【2023年11月にお店は移転されています。住所などは移転後の新店舗となっております。ご注意下さい。】
大きくてあったかくて、具がたくさん。地産地消にもこだわる「お結びしゅん」さんのおむすび。日本のソウルフードに思いを乗せて、出身地である川越に観光で訪れた多くの方にも和の雰囲気や笑顔を届けます!
お結びしゅんさんが川越に立ち上げられた経緯を教えてください!
堀江:これは暗い話になってしまうんですが、四年前に長男が天国に行ってしまいました。それまでは普通のサラリーマンだったんですけど、悲しみのいっぱいで仕事ができなくなってしまって。
そんな中で下の子が、
川越ってこんだけの観光地なのに、お店の中に入って食べるおにぎり屋さんが一軒もないんだよね。だからそういうのしてみたら?って言われて、今後なんかもう全然まだ何も考えられないときにそんな話はって思ってたんですが、長男のお友達がいろいろ来てくださって、いろんな話を聞くと、長男は本当に人と人とを結びつける力があった子だった話を聞いて、結ぶっていう言葉に縁を感じて、実際に勉強をすることにしました。
そこで都内の有名なお店、「ぼんご」に行ったのですが、縦看板の表側じゃなくて裏側に、おむすびに関心がある人とか修行しませんか?みたいに書いてあるのがあって、思い切って申し込み、修行に行かせていただいたのが約2年前になります。
店名はおにぎりじゃなくておむすびで、ひらがなじゃなくて漢字で、で、しゅんは長男の名前からもらいお店を立ち上げることにしました。
このお店の名前が地元で広がることで、少なくとも長男が生きていたという記憶だけは途切れさせたくないので、しゅんっていう名前が広がって残っていったらいいなっていう、それだけの気持ちで始めました。
お結びしゅんさんのこだわりや特徴を教えてください!
堀江:こだわりは「ぼんご」で教わった通りのことで、大きくてあったかくて、具がたくさんというところかと思います。
種類に関しても修行時代に教わったものはもちろん、地産地消の取り組みとして轟屋さんのおかかなどを使わせてもらっています。
またお米やお塩、海苔にもこだわりを持っています。
お米は精米を精米した瞬間から劣化が始まるので、なので精米したてといったところにこだわってはいます。
お持ち帰りの方が多いということもあり、厚みがあって手にくっつきにくい兵庫の海苔を使っています。
メニュー(一部抜粋)※時期によってメニューが変わる場合がございます。
具なし(塩・みそ・ごま)・漬物・みそ玉 | 165円(税込) |
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あおさのり・高菜・おかか・梅・昆布 | 220円(税込) |
ツナマヨ・生たらこ・焼きたらこ・明太子・豚キムチ | 260円(税込) |
肉そぼろ・卵黄・鮭・肉巻き・明太クリーム・じゃこ生 七味 | 300円(税込) |
お結びしゅんさんを運営していく中で、堀江さんが喜びを感じる瞬間を教えてください!
堀江:やっぱり目の前でおいしいって言ってくれる、作った笑顔じゃなくて本当の笑顔が見られることは心からの喜びですよね。
以前働いていた金融業界では儲かったときはみんな喜んでくるけど、必ず上がったり下がったりすることがあるので、損した時には嫌な気分になってしまったりします。
ですから弾ける笑顔は見られないんですよね。
でも食べるものって本当に食べた瞬間においしいって笑ってくれるのを見られるのはとっても嬉しいですから、全然喜びの種類が変わりましたね本当に心の底からの笑顔、そこに触れることができるっていうのはとても嬉しいですね。
お結びしゅんさんを運営していく中で、堀江さんが苦労していると感じる瞬間を教えてください!
堀江:サラリーマンだと就業時間になると、それで終わりじゃないですか。
こうやって個人事業主になっちゃうとずっとメリハリがなく、全部の時間なんですよ。それがやっぱり大変ですね。全然メリハリがなくて。お休みって言っても仕込みをしなきゃとか、全然気が休まる時間がない。
今間借りでやらせていただいていて、荷物を全部持って帰るとか、やっぱり綺麗にして帰るっていうのはとても大変ですね。
当たり前のことですが今使わせていただいていることに感謝しながらお店を運営していきたいと思っています。
お結びしゅんさんは、今後どのようにしていきたいと考えていますでしょうか!
堀江:自分のお店を開いた際には6席か7席くらい座れる席を設けて、本当にそのままで提供する形と、今まで通りテイクアウトで持って帰っていただく形を並行したいなと思っています。
今後はもうちょっとおかずがあったらいいなとか思っているので、から揚げのようなおかずを加えたランチセットみたいなものができたらいいなと思っています。
「ぼんご」で修行しているときは海外のYouTuberの方も多く訪れ、世界中に発信されていました。
おむすび、おにぎりは日本のソウルフードでもあると思うので、観光で訪れた方にも和の雰囲気を味わってもらいながら召し上がっていただければと思っています。
あとは地産地消への取り組みはもちろんですが、野望といった意味で認知症の方が集まれるような場所をつくていきたいという思いもあります。
おむすびはお箸が使えなくても食べられるものです。
ご飯が余ってしまったりだとかといった時に捨てちゃうのではなくて、そういった取り組みができるようになっていけたらと思います。
堀江さんが思う、川越の良さ、魅力を教えてください!
堀江:川越出身なのですが、やっぱり居心地はいいですよね。
皆さんが受け入れてくださると本当に温かいなと感じています。みんなに支えられてお店ができていると思っています。あとはお店ができることで川越の西口が盛り上がっていけたらという思いもあります。
東口はクレアモールもあり盛り上がっていますが西口も素敵なお店が多く負けていません。修行させていただいた「ぼんご」に負けないような、多くの人が訪れることができるようなお店を作っていきたいですね。
住所 | 〒350-1123 埼玉県川越市脇田本町10−5 ※U-PLACEから移転しました 西口ユニール 1階 |
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電話番号 | 049-256-9525 |
営業時間 | 10-16時、イートイン、テイクアウトできます 定休日火水 |
アクセス |
川越駅西口5分 |
公式SNS | https://www.instagram.com/omusubishun |