川越とどのようなつながりがあるのでしょうか？

鈴木：元々僕は生まれも出身も川越なんですけど、
知り合いでお父さんが地元で商売をしていたりとか、実家が会社だったりいうところが多く、川越には非常に馴染みがありました。

イー・レンジャー株式会社さんを立ち上げられた背景はどのようなものがございます？

鈴木：前の職場で働いている時に、パソコンとかインターネットとかがだんだん普及しだしてきて、会社さんからお店のホームページを作りたいとか通販のサイトをやりたいとかご相談をいただくようになりました。

土日にお手伝いに行ってやったりしているうちに相談が増えて、これはお仕事になるし、僕も川越で生まれ育った人間なので、地域に還元できるんじゃないかなという思いで始めました。
今いる職場の者は元々パイオニアのメンバーで、川越高校の卒業生など川越にも縁があるメンバーも多いです。

また、基本的には9割方が川越のお客さんです。
遠くに行ったら時間もかかっちゃいますし、サポートもなかなか手厚くできないので、基本的には川越市内のお客様だけという形でやらせていただいています。

イー・レンジャー株式会社さんの商品の強みや特徴はどういったところでしょうか？

鈴木：IT 統合管理システムといって、元々バラバラなシステムを統合させて頂いて一つの画面で見られるようにしています。

中小企業さんは専用のIT 担当者さんみたいなのを置いたりできないので、イメージとしてはうちを情報システム部としてうまく使っていただくといった形です。

上手に使っていただくことで費用も抑えていただけますし、しっかりとしたサービスが利用可能です。
大手さんにお願いすると桁がひとつ変わってきてしまいますが、そこにおいて中小企業さんをサポートできるのは強みです。

会社を運営するにあたって大事にしていることはございますか？

鈴木：やっぱり技術的なところですね。

お客さんとのお付き合いもそうですけど、技術的なところでものを作って、良いサービスを提供して価値を生み出すというところを1番に置いていますね。
システムは目に見えないもので、動いて当たり前ではあるんですけど、パソコンが止まったらすぐに仕事が止まるというお客さんばかりなので、しっかりとしたサポートをするということはまず気をつけるところですね。

とはいえこうやって技術が進んでパソコンがあっても、最終的に決定するのは人間ですし、使うのは人間なので、人と人との信頼だったりとか関係性がすごく大事になってくると思いますし、お客さんとの信頼も大事にしています。

仕事をされていて喜びを感じる瞬間はどのような瞬間でしょうか？

鈴木：うちのサービスを使ったことで実際に商品が売れたですとか、お客さんに来て頂いたですとかそういったところで喜んでいただけるというのは非常にやりがいがあります。

小さい小売さんで、跡継ぎもいないしもうやめようかって悩んでいた会社さんが、インターネットのEC の仕事を始めて、それからかなり売れだしたりして、社長がすごく喜んでくれた時は、すごく役に立っているという実感を得られました。

イー・レンジャー株式会社さんを運営されていて苦労されたことはございますでしょうか？

鈴木：最初お客さんを獲得するのにすごく苦労しましたね。
なかなか形があるものではないので、これですっていうふうに見せて売る事ができないし、金額も結構大きい金額になりますし。
やっぱり信頼していただくという点で最初は苦労しました。

最初は、商工会さんとか市役所さんとかそういったところでコミュニティに参加させてもらう中で、会議に出させてもらって議事録取るとかそういったことを続けていました。

そういった活動を地道にやってくうちに、今ホームページ作り直そうと思ってるんだよね、とかこういう課題があるんだけど、という形でだんだん呼ばれるようになり、徐々に認知していただいたって感じになります。

川越でどのような存在でありたいでしょうか？

鈴木：派手な存在でなくてもいいですが、縁の下の力持ちみたいな、なくてはならない、いてもらわないと困るという存在になっていきたいです。

あとは、若い人たちのサポートがしたいです。
今の時代、ITで仕事できますし、組織に所属しなくても個人やフリーランスで仕事ができるので、そういうところで若い人たちがどんどん活躍してチャレンジできるような後押しは考えていますね。

今だと、学校とかにもパソコンなどを提供することを考えています。
実際に中学校とか高校で、パソコンの授業があったりとか就活で使われていたりするので、そういったところで、無償で機械を提供することをやっていきたいなとは思っています。

そこでイーレンジャーという名前を覚えてもらって、若い人たちがパソコンを使った仕事ができるようになって、川越からレベルの高い技術者や、川越を代表するような起業家さんが出てきてくれたらいいなというのはあります。

今後進化していきたいとか伸ばしていきたいところはございますか？

鈴木：技術的なところはもちろんですけど、昔ながらの会社みたいに人を増やしながら、仕事を増やしていってではなく、いかに効率化できるかを突き詰めていって、新しいビジネスを展開させていきたいです。

最後に、川越の街の魅力や好きなところを教えてください！

鈴木：やっぱり人が温かいところですね。

川越の大きい企業さんでも、優しい方が多いですし、始めたばっかりの会社であってもすごく気にして頂いて仕事を回していただいて、とても温かい街だなという風に思います。
そういうところは、川越のいいところとして若い人たちにも伝えていきたいですし、もっと世の中にアピールしていきたいですね。

川越は、起業するのがやりやすいと思うんですよね。
しっかりした企業さんもたくさんあって、一緒に組んでいければ大きな仕事もできると思いますし、スタートアップの街としても売っていければいいのかなと。
また、観光だけではなくて、工業も商業もサービス業もあるバランスがいい街だと思います。

住所	〒350-0035 埼玉県川越市西小仙波町２丁目８−３６
電話番号	049-298-6780
アクセス	西武新宿線本川越駅より徒歩8分
公式HP	https://www.eranger.co.jp/