トリック3Dアート IN COEDOは子供と写真を撮りあいながら楽しめるトリックアートミュージアム。国内外で数々のトリックアート展を開催し、3Dアート作家としてテレビや雑誌にも取り上げられている、服部正志氏のトリックアート常設館が2018年春に川越市にオープンしました。
トリック3Dアート IN COEDOが川越に立ち上げられた経緯について教えてください。
服部>私自身狭山市に住んでいて、川越に勤めている友達が現在トリック3DアートIN COEDOがある場所に空き店舗があるよということ教えてくれました。
狭山市にいたので川越のことは知っていたんですけれど、20年くらい前は川越も今みたいにぱっとしていなかったという印象で、それほど来る機会もありませんでした。
なんとなく風の噂で賑わっていて、ちょうど空き店舗があるということを聞いて、川越に来た形なんですけれど、非常に人が多いことに驚いて、それだったらここでやってみたいなと思うようになりました。
トリック3Dアート IN COEDOを作る前は、いろいろな所に作品やアートをレンタルしてレンタル料をもらっていました。
仕事としてはトリックアート展というものを年に何回かおこなっていましたが、私はトリックアートを作る商売なので、それを使ってミュージアム運営したりイベント運営したりというのは別の方たちの役割でした。
しかし、私もお客さんと触れ合いたいという思いは持っており、自分でも運営をやってみたいなとは思っていました。 その後ご縁があり、この場所にトリック3Dアート IN COEDOを開くことになったという形ですね。。
トリック3Dアート IN COEDOのこだわりや特徴について教えてください。
服部>トリックアートのミュージアムは、世の中にあるいわゆる美術館という形ではなくて、アミューズメント的な性格もありますし、自分たちで写真を撮って楽しむことができるという特徴があります。
ですので、とにかく来ていただいたお客さんに楽しんでもらえることを目指していますね。
私もやるからには世界で一番良いものを作りたいと思っています。
現在も常設館が2館、ヨーロッパにあり、実際に現地の人が大勢見に来てくれました。
ヨーロッパの中でもドイツやフランスでは、トリックアートを知ってはいるんですけれど、施設自体があまりないんです。
そのような中でも、私の作品を良いといって評価してくれて展示していただきました。
コロナがなかったらいくつも引き合いがあったので、私の絵は世界で一番面白いんじゃないかなと思っています(笑)。
また、トリックアートは色々な所にあるんですけれど、私は全く同じものじゃなくて、かなり凝ったトリックアートを作っていると思います。
凝ったトリックアートを求められているのかはわかりませんが、そういう意味では一度皆さんに見に来てほしいですね。
トリック3Dアート IN COEDO服部さんが働いていて喜びを感じる瞬間について教えてください。
服部>私は美大を卒業してからずっと美術をやっていまして、自分の作りたいものを作って自分の思いをぶつけるというような活動もしていました。
しかし、トリックアートの場合は、お客さんの反応や喜んでくれているのが直接的に分かるので、お客さんが喜んでくれると私も嬉しいですね。
トリック3Dアート IN COEDO服部さんが仕事をしていて苦労される場面について教えてください。
服部>今はやはりコロナだから大変ですね。お客様は観光客が多いので客足はどうしても減ってしまっています。
一方で自転車に乗って団体や家族連れが来たりもしますので、地元の方も一定数いらっしゃると思います。その中でも一番多いのは家族連れですが、平日はカップルも多いですね。
地元の星野高校の新聞部が取材に来てくださったりと、もう川越で4年やっていますので多少は川越内外でつながりができてきたかなと思います。
トリック3Dアート IN COEDOが今後伸ばしていきたい、進化させたい部分について教えてください。
服部>現在は年に1回作品の入れ替えをしているんですけれど、来た人がもう1回行きたいなと思ってくれるようにしたいですし、何度来ても楽しかったって言ってくれるような場所にしたいですね。
トリック3Dアート IN COEDOでは19点の作品を展示しています。
トリックアートという括りでいうともっと大きい場所もありますが、私の200点ある作品のストックの中からなるべく優れた作品を多く入れようと考えています。
スペースによる制約はあるんですけれど評判の良いものをたくさん入れて、全体的なクオリティや満足感が高いと言ってもらえるように毎年続けていきたいと思いますね。
トリック3Dアート IN COEDO服部さんが思う川越の魅力、好きなところについて教えてください。
服部>川越で始めるにあたって、川越の歴史みたいなところも多少は調べたり、YouTube で見たりもしたんですけど、やはり歴史のある素敵な所だなと思います。
観光地としては東京都から近いこともあるし、非常にコンパクトにまとまっていて綺麗で、首都圏の人たちが日帰りで楽しく着物を着たりして楽しめる街として非常に価値があると思います。
川越は埼玉にしては寂しい感じがしないというか、地方感が薄いというか、他の近隣の地域と比べると、皆さんプライドを持っているのがわかるなと思います。
寂しい感じもないですし賑わっているので、今では川越なら住んでもいいなって本当に思っています。
住所 | 〒350-0062 埼玉県川越市元町1丁目13−1 |
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電話番号 | 049-298-4727 |
営業時間 | 10:30〜17:30(最終入館17:00) 休館日:火曜日(祝日の場合は開館。他に作品入れ替え日など、このホームページで予告します) |
入館料 | 大人(高校生以上) 800円 小人(4歳〜中学生) 500円 幼児(3歳まで) 無料 |
アクセス | ●徒歩: ○西武新宿線 本川越駅から15分 ○東武東上線 川越市駅から20分 ○東武東上線 川越駅から27分 [小江戸川越を満喫しながら歩けます。]●駐車場:当館専用の駐車場はございませんので、お近くの有料駐車場をご利用ください。お隣は三井のリパークです「三井のリパーク川越元町1丁目第2」。 有料駐車場は近隣にたくさんあります。料金も様々です。無料観光駐車場もあります。川越市の無料観光駐車場(当館まで徒歩14分) ●バス:最寄りのバス停は「札の辻」です。当館は札の辻交差点すぐ(小江戸川越観光協会の隣)です。 東武バス |
公式HP | http://kawagoe-trickart.com/ |