グルメ

「抹茶あらた」は一枚一枚丁寧に焼き上げる手焼きクレープと一杯ずつ心を込めて点てる香り高い狭山茶を提供。川越から新たな茶文化発信

抹茶専門店抹茶あらた川越
2023年11月、川越菓子屋横丁にオープンのティースタンド!

 

「抹茶あらた」は川越の観光中心地である菓子屋横丁に新たに誕生したお店!厳選素材を使った品質の高い河越抹茶や、農薬不使用で有機栽培した宇治の茶葉、ほうじ茶においても日本農業遺産にも登録されている江戸時代から続く農園の茶葉などこだわりの品々を提供されています。

今回は抹茶あらたさんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

抹茶あらたが川越に立ち上げられた経緯について教えてください。

抹茶専門店抹茶あらた川越

会社の事業を通して地域に根付くことを目指している中で、経営している荒田が川越出身ということもあり、地元の名産品である狭山茶を使ったお店を始めようと思ったのが抹茶あらたを始めた経緯です。元々この建物を持っていたわけでは無いので、1から物件探しという所からスタートしましたね。

あらたのロゴは、川越市の鳥「雁」なんですよ。
雁に利休帽と茶さじを咥えたデザインになっています。来ていただけるお客様は、良いロゴだねと褒めていただけます。デザイナーチームが素晴らしく、デザイン系に関しては本当に美して綺麗なものが出来ていると思います。

抹茶あらたのこだわりや特徴を教えてください。

抹茶専門店抹茶あらた川越

お抹茶と狭山茶、そして手焼きのクレープを提供するお店です。この3つがコンセプトとなっています。

お抹茶は地元川越で大切に作られた旨味と甘味豊かな河越抹茶と農薬・化学肥料を一切使わず栽培された京都・宇治のものを扱っています。川越の方、三富のエリアに住まわれている方々に誇っていただけるような商品を目指しています。

狭山茶は、所沢の平岡園さんのお茶をお出ししています。平岡園は、江戸時代から続いている茶園です。落ち葉堆肥を使い自然に即した循環農法で栽培されている平岡さんのお茶は、狭山茶らしい厚みのある旨味と甘未に加え、香りがとても良いのが特徴です。釜入りや台湾茶の製法も積極的に取り入れている平岡さんのお茶の魅力を感じていただきたく、急須だけではなく蓋碗を使って味、香り、甘さを全てお茶の中に入れるという煎れ方をしています。

クレープは、『あらた』と『川越シュガーバター』の二種類。生地には煎茶を練り込み、抹茶と狭山茶のおいしさを余すことなく感じてもらいつつ、食べ疲れせず、お茶と一緒に楽しんでもらえるようなクレープです。
『あらた』は、自家製の抹茶練乳に濃厚な純生クリーム、煎茶を使ったカスタード、抹茶と相性が良い柚子甘納豆など一口ごとに楽しい一品です。

抹茶専門店抹茶あらた川越

『川越シュガーバター』は自家製の抹茶練乳に有塩バターと食感の良いフランス産のきび砂糖でシンプルに仕立てました。
作りたては冷たいバターと暖かい生地のコントラストを、最後は溶けたバターと抹茶が混ざり合ったリッチな味が楽しめます。

メニュー(一部抜粋)※一部抜粋。時期によってメニューが変わる場合がございます。

薄茶 川越抹茶 明松(みょうしょう) 白(狭山) 温/冷 800円
濃茶 晶瑩(しょうえい) 佳辰(かしん)(宇治) 温/冷 1000円
抹茶ラテ 750円
緑茶 平岡園 造込茶 温/冷 500円
手焼きクレープ あらた 1000円

抹茶あらたで働かれていて喜びに感じる部分について教えてください。

抹茶専門店抹茶あらた川越

対面でクレープをその場でお焼きし、お茶を一杯一杯淹れていく、その中でお客様から「おいしい」と言っていただける事が何よりの喜びです。

内側のお話をすると、今回関わっていただいているスタッフはほとんどがこれまでお茶に触れたことがありません。
専門的なクレープを家で焼いているわけでも、普段からお茶を淹れて飲むという習慣がないスタッフばかりです。
その中で研修を通して、お茶の淹れ方やお茶の違いについて学んでいくと、「お茶が美味しい」「お茶を淹れるのが楽しい」とお店に対しての気持ちが高まっていく姿を見ると良かったなと喜びを感じますね。みんな一杯でも多くおいしいお茶を淹れようという気持ちで日々取り組んでいるのでとてもおいしいお茶だと思いますよ。

抹茶専門店抹茶あらた川越

また、おいしいお茶とおいしくないお茶の違いは必ずあります。
ただ、その先のおいしさに関しては千差万別なんです。使うお水、使う茶器、あとは淹れ手が変わることで味が変わります。今の時代は、均一なものを求めがちな時代ですが、お茶はその人に紐づいているものだと思っています。おいしさは担保しますが、その先は淹れ手によって味が変わる事を楽しんでいただけたらなと、お客様の好みに合わせてお茶を淹れられるようになれば淹れ手の僕らにとっても嬉しいですし、飲み手の方にももう一度行きたいと思っていただけたらなと思っています。

抹茶あらたで働かれていて苦労されているところがあれば教えてください。

抹茶専門店抹茶あらた川越

ないですね。僕らとしては、いかに川越という街、菓子屋横丁に土着していくか。地域の方々にとってより良いもの、川越に初めてきた方にもう一度川越に行きたいねと言ってもらえるようなお店にしていきたいと思っています。

お客様とのコミュニケーションを大切にして、あらただけでなく、川越の他のお店や場所も楽しんでいただけるようなお店を目指しています。

抹茶あらたが今後伸ばしていきたい部分について教えてください。

抹茶専門店抹茶あらた川越

土着を目指して、川越といえばというお店になっていきたいですね。
地元の方は勿論ですが、普段お茶に触れる機会がない方々にもお茶がおいしいなと思っていただければ良いなと思っていますし、川越にまた行こうと思っていただけるきっかけの一つになれば良いなと思います。

抹茶あらたさんの思う川越の魅力や好きな所があれば教えてください。

色々な人や文化が混ざり合っていたという足跡が見える所が良いですよね。一つの地域の中で色々な物や文化が見える事が川越の特徴の一つだなと感じます。

あとは、個人商店さんがとても魅力的で皆さん元気です。新しく入ってくる方もいれば江戸時代から長くやられている方もいて、代替わりしながら来てくれる街という点も魅力的だなと思います。昔からやられている飴屋さんも、おじいさんおばあさんから息子さんの代に引き継いで、またその息子さんに代替わりしていきますし、外から来られる人も同じように代替わりしながら家族で来れる身近な街という点も特徴ですね。今日までのご縁を含めて、川越で皆さんと一緒に街づくりをできれば大変ありがたいなと思います。

住所 〒350-0062 埼玉県川越市元町2丁目9−19
電話番号 なし
営業時間 10:00-16:00(土日祝は17:00まで)
アクセス

本川越駅東出口から徒歩約16分
駐車場なし(近隣コインパーキング複数あり)

公式SNS https://www.instagram.com/arata_kawagoe/