富士見市で長く地域に親しまれてきたパン屋「こんがり亭」。店主・水村さんが大切にしているのは、前店主から受け継いだ“手作りの温もり”をまっすぐに守り続ける姿勢です。北海道産の国産小麦を使った安心・安全なパンづくり、毎朝4時頃からの丁寧な仕込み、そしてお客様一人ひとりに寄り添う温かな接客。日々パンを焼き続ける中で、地域の暮らしや人々とのつながりがどれほど大切なものかを実感しているといいます。今回は、水村さんの仕事への想い、パンづくりにかけるこだわり、そしてこれからの展望についてじっくり伺いました。
まず初めに、「こんがり亭」を富士見市で立ち上げられた経緯を教えてください。
もともとは知り合いのパン屋さんが後継者を探しており、「お店を受け継いでくれる人はいないか」と相談されたことがきっかけでした。
私自身、パンづくりには以前から興味がありましたし、前店主の想いをつなぐという点にも強く惹かれました。いろいろと悩みましたが、最終的にこの富士見市の地でその意志を受け継ぎ、店を続けていこうと決心しました。
「こんがり亭」のお店のこだわりについて教えてください。
一番大切にしているのは、北海道産の国産小麦を使用することです。素材は身体に入るものなので、安心して食べてもらえることが何より重要だと考えています。また、毎朝4時頃から仕込みを行い、その日に販売するパンを丁寧に焼き上げています。手間を惜しまず、一つひとつの工程を大事にすることで、お客様に納得していただける味が生まれると思っています。
メニュー(一部抜粋)※時期によってメニューが変わる場合がございます。
| 食パン | – |
|---|---|
| サンドイッチ | 300円〜 |
| 惣菜パン | 200円〜 |
「こんがり亭」を経営される中で大切にしていることはありますか?
特に意識しているのは接客です。
「誰でも気軽に立ち寄れるパン屋さん」でありたいという想いから、日頃からお客様とコミュニケーションを取ることを大切にしています。ちょっとした会話や言葉のやり取りが、思いのほか大きな信頼関係につながるものですし、お客様との距離感を近く保つことが、地域のパン屋としての魅力だと感じています。
「こんがり亭」で働かれていて喜びを感じる瞬間はどんな時ですか?
やはり、お客様に「美味しいからまた買いに来ました」と言っていただける瞬間が一番嬉しいですね。わざわざ足を運んでいただき、リピートしていただけるというのは、パン屋として何よりの励みになります。直接言葉で伝えてもらえると、日々の努力が報われたように感じられます。
反対に、「こんがり亭」で苦労されていることはありますか?
正直なところ、業務そのものがつらいと感じることはあまりありません。ただ、パン屋は早朝からの仕事になるため、どうしてもプライベートの時間が取りづらいという難しさはありますね。とはいえ、仕事自体が好きなので大きな負担とは感じませんが、あえて挙げるならそこが一番の苦労でしょうか。
「こんがり亭」で今後力を入れていきたい部分を教えてください。
現在はパンが中心ですが、今後は“手作りのデザート”にも力を入れていきたいと考えています。パティシエさんとも協力し、新しいスイーツの提供に向けて準備を進めています。パン屋ならではの視点を活かしたスイーツづくりにも挑戦したいですね。
埼玉県(富士見市)の魅力はどんなところだと思いますか?
富士見市は都心に近く交通アクセスが良いだけでなく、新築の住宅も増えていて、これからますます発展していく街だと感じています。住みやすさと便利さが両立した、とても魅力的な場所だと思います。
最後に、読者の方へ一言お願いします。
ぜひ気軽に足を運んでいただけたら嬉しいです。
素材にこだわったパンを楽しんでいただき、温かい時間を過ごしていただければと思います。皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
| 住所 | 埼玉県富士見市東みずほ台2丁目9−12 エクレール |
|---|---|
| 電話番号 | 049-254-3137 |
| 営業時間 | 営業時間:7:00〜19:00(売切の場合早閉店) 定休日:火曜日 |
| アクセス |
みずほ台駅東口徒歩3分 |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/kongaritei/ |






