生活

川越で葬儀事業を展開するセレモニーサロン株式会社。「花に囲まれたお葬儀」にこだわり、お客様の最期に寄り添い続ける。新規事業で婚活事業展開も

セレモニーサロン株式会社
セレモニーサロン株式会社は葬儀事業、婚活事業を展開。

 

セレモニーサロン株式会社は社長をはじめ女性スタッフが中心の葬儀社で、公的斎場などでお葬儀を施行しています。また新規事業として婚活事業を開始し、川越でも支持を集めています。

今回はセレモニーサロン株式会社の社長の清水さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

セレモニーサロン株式会社が立ち上げられたのにはどのような背景があるのでしょうか?

セレモニーサロン株式会社

清水:「やすらぎのさと・川越市斎場」が出来てからなのです。
2000年にセレモニーサロンを設立して、もう20年以上が経ちますね。
セレモニーサロンはもともと私の父が霊柩車が好きで、霊柩車を5台買ってしまって葬儀関係の仕事を始めたことからスタートしました。

しかし葬儀会社は24時間365日仕事がある職業で、父が好きだったお酒も飲めないほどでした。
そこで1ヶ月ほどしたある日、父にお前が社長をやれと言われて社長を引き継いだことが私とセレモニーサロンとの出逢いになります。
もう既に会社として成立していましたし、従業員も5名いましたので、引くに引けず社長を引き受けました(笑)

セレモニーサロンは葬儀に関すること全てをお手伝いする葬儀会社の他に、スミレクラブというブライダル事業部もあります
こちらのブライダル事業部が立ち上がったのも皆様の葬儀のお手伝いをしていたことがきっかけでした。

葬儀の仕事では、準備などの関係でお客様のご自宅に出入りすることが多くあります。
その中で、誰かいい人いないかということでお子さんやお孫さんの履歴書をお預かりすることが増えてきました。
50名分ほど履歴書が溜まってきたのですが、個人情報をお預かりしている状態でしたので、そのまま放置するわけにもいかず、お見合いや婚活イベントを始めることにしました。これがブライダル事業の始まりです。

今から5、6年ほど前に、スミレクラブと名前をつけて本格的にブライダル事業部として再スタートを切りました。
スミレクラブでは個別の相談会や婚活のイベント、お見合いパーティー、バーベキューやランプ作りなどのサークル活動を行なっています。
婚活イベントもやる結婚相談所です。婚活に関する何でも屋さんですね。結婚相談所という業態自体は15年ほど前から始めていました。当時はフランチャイズとして情報サービスを使っていましたが、お見合いの成約率が悪いことと料金が高くなってしまうことなどから使用を止めて、イベントを中心に行なっていました。そうしたところその年だけで20組ほど成婚されて、その後、県の婚活事業にも携わることになりました。県の婚活事業に携わるようになってからはおかげさまで会員も増え、私たちだけでは満足のいくご案内が出来なくなる可能性がありましたので、再び情報サービスを活用するようになり、現在では全国15万人の中からお相手を選べるようになっています。結婚相談所と婚活イベントも行う形ですね。

新型コロナウイルスの影響でブライダル事業のイベント等はオンラインに切り替わっていましたが、これから徐々に元に戻して行こうと思っています。
既にイベントでは1000組近いカップルが誕生していますし、ご成婚も何十組と出ています

現在は法人会員様も35社様登録いただいてます。
会社の福利厚生の一部として婚活イベントや個人の結婚相談を利用いただいています。ここで登録いただく方は会社の上司様のご紹介という形になることが多いので、相手の方も安心されてカップルになることが多いですね。
そういったこともありまして、現在は個人の会員様、また法人企業の会員様もいらっしゃいます。

セレモニーサロン株式会社清水さんが苦労されたことはどのようなことでしょうか?

