RAG CAFE(ラグカフェ) – Ragged edge coffee houseは、川越の南通町にあり、川越駅からのアクセスも抜群。季節によって変わるこだわりのコーヒーや、温かい雰囲気の店内で非日常空間を楽しめます!
RAG CAFE(ラグカフェ)さんが川越に立ち上げられた経緯を教えてください!
渡邊:元々二人とも飲食店で働いていまして、いつかは自分たちのお店を出したいと考えていました。
お店を始めると決意した当初、都内でなかなかいい物件が見つからず困っていた時に東京在住の川越出身の友人から「最近川越で個人店を始める人が多いみたいだよ。もしよかったら見に行ったら。」と勧められました。
訪れたのは中学生以来だったのですが、川越の活気や人の多さに驚き、「良さそうな街だな」と思ったのを覚えています。
しかし目当ての物件は先約されてしまっていて…帰ろうかと思ったちょうどその時に、ここに貸店舗の張り紙を見つけ、すぐ中を見せてもらいました。
全てがタイミング良く動いていく事に何か運命的なものを感じ、この場所を選んだという経緯があります。
店名は2人で案を出し合って決めました。
「Ragged edge coffee house」(ラグドエッヂコーヒーハウス)というお店は、おじいちゃんとおばあちゃんが経営しているような雰囲気の、アメリカの片田舎に実在するカフェです。
オシャレ過ぎず、肩肘張っていない感じが好きで。
ラグドエッヂ(=最果て)という意味も語感も気に入り、目標にしたいと敬意を込め同じ名前にしました。
ただ、長いのでお客様が覚えにくいと思い、略して「ラグカフェ」にしました。
店名診断をしたところ、潰れそうでなかなか潰れない店、という結果だったところも気に入っています。
RAG CAFE(ラグカフェ)さんのこだわりや特徴を教えてください!
渡邊:RAG CAFE(ラグカフェ)Ragged edge coffee houseという名前にある通り、珈琲等カフェメニューメインでやっています。
私の留学経験をもとに、川越にいながら世界旅行をしているような非日常を味わうことができる喫茶空間をコンセプトにしています。
美味しいものがあるのは勿論ですが、旅の中で立ち寄るカフェのようにこの店内を五感で楽しみ、空気感に癒されて頂きたいと思い、海外旅行で撮った写真や地球儀、アンティークのトランクを置いたりと、旅のイメージが膨らむようなインテリアにしています。
メニューにも旅の要素を取り入れて、夏はスパイシーなエスニック料理や南国フルーツを使ったデザート、冬にはヨーロッパや寒い国をイメージした料理やお菓子を出しています。
特定の国にはこだわらずにいろいろなものを取り入れ、ちょっと雑多な感じを楽しんで頂ければと思っています。
また、フェアトレードやオーガニックの食材、国産の原料なども積極的に取り入れています。
塩は天然の岩塩、砂糖もきび砂糖や国産のてんさい糖をメインに使用しています。
お店の内装も二人で話し合って決めました。私は、美術系の学校に留学していたことから、メニュー作成やSNSの写真、商品パッケージなどを担当しています。
夫は音楽関係の仕事をしていたので、BGMは夫のチョイスです。
自分たちの特技と出来る事を活かしてお店作りをしてきました。
30分でも1時間でもこの場所に滞在する事で、気持ちがリフレッシュ出来る場所として使っていただけたらと考えています。
今のところランチ利用の方が多いですが、日曜日と祝日は9時から朝カフェもやっています。
また10年前の開店当初は夜11時まで営業していた事もあり、珍しいアメリカンクラフトビールをメインに、お酒の種類もカフェにしては豊富です。
昼間にお一人で、ビールを飲んでゆっくりしているお客様もいらっしゃいます。
なお、お食事は食べきれなかった分は持ち帰りとさせていただいております。
苦手なものや量は事前に言っていただければ調整可能ですので、お声掛けください。
メニュー(一部抜粋)※時期によってメニューが変わる場合がございます。
ドリンクメニュー | オリジナルブレンド オーガニックコーヒー ¥450 季節のコーヒー ¥500~ ( 季節変わりの深煎りコーヒーをご用意しております ) カフェオレ ¥650 ハートランド生ビール ¥600 ボトルビール ¥650~ ( 世界各国の代表的ビール、アメリカのおすすめクラフトビール等、常時10~20種類からお選びいただけます ) |
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スイーツ | 当店のお菓子は、国産小麦、国産バター、埼玉県産麦のふすま、 岩塩、きび砂糖などを使用して手づくりしております ほろっとした粉の甘味を活かした素朴な味をお楽しみ下さい埼玉県産地粉のスコーン ¥550 カネルブッレ ¥400 ( スウェーデンのシナモンロール ) 季節のケーキ ¥600~ ・自家製季節のタルト ・自家製ベイクドチーズケーキ ・パンカーカ(北欧のモチモチなオーブンパンケーキ) 季節のケーキは常時2~4種類程ご用意しております 上記は一例です |
フード | 世界各地のスパイスやハーブを使用したおつまみ等をご用意しておりますメニューは季節や仕入れによって内容が変わります |
ランチ | 11:30〜14:30
常時3~5種類程のメニューをご用意しております ※ディナーメニューご注文の際の、ドリンクはセット価格にはなりません |
RAG CAFE(ラグカフェ)さんを運営していく中で、渡邊さんが喜びを感じる瞬間を教えてください!
