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歴史と文化が色濃く残る川越市に位置する「川越喜多院(川越大師 喜多院)」は、関東屈指の名刹として知られ、訪れる人々を魅了します。
川越市で古くから続く由緒あるこの寺院は、四季折々の風景と共に訪れる価値があります。
そこで今回は、川越喜多院の見どころやアクセスの方法、さらに周辺の素敵なカフェスポットも併せて紹介します。
川越喜多院とは
川越喜多院は、江戸城ゆかりの建物や重要文化財を有し、江戸時代の風情を色濃く残す寺院です。
隣接する仙波東照宮も含め、徳川家と深い縁があります。
最初に川越喜多院の歴史やご利益、厄除けについてそれぞれどのようなものか解説しましょう。
川越喜多の歴史
川越喜多院は淳和天皇の勅命により、830年に慈覚大師によって創建され、正式には星野山無量寿寺喜多院と呼ばれる天台宗の名刹です。
江戸時代初期、名僧天海大僧正が住職を務め、江戸城から移築された家光誕生の間や春日局の書院など、歴史的な建物や文化財を多く所蔵しています。
1638年に川越大火で山門以外のほとんどを失いますが、徳川家光によって再興されました。
現在では埼玉県を代表する寺院として全国的にも有名で、多くの観光客を魅了しています。
川越喜多のご利益・厄除け
川越喜多院は、厄除けや願掛けのご利益が高いとされています。
特に、境内にある喜怒哀楽を表現した五百羅漢の石仏群が参拝者に安らぎと運気をもたらすと信じられています。
さらに、川越喜多院では毎日3回行われる護摩修行に参加することで、家内安全、厄除け、病気平癒、安産成就、学童健全などの祈祷も受けられます。
このように川越喜多院は川越はじめ地域の信仰の中心として、四季折々の行事も行われ、多くの人々に親しまれています。
川越喜多院の基本情報・アクセス情報
川越喜多院は埼玉県川越市小仙波町1-20-1に位置し、江戸時代からの歴史を持つ天台宗の寺院です。
ここでは拝観時間や拝観料、アクセスについてまとめ、駐車場の情報についても解説を行って利用する際に必要な内容をまとめました。
拝観時間・拝観料
川越喜多院の拝観時間は、3月1日から11月23日は平日9:00〜16:30、日・祝日9:00〜16:50、11月24日から2月末日は平日9:00〜16:00、日・祝日9:00〜16:20です。
定休日は12月19日〜1月15日、2月2日・3日、4月2日〜4日で、拝観料は大人400円、小・中学生200円です。
拝観料は同じですが拝観時間が時期によって細かく決められているので、拝観する場合は事前に時間を確認しておくことをおすすめします。
公共交通機関で行く場合
JR・東武東上線「川越駅」または西武新宿線「本川越駅」から、小江戸巡回バス「喜多院前」下車すぐです。
どちらの駅からも徒歩圏内でアクセスが便利です。
なお、川越駅からは、歴史ある街並みを楽しみながら散策することができます。
本川越駅からは、商業施設や飲食店が集まるエリアへもアクセスしやすく、買い物や食事を楽しむことができるので、それぞれ目的に合わせて最寄り駅を変えるのも良いかもしれません。
喜多院前でバスを降りると、美しい庭園や歴史的建造物が点在する観光スポットへのアクセスも便利です。
小江戸巡回バスは観光客にも人気で、地元の方々からも利用されています。是非、川越の魅力を満喫してみてください。
車で行く場合
車で行く場合、埼玉県川越市の川越喜多院へのアクセスは非常に便利です。
関越自動車道「川越」ICから約20分、または首都圏中央連絡自動車道「川島」ICから約19分で到着します。
高速道路を利用すれば、スムーズに市内へとアクセスすることができます。
川越喜多院の周辺は歴史ある街並みや美しい自然が広がる観光地として知られており、車での移動だけでなく、レンタサイクルや徒歩でも周辺を楽しむことも可能です。
観光名所やグルメスポットを巡りながら、地元の雰囲気を存分に楽しめます。
お土産やお食事も楽しめるので、車で訪れるのもいいかもしれません。
駐車場情報
川越喜多院には133台収容可能な有料駐車場があります。
この駐車場は観光客や参拝客にとって便利な立地にあり、喜多院を訪れる際には利用されることが多い駐車場です。
有料にしているため、駐車場は整備されており、安全で快適な駐車環境を提供しています。
また、近隣には無料の路上駐車スペースもありますが、混雑時やイベント開催時にはすぐに埋まってしまうこともあるため、有料駐車場を利用することをおすすめします。
