入れてほしい」と来店してくださったときは、続けてきたからお会いできる瞬間だな、と嬉しい気持ちになりました。
また、過去にはジュエリーの学校を卒業する女性が「幼稚園くらいの頃、母に連れられて若葉のお店に来た。母の結婚指輪を作ってくれたお店で働きたい」と来てくれたんです。こうした出会いも、長く店を続けてきたからこそ生まれるものだと感じています。

アークジュエリースタジオ 川越店

運営にあたって、どのような苦労がございますか?それをどのようにして乗り越えてきたかについてもお聞かせください。

多くの方を雇い、事業を拡大するには一定のマニュアル化や枠組みが必要です。一方で私が掲げる「本当にいいものだけを作ろう」という方針を突き詰めた時に、この2つが自分の中で両立できない部分がどうしても出てきてしまう。そのギャップに苦労しましたね。

最終的には「私のポリシーについて来られる人たちだけでやる」と宣言して、あえて規模を小さくして、中身を濃くする方に舵を切りました。結果的に、お客様を一番に考えるスタンスがあったからこそ、コロナ禍も乗り越えられたと思っています。

アークジュエリースタジオ 川越店

今後「アークジュエリースタジオ」として挑戦していきたいことを教えてください

根っこにあるのは、やっぱりヨーロッパでの体験です。
スイスで「日本のジュエリー業界において、職人の立ち位置が低く見られているのはおかしい」と言われたことが、ずっと残っています。ヨーロッパでは作り手への敬意が強くある。私はその価値観を、ここで形にしたい。
業態によっては、購入した店舗が移転や閉店してしまうこともあるでしょう。
ヨーロッパは「100年前からここにある店」が当たり前にある。「うちのおじいちゃんが結婚する時に指輪を作った店なんだよ」って話がゴロゴロあるんです。私はそうなりたいんです。
後継者のことも含めて、続けていける形を作っていきたいです。

アークジュエリースタジオ 川越店

最後に、川越の魅力、好きなところがあれば教えてください。

川越って、「川越が好き」って言う経営者が本当に多いですよね。家賃が安いからとか、立地がどうとかだけじゃなくて、人が好きでやっている人が多い。

私は「川越人」が好きなんです。川越独特のカラーは、魅力だし、自慢できることだと思います。
私は上福岡出身で川島在住だけど、川越人になろうと思って日々過ごしているんです。

住所 埼玉県川越市連雀町14-2 シャトー連雀1F
アクセス 西武新宿線 本川越駅から徒歩約7分
電話番号 049-277-5691
営業時間 平日11:00~19:00
土曜日10:00~19:00
日曜日祝日 10:00~18:00
※定休日 水・木曜日
公式HP https://arcjs.net
※完全予約制、事前にお問い合わせください