渡邊:やっぱりお客様に喜んでいただけることが自分の一番の喜びです。
作ることが好きなので、自分が美味しいと思うモノができて、それをお客様も美味しいと言ってくださることはとても嬉しいです。
また、オペレーションやメニュー、店内の内装などを変えたいと思ったら直ぐにでも変えられる、スピード感と柔軟な対応は雇われていたら出来ません。
自分の店を持ち、試行錯誤を何度もできることは、お店の成長にもつながる原動力であり、自分達に合った働き方と感じています。
RAG CAFE(ラグカフェ)さんを運営していく中で、渡邊さんが苦労していると感じる瞬間を教えてください!
渡邊:現在 二人だけでお店を営んでおり、一から手作りしているメニューがほとんどなので作業量が多く、大変なことも色々あります。
またお店をオープンしたての頃に子供が生まれ、おんぶしながら営業していた時もありました。
ただ、お客様皆様優しく「赤ちゃんがいて癒される」と言って下さったりと感謝しかありません。その時のことを、今でも覚えていてくださる方も多くいらして、何年も通っていただいていることを実感し非常に嬉しいです。
ありがたいことに口コミでたくさんの方に来ていただいているという事もあり、混雑時のお客様一人一人の居心地にも気を遣っています。
お客様同士の目線が合わないテーブル配置、寛げる椅子とテーブルの高さのバランスや、店内のレイアウトはかなり時間をかけて作りました。
RAG CAFE(ラグカフェ)さんは、今後どのようにしていきたいと考えていますでしょうか!
渡邊: 現在ランチタイムには多くのお客様に来ていただいています。
ただ、理想としては気軽にふらっと寄ってドリンクのみでものんびり過ごす方がもっともっと増えて頂けるようにしたいです。なるべく気軽に使って頂きたいので、予約も受けていません。
夫が料理以外にも珈琲の自家焙煎をコロナ禍で始めたのですが、世界各国の様々な味のものを出しているので、今まで深煎りを好んでいた方が、酸味があるコーヒーの華やかな香りを美味しいと感じたりと、新たな世界に出会うきっかけになるようなお店になりたいです。
2階に登ってきて扉を開けたときに広がる空間に、新鮮な気持ちになっていただけたらなと思います。
渡邊さんが思う、川越の良さ、魅力を教えてください!
渡邊: 川越の方は、自分の街に誇りを持っているなと感じました。川越出身の方は地元が好きな方が多く、それが横の繋がり、お店同士の繋がりを生み出していると感じています。店主同士の仲が良く情報交換をして緩やかに繋がり、協力し合っている雰囲気は非常に魅力的な部分だなと思います。
地元でもなく、土地勘もなく知り合いも一切居ない場所で開店したので、一年目はお客様がほとんど来ないと思っていました。
ただ、元々同じビル内にいらしたテナントの方やその知り合いの方が来てださり、そこからの口コミでたくさんの方にご来店いただきました。つながりが生まれ、街がどんどんが盛り上がっていく、川越はこの好循環を生み出す人情や温かさがある街だと思います。
住所 | 〒350-0045 埼玉県川越市南通町16−5 ヨシダビル 2F 右 |
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電話番号 | 049-270-9826 |
営業時間 | ・火曜〜土曜 11時半〜19時 ・日曜&祝日 9時〜11時&11時半〜17時 ・定休日 月曜+不定休日が月に数日(HPに営業カレンダーあり) 予約不可 |
アクセス |
川越駅から徒歩5分 |
公式HP | https://ragcafe03.com/ |