特に観光シーズンや休日は混雑することが予想されるため、早めの到着を心掛けることが大切です。
川越喜多院の見どころ
長い歴史を持つ喜多院は、江戸時代の面影を色濃く残す寺院です。
五百羅漢や多宝塔など、多くの文化財や見どころがあります。
境内では、貴重な江戸城の遺構や風情ある庭園も楽しめるのも魅力です。
ここではそれらについてみていきましょう。
日本三大羅漢の一つである「五百羅漢」
喜多院の「五百羅漢」は、川越喜多院にある538体の羅漢像が並ぶ寺院内でも独特なスポットです。
この羅漢像は、それぞれが喜怒哀楽をユーモラスに表現しており、見ているだけで楽しむことができます。
また、それぞれの像には個性豊かな表情やポーズが施されており、一つ一つが見どころとなっています。
長い年月をかけて造られたこの羅漢像は、歴史や文化を感じることができるだけでなく、心を癒してくれる場所として訪れる価値が大きいといえるでしょう。
喜多院の「五百羅漢」を訪れることで、日常の喧騒から離れて心静かに過ごすことができるはずです。
1月3日の「だるま市」
毎年1月3日には、喜多院で「だるま市」が開催されます。
このだるま市は、古くから続く伝統行事であり、地元の人々だけでなく観光客も多く訪れるイベントとなっています。
だるま市では、大小さまざまなだるまが並び、その赤い色と愛らしい顔つきが新年の幸福を願う人々の目を楽しませているのも特徴です。
初詣の賑わいの中、縁起物を手に入れたい方やだるまコレクターにとっては見逃せないイベントといえるでしょう。
喜多院の境内は、だるまの赤と参拝客の賑やかさで一年で最も賑わう日です。
喜多院の御朱印は本堂「慈恵堂」の授与所でもらえる
喜多院の御朱印は、本堂「慈恵堂」内の授与所と「客殿、書院、庫裏」受付の各場所ででいただけます。
いずれの場所でも同じ内容の御朱印が授与されており、拝観後に受け取ることができます。
御朱印は300円の納経料が必要で、喜多院の祈願の記念に最適です。
境内には多くの歴史的建造物があり、庭園も美しく、季節ごとに異なる風景を楽しむことができます。
これらの授与所や受付で御朱印をもらいつつ、境内の美しい風景を散策してみましょう。
ちなみに御朱印の受付時間は、閉門30分前までです。
川越喜多院周辺でランチにもおすすめなカフェを紹介
川越喜多院周辺にはランチにもおすすめなカフェが点在しています。
ここではその中でも特におすすめしたい2つのカフェについて紹介し、それぞれの特徴や価格帯、口コミについてもまとめました。
喜多院の帰りに立ち寄ってみるのも良いでしょう。
川越喜多院隣接の仙波東照宮の敷地内にある「CAFE ANDON」
川越喜多院近くのカフェ、仙波東照宮内の「CAFE ANDON」は、落ち着いた雰囲気で美味しいスイーツが楽しめるスポットです。
キャロットケーキはイチジクと胡桃がアクセントに、あんバターは餡子とバターの絶妙な組み合わせが特徴。
地域食材を使ったランチやスイーツも人気です。
価格はランチが1,100円〜、スイーツが550円〜。
観光ついでにぜひ立ち寄りたいカフェです。
口コミ:「キャロットケーキはイチジクと胡桃がアクセントになっていて、しっとりしていて甘みもちょうどいい!あんバターは餡子の甘みと、バターの塩気が合わさり、モチっと食感のパンとの相性が抜群!どちらも完成度の高い逸品でした」
川越喜多院から徒歩1分の「CAFE SUGAR」
川越喜多院から徒歩1分の「CAFE SUGAR」は、サイフォン式コーヒーと手作りパンが自慢のカフェです。
モーニングには焼きたてパンと、ナポリタンなどのランチメニューが楽しめます。
店内は古民家を改装し、温かみのあるリラックスできる空間です。
パンは軽やかで、季節の食材を活かした限定メニューもあります。
価格はパンが100円〜、ランチが800円〜。
口コミ:「コーヒーはもちろんのこと、手作りパンも、ランチの食事も、デザートもすべて丁寧に作られていて美味しい。モーニングで土鍋の目玉焼きを食べたら感動の美味しさ。マスターやママのお人柄も良くて、行くたびに癒されるお店です。」
まとめ
川越喜多院は、多くの参拝客でにぎわう寺院です。
歴史もあり、江戸時代に作られた伽藍は今もきれいに手入れがされており、参拝する人々を癒しています。
今回はそんな喜多院の見どころやアクセス、そしておすすめのカフェについても紹介しました。
これらのポイントを押さえて川越喜多院へ参拝に行きましょう。
きっと楽しい体験とご利益が期待できるはずです。
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