川越市の一番街の通りに面した蔵造りの建物の陶器屋「陶舗やまわ」では、川越の陶器店で陶芸作家の作品から、生活の中で潤いをもたらす普段使いの器まで幅広く取り揃えています。観光地からのアクセスも抜群でお土産にいかがでしょうか?
川越とのつながりと川越で始めた背景を教えてください!
原>私どもは、瀬戸物屋として明治38年(1905)、東京の王子で創業し、大正9年(1920)に川越に出店しました。
川越市は100年前、埼玉県で最初に市になるほど繁栄していたため、川越に店を出したのだと思います。
お店を継続していくにあたって大切にしていることを教えてください!
原>店のコンセプトは、「蔵・生・活」(kura iki iki)で、蔵で商いをして、蔵が生き生きとし、その中で働いている人や販売する商品も生き生きとしているということです。
陶舗やまわさんの店舗全体の特徴・強みを教えてください!
原>明治26年(1893)に建てられた、入母屋造りの重厚な蔵造りの店舗で、平成元年(1989)に1年ほどかけて改装しました。
その頃、川越に観光のお客様が増え、食器の販売だけでなく、川越名産のさつまいもを使ったさつまいもミニ懐石を提供する「陶路子(とろっこ)」と、陶芸体験ができる「やまわ蔵部陶芸教室」を始めました。
間口が狭く奥行きが長いので、路地を活かして、お客様を路地側に引き込みたいと考えました。
食器屋にいらっしゃった方が少し休めて、コーヒーでも飲みながら、ゆっくり食器をご覧になれたらいいと思いました。
陶舗やまわさんの瀬戸物屋としての強みを教えてください!
原>蔵・生・活(kura iki iki)のコンセプトを念頭に、食器を産地から仕入れるだけでなく、川越または川越近隣の作家の作品を数多く扱っています。
個性があり、あたたかみのある手作りの作品はお客様に愛されています。
地元の飲食店にも作家の方の手作りの作品を紹介しています。
仕事をされていて、喜びを感じる瞬間はどのような瞬間でしょうか?
原>「陶舗やまわ」では、リピーターのお客様に以前購入していただいた食器について「使い勝手が良かった」とおっしゃっていただける時です。
「陶路子」でも、お客様が帰り際に、「美味しかった」と声をかけてくださると嬉しいです。「やまわ蔵部陶芸教室」でも、にぎやかに楽しそうに作陶されて、「楽しかった」という言葉をいただけると励みになります。
川越の街の魅力や好きなところを教えてください
原>川越は、駅から北に向かって行くと、平成、昭和、大正、明治と、時代を遡っていけます。
このように、新しい町と伝統的な町が残っているというところが魅力だと思います。
北部には、歴史的な建物が数多く現存します。
保存するだけでなく、商売に生かしていこうという機運が昭和の終わりから高まり、商店街や地域住民、NPO、大学、行政等、民学官が協力して町づくりに携わってきました。
私は、NPO 法人川越蔵の会の代表理事を18年間務め、現在は川越町並み委員会の委員長として、町づくりに関っています。
自分たちの町は、自分たちで守り創っていくという気概を、多くの人が持っていることが素晴らしいと思います。
住所 | 〒350-0063 埼玉県川越市幸町7-1 |
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電話番号 | TEL. 049(222)0989 FAX. 049(222)0948 |
営業時間/定休日 | 営業時間 10:00 a.m. ~ 6:00 p.m. 定休日 不定 |
アクセス | ◆電車でお越しの方 JR埼京線/東武東上線 川越駅より 川越駅東口バスターミナル1または2番乗り場より乗車して、一番街バス停下車徒歩1分 徒歩約25分西武新宿線 本川越駅より 東武バス一番街バス停下車徒歩1分 徒歩約15分◆お車でお越しの方 関越自動車道 川越ICより15分圏央道 川島ICより10分 ◆バス専用駐車場 |
公式HP | https://www.touho-yamawa.co.jp/ |