小江戸茶碗蒸本舗が川越に立ち上げられた経緯について教えてください。

藏田:私自身が茶碗蒸しが大好きで、ファミリーレストランなどで茶碗蒸しを食べてもなかなか納得できなくて、それならお店を出そうと思ったのがきっかけです。

九州の方には茶碗蒸し専門店があるのですが、関東エリアには少ないんですよ。
大体専門店になると少しお値段が高く、やはり敷居が高いので、当店はリーズナブルで大きい茶碗蒸しが食べられるお店というのがコンセプトとしてあります。

別の仕事関係で現在の場所のオーナーさんと繋がっていて、川越に来た時はコロナ禍だったのですが、観光地化していていい場所だなと思っていました。テナントに空きが出たタイミングでお店を始めることにしました。

小江戸茶碗蒸本舗のお店としてのこだわりや特徴を教えてください。

藏田:川越に地域貢献したいという思いがあるので、川越芋の炊き込みご飯や茶碗蒸しを作ったりして、地産地消を推奨しています。

あご鶏出汁（あご、鶏、鰹節）はあっさりとした中にコクのある深い味わいがあり、朝から仕込みを行い新鮮な一番出汁で提供しています。

満足感を味わえる450gのジャンポ茶碗蒸しで、国産鶏もも肉は出汁で味をつけ柔らかく仕上げています。
その他、海老・椎茸・銀杏・連根・蒲鉾は素材ごとの味・食感を楽しんで頂けます。ふわとろ食感を出すために蒸気の温度管理・蒸し時間にこだわっていて、蒸したてを提供させて頂けるよう蒸し上がり時間を掲示しています。
季節の旬な素材を使用し、あご鶏出汁でじっくり炊き上げて、少し濃い目の味付けにしておりますので茶碗蒸しとの相性が抜群ですよ。

茶碗蒸しと季節の炊込みご飯のお得セットがオススメでボリューム満点です。
茶碗蒸しだけでなく、あご鶏出汁で炊き上げたご飯を焼きおにぎりにしました。焼きおにぎりに、みつ葉とあられにあご鶏出汁をそそいだ絶妙な美味しさです。

最近では、「縁結び和善」と称して、縁結び横丁のお店同士で協力してセットメニューを販売したりもしています。
当店からは、川越芋茶碗蒸し又はあご出汁鶏うどんが選べて、小鉢豆美さんからは14種類の中からおにぎりを２つ、川越氷菓くもとゆきさんからは、箱庭和パフェ又は季節のプチかき氷をお選びいただけます。

コースメニュー（一部抜粋）※時期によってメニューが変わる場合がございます。

茶蕎麦”月見”	600円
贅沢いくら茶碗蒸し	990円
あご鶏出汁茶碗蒸し	990円

小江戸茶碗蒸本舗 藏田さんが働かれていて喜びに感じる部分について教えてください。

藏田:食べた後においしかったと伝えてくれる人が本当に多いんですよ。
自分が作ったものをこんなにも喜んで食べてくれることは、心の支えになっていますね。

小江戸茶碗蒸本舗 藏田さんが働かれていて苦労されているところがあれば教えてください。

藏田:観光地なので天気が悪いとお客さんが減ってしまうところですかね。
あとは、物価高で2割くらい材料が高騰しているので、そこは少し苦労しているところです。
でもこれらは、当店だけではない苦労だと思うので、どう乗り切るかだと思います。

小江戸茶碗蒸本舗がお店として今後伸ばしていきたい部分について教えてください。

藏田:お客さんは7〜8割が観光客の方で残りが地元のご年配の方なんです。
もっと地元の人に認知してもらいたいという思いがあります。

茶碗蒸しなのでインスタ映えや豊富なメニューを出せる訳ではないので、しっかりと味で勝負していきたいと思っています。
茶碗蒸しがメインではありますが、特に出汁がおいしいので、その出汁を色々な料理にアレンジしていけたらいいなと思います。

最近ではうどんが多く注文されるので、もう少しアイディアを加えて、メニュー展開していけたらいいなと思っています。
ただ、茶碗蒸し専門店ではあるのでそこはブレずにいきたいと思います。

小江戸茶碗蒸本舗 藏田さんの思う川越の魅力や好きな所があれば教えてください。

藏田:最近、東上線沿いが住みたい街ランキングに入ってきていて、私自身は昭和の人間なので川越にすごい懐かしさを感じます。
神社仏閣が多いですし、気持ちを落ち着かせてくれるような心が安らぐ街ですよね。

ウニクスやショッピングビルなどもあって、住みやすさと利便性が融合されていて、良い街だと思います。

住所	〒350-0066 埼玉県川越市連雀町８−１
電話番号	080-6479-1549
営業時間	11:00～18:00
アクセス	西武新宿線　本川越駅より徒歩７分/ 東武東上線　川越市駅より徒歩８分
公式SNS	https://www.instagram.com/dashikoedo/