セレモニーサロン株式会社

清水:セレモニーサロンに関わり始めた時は本当に苦労しましたね。
まず、葬儀についてほとんど何も知りませんでしたから、ご遺体を見て驚いて、化粧をしてくださいと言われて驚いてという感じでした。
始めた当初は葬儀業界が男社会だったということにも苦労しましたね。

また、葬儀とブライダルという真逆のことを扱うセレモニーサロンだからこその難しさも感じています。
お客様に寄り添うということは根底にありながらもここまで業態が異なるとやはり難しいですよね。

新型コロナウイルスの流行の影響も大きく受けました。
ブライダル事業に関してもイベントはオンラインに切り替えましたし、お料理店さんが潰れてしまったり、葬儀社さんが潰れてしまったりという影響も出ています。

セレモニーサロン株式会社清水さんが仕事をする上で大切にされていることはどのようなことになるのでしょうか?

セレモニーサロン株式会社

清水:お客様を大切に、お客様の気持ちに寄り添うことを大切にしています。
これは葬儀についてもブライダル事業についても言えることです。

ブライダル事業の中でもご好評いただいている男性向けのスキルアップセミナーはビジネスコンテストで賞をいただいたこともあるものですが、まずお客様の気持ちに寄り添うことを大切に、セミナーでは男性の持つ素敵な部分をお相手に見せること、また自信を持ってもらうことも大切にしています。

もともと男性をターゲットとしようとしたきっかけは入会いただく方に男性が多かったということです。
葬儀の際も喪主様が独身男性ということがよくありました。
そんな男性が少し変わるだけで成婚に近づく感じていました。服装であったり話し方であったり、相手に求める条件を明確に決めることだったりと女性よりも男性の方を素敵に見せることが必要でありました。
元アナウンサーの方を講師として招いた話し方教室も開催していますが、受講前と受講後で男性に明確な変化が見られて面白いですよ。
女性は相手の男性のことをよく見ているので、そういった話し方なども大切になります。

セレモニーサロン株式会社をこれからどのように進化させていきたい、伸ばしていきたいと考えられていますか?

セレモニーサロン株式会社

清水:今後はブライダル事業を独立させて一つの会社にしたいと考えています。
そのためにまずは現在会社としての収入の2割程度にとどまっているブライダル事業を葬儀部門と同じくらいにまで伸ばしたいですね。

結婚相談所というのはたくさんありますが、料金が高かったり、男性側の半数がお見合いに辿り着けなかったりという課題もあります。
セレモニーサロンではそういったお客様に向けてイベントを行うことで、結婚に対する間口を広げていきたい、望む人誰もが結婚できる世の中にしていきたいと考えています。

葬儀に関してですが、私たちとお客様は人生で最悪な時に初めましてと挨拶をすることになります。この部分は本当に気を遣っています。
心優しい葬儀を経営理念にも掲げていますが、お見送りする方が悔いのない葬儀をできるようにサポートさせていただきます。
また、セレモニーサロンの特徴としてお花をたくさん使った葬儀が挙げられます。大手の葬儀会社ですと何百万円とかかってしまうようなプランをセレモニーサロンではなるべく安く、そして菊だけではなく洋花も使って華やかに、世界で一つだけのアレンジをお客様にご提案できるよう努めています。

現在は、お客様と向き合って、お客様に寄り添ってきたことが身を結び、多くの宣伝費をかけなくてもお客様からのご紹介でセレモニーサロンを選んでくださる方が増えてきました。本当にありがたいですね。

セレモニーサロン株式会社清水さんが考える川越の魅力について教えてください!

清水:まずは伝統あるお菓子屋さんが多くあるところでしょうか。

私は一度川越から離れて暮らしていた時期がありました。
その街は伝統的なお店というものは少なく、住んでいる街を誇りに思うことがそれほど多くありませんでした。しかし川越は亀屋さんやくらづくり本舗さん。右門さんをはじめとして伝統ある古き良きお店、文化が多く残っています。お菓子屋さん一つとってもこれだけ伝統があることは素晴らしいですよね。
ブライダル事業は「恋たま」で埼玉県全域、葬儀は川越を中心に展開をしています。
これからも地元川越に根ざして、川越に貢献していければと思っています!

住所 〒350-0046 埼玉県川越市菅原町11−27 SSJビル 3階
電話番号 049-226-1411
営業時間 【総合受付】24時間いつでもお問い合わせください
アクセス JR川越線・東武東上線 川越駅 東口 徒歩7分
公式HP https://www.hananona.com/index.html