税理士法人藤井会計が川越に立ち上げられた経緯や藤井さんの川越とのつながりについて教えてください！

藤井：私の祖父の住まいがもともと現在藤井会計があるところでした。
祖父は昭和22年、日本で申告納税制度が導入されて間もなく銀座で開業し、翌年の昭和23年に川越にも事務所を構えました。
現在は二代目の父が会長をしていて、私で三代目です。私自身は生まれも育ちもずっと川越です。

税理士法人藤井会計藤井さんが税理士を志した理由について教えてください。

藤井：私は税理士になることを特に意識していたわけではありませんでした。
祖父が小さいときからお前も税理士をやるんだよと言っていましたが、父はそういうことを言うタイプではなかったです。

ただ大学2年、3年でいよいよ就職を考え始める時期に、父から税理士の仕事について改めて教えてもらって、「やりがいのある仕事だし、どうだ」ということになりました。
高校生くらいのときから跡を継ぐのかなと薄々思っていましたが、ちゃんと意識するようになったのは大学2、3年生の時ですね。

税理士法人藤井会計の特徴やこだわりについて教えてください。

藤井：私たちの仕事は、会社であれば決算だとか個人であれば確定申告をお手伝いするのですが、その過程で人様に見せないような資料を拝見することになります。
そのため、税理士としての知識がもちろん必要なのですが、お客様との信頼関係がないとできない仕事で、そこが最も大事だという話を職員にもしています。

中小企業が私たちのお客さんで、その企業の社長さんたちの中には孤独を感じている方も多くいます。
経営を含めたご家族にもなかなか相談できないことの相談窓口が税理士であったりするので、お客さんから信頼される存在でありたいなと常に考えています。

また、藤井会計は、会計事務所としての歴史も長いのでクライアント企業の経営者も2代目3代目の方が多くいらっしゃいます。
創業経営者としての悩みもあるのでしょうけれど、2代目、3代目ならではの悩みも多くあります。
コロナ前は経営者塾といって、2代目や3代目が集まって勉強会や懇親会もやっていました。藤井会計では「経営の人間ドック」ということも行っていて、人間が行う人間ドック同様に、会社の健康診断という形で経営をお手伝いできたらいいなと思っています。

税理士法人藤井会計藤井さんが仕事をする中で喜び、やりがいを感じる瞬間について教えてください。

藤井：やはり、お客様に感謝されるのが一番ですよね。

普段は中小企業の経営者の方々のお話を伺うことが多いですが、確定申告の時期になると近所の年配の方々の申告のお手伝いをします。
そんな方々から感謝のお言葉を頂くと、この仕事をしていてよかったなと感じます。

私がこの仕事をしていて良いなと思うのは、お仕事を頂いているにもかかわらず、経営者の方々から人生経験や経営哲学などを伺うことができることです。

結局は人と人なので、私も気持ちが入ればこの人のために、この会社のために一生懸命頑張りたいと思えます。
この2年間は皆さんコロナで疲弊していて、そういう時に経営を少しでも立て直すことのお手伝いをしていきたいということは常に考えています。

税理士法人藤井会計藤井さんが仕事をしていて辛いと感じる部分について教えてください。

藤井：普段はずっと辛いですよ(笑)。
日々数字と向き合っていて、基本的に期限があります。
確定申告は3月15日までやらなきゃいけないですし、ずっと締め切りに追われている感じです。
自分の判断ミスや、注意ミスによって多額の損害をお客様に負わせてしまう可能性もあるので絶えず注意が必要です。

また、中小企業の社長は色々なご要望をしてくるわけですが、専門家としてダメなものはダメとときには苦言を呈することも必要です。
基本はお客様のご要望に応えたいと思っていますが、その辺のバランスが難しいところです。

税理士法人藤井会計が今後進化させたい、伸ばしていきたいことについて教えてください。

藤井：近年AI などが発達してきて、今後無くなる業種に税理士が必ず出てくるようになりました。
そういった危機感もある一方で、そんな状況でもお客様が付いていきたい、藤井に頼みたいと思わせることができるのはただの情報の整理や処理だけではない、プラスアルファの部分だと思います。
そういった部分を伸ばしていきたいですよね。
この2年間で改めて色々な会社を回らせていただいて、色々な話の場を設けていただきました。これからもお付き合いを大切にしていきたいと思っています。

藤井会計では、紹介でお客様になってもらうことが多くあります。
職員にも言うのですが、1番の営業は現存のお客様への仕事を誠心誠意やることだと思っています。
既存のお客様に信頼されていなかったら、他の方に私たちを紹介してくれないと思いますし、そういった部分を大切にしてきたからこそお客様がここまで増えてきたのだと思いますので、今後も信頼関係という部分は重視していきたいと思っています。

税理士法人藤井会計藤井さんが思う川越の好きなところ、魅力について教えてください。

藤井：お祭りが身近にあるというのが非常に好きです。
お祭りは日本人の昔から持っているすべての生活に繋がるような部分があると思っていて、それが歴史として根付いている街であることが川越の魅力だと思います。

別件ですが、子供用のスナックゴルフという競技がありまして、今年の8月に大会を川越の小学生を集めて霞ヶ関カンツリークラブでやることになりました。
2月21日にそのプレ大会で、霞ヶ関カンツリークラブに小学生を呼んでイベントをやりました。
開催には大人のボランティアが必要になってくるので様々な団体の方々にお声がけしたのですが、皆さん横のつながりで60人の方が平日にもかかわらず集まってくれて、やはりつながりの強さが川越の良さだと再確認しました。

川越は人口規模も多く都会の雰囲気もありますが、気質としては田舎の良い部分がまだ残っている所だと思います。人と人とのつながりが非常に温かいです。
私も少し前まで小学校の PTA 会長をやっていましたが、地域のおじさんおばさんで、子どもたちの見守りを積極的に行ってくれる人が大勢います。
こういう町に生まれてよかったなと思います。

住所	〒350-0065　埼玉県川越市仲町１３番地７
電話番号	049-224-1223
公式HP	https://fujiikaikeijimusho.tkcnf.com/