株式会社CRS埼玉は、自動車リサイクルのリーディングカンパニーとして、ねじ1本まで無駄にしない精神のもと「HAPPYリサイクル」を目指す企業です。
株式会社CRS埼玉の代表である加藤さんは川越とどのようなつながりがあるのでしょうか?
加藤:私の出身は東京の巣鴨でして、川越との繋がりとしては川越にこの会社(株式会社CRS埼玉)を作ったことが始まりです。
私は株式会社CRS埼玉が設立される以前は青木商店に所属していまして、CRS埼玉ができるタイミングで異動してきました。
現在株式会社CRS埼玉の2代目の社長として仕事をさせていただいております。
株式会社CRS埼玉が生まれた経緯にはどのような理由があるのでしょうか?
加藤:株式会社CRS埼玉が立ち上げられた背景としては、自動車リサイクル法という法律が2005年にできたことが一番大きなきっかけとなりました。
自動車リサイクル法ができたタイミングで、双日(日商岩井株式会社)の方からこれはビジネスチャンスだということで声をかけて頂きました。当時私の勤めていた青木商店と総合商社である双日の両社でお金を出しあって、一緒に会社をやっていこうということになり、株式会社CRS埼玉を設立したという経緯があります。
株式会社CRS埼玉が川越に生まれた背景にはどのような理由があるのでしょうか?
加藤:会社を設立する場所をどこにするかという話に関しては、騒音問題などがある関係で、街中には設立できないという制限がありました。そんな折に今CRS埼玉のある川越工業団地にちょうど空きがあって、この場所で事業をさせていただくことになりました。
株式会社CRS埼玉のビジネスモデルとしては、車を解体させることが仕事になるので、どうしても車を回収する必要があります。川越であれば立地面、交通面が良く、どこにいくにも便利です。その意味でも川越は事業をやりやすい環境にあります。
川越という街の認知度が高いので、場所を説明する必要が少ないのも大変助かります。
株式会社CRS埼玉として、伸ばしていきたいことはどのようなことになりますでしょうか?
加藤:会社としては車に携わる仕事をしているので、そこに関わる事業を伸ばしていきたいですね。
解体だけではなくて、レンタカー事業などの車に関わるビジネスを展開していきたいです。
車も日々進化していますし、それに伴って解体するプロセスも変化していきます。
既存の自動車解体業を進化させることもそうですし、車に関わる新たな分野にも果敢に挑戦していきたいと考えております。
会社としてはちょっと変わった事業としてゴルフの事業もやっています。
背景としては、シンガポールとニュージーランドとマレーシアに関連会社がありまして、海外の関連会社でも日本で解体した車の中古部品の販売しております。
その際に車の部品を海上コンテナに積んで運搬するのですが、
車の部品は重いので、容積に対して入れられる重量をすぐに超過してしまいます。
そのため、コンテナは重量こそ上限にいくものの、スカスカになってしまいます。
このコンテナの空きスペースもったいないよねということで現地に意見を聞いてみました。すると、マレーシアはゴルフが非常に盛んだということで、日本から輸送して中古のゴルフクラブを販売してみようかという話になり、ゴルフ事業をはじめてみたという経緯があります。何事もやってみようという姿勢を大切にしています。
加藤さんが会社を運営されていく中で大事にしていることはございますか?
加藤:ビジネスは人との繋がりだと思うんですよね。
なので、会社としても個人としても人と人のつながりは大切にしていきたいと思っています。
人とのつながりがビジネスをやっていく上でもそうですし、会社を運営していく中でも非常に大事になってきます。
人と向き合って、しっかり信頼関係を作っていく。そういう積み重ねが何事も大事だなと思います。
そのように考えるようになったきっかけがありまして、
今でこそ会社としてはとてもいい雰囲気で仕事をさせていただいているのですが、4年前くらいまでは成果主義で会社もギスギスしていました。
実はその当時会社も倒産の危機を迎えていまして、そのタイミングで親会社の支援がなくなったことで、自分でなんとかしないといけなくなりました。
経営危機に陥った当時、私自身は雇われ社長でしたが、そのタイミングで独立しまして、社員を守るためにも死に物狂いで会社を生き延びさせる方法を探していきました。
多くの方のご支援があって、経営危機をなんとか乗り越えることができました。
そのような経験を経て、人とのつながりの大切さを痛感し、今こうして人を大切にしていこうという考えに至っています。
株式会社CRS埼玉で仕事をされていて、喜びを感じる瞬間はどんなタイミングでしょうか?
加藤:喜びを感じる瞬間は様々ありますが、
やっぱり嬉しいのは社員が楽しそうに笑い合ってる様子を見ることができた時ですね。
朝、私が会社で掃除をしていたりすると、社員のみんなが楽しそうに雑談しているのが聞こえてきたりすることがあるんですよね。
そういう声が聞こえてくると、社員のみんなも充実して仕事ができているのかなと思えたりして、ささやかかもしれませんがそういう喜びを感じています。
先ほどお伝えした通り、倒産危機を経験した当時は会社の雰囲気もギスギスしたものでした。
当時、会社はいいけど、人間関係が嫌で退職する人も多く、離職率も高かったです。
ただ、人間関係というのは会社が直せと言って直せるものでもないですよね。
そのような状況を加味して、少しずつでも会社としても環境改善をするために試行錯誤していきました。
結果として、会社の雰囲気もよくなって、離職率も少しずつ下がっていきました。
川越の街の魅力、好きなところがあれば教えてください。
加藤:自転車に乗る関係で、川沿いのサイクリングロードが好きです。
サイクリングロードだと、川越市だけではなくなってしまいますけど。(笑)
入間川の土手沿いから入間市までサイクリングロードがあって、すごく好きでよく走っています。
川越は歴史がある街も素敵ですし、自然もあるし、また工業地帯の周辺も田んぼが広がっていたり、うまく調和の取れた素晴らしい街だなと思います。
住所 | 〒350-0833 埼玉県川越市芳野台2丁目8−36 |
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