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「小江戸川越ってどんなところ?」「川越にはどんな観光スポットがあるの?」
そのような疑問をお持ちではないでしょうか?
埼玉県川越市は、明治・大正・昭和・平成の時代を体験できる、江戸のレトロな雰囲気を残した町です。
本記事では、川越市が「小江戸川越」と呼ばれる由縁などの他に、川越の観光スポットを10選ご紹介します。
川越観光を考えている方は、ぜひ参考にプランニングしてみてください。
小江戸川越とは?
小江戸とは、「江戸のように栄えた町」「江戸時代を感じさせる町」という意味合いで使われます。
東京から35キロも離れている川越市が「小江戸川越」と言われている理由は、江戸時代以前から続く江戸と深い関わりにありました。
・徳川家康、秀忠、家光の3将軍が川越に何度も訪れていた。
・川越城が江戸城の強靱な防衛戦になっていた。
・3代将軍に多大なる影響を与えていた「黒衣の宰相」天海が、川越の喜多院第27代目住職だった。などの深い関わりがありました。
さらに、1638年の大災害を機に、川越城と城下町を本格的に整備したことで、江戸の文化や学問、芸能などが川越に伝わったようです。
そして、太平洋戦争や関東大震災で、江戸の大江戸文化の全てが消失したことにより、江戸からさまざまな伝統を受け継ぎ残している川越は、とても貴重な町となりました。
このことから、川越は単に江戸時代を感じさせる町ではなく、約400年前から江戸の文化を守り・残している町という意味も込めて「小江戸川越」と呼ばれるようになったそうです。
川越の人気観光スポットランキング10選!
ここからは、江戸文化を多く残している川越の人気観光スポットを、ランキングから10選紹介していきます。
1人旅でも、カップルでも、家族でも楽しめる観光スポットが紹介しますので、ぜひチャックしてみてください。
1.縁結びで有名な「川越氷川神社」
「家族円満の神様」「夫婦円満・縁結びの神様」とされている神様五柱が祀られている、川越氷川神社。
木製の鳥居としては日本一の大きさである15mの大鳥居や、奉納された絵馬が3,000枚以上並ぶ”絵馬トンネル”があります。
樹齢600年の夫婦ケヤキを、8の字を描くように回るとパワーが貰えると言われているので、ぜひやってみてください。
そして、川越氷川神社の名物はなんといっても「鯛みくじ」。
通常のおみくじとは違い、専用の釣り竿で鯛の形をしたおみくじを釣り上げます。
鯛みくじは2種類あり、赤い鯛の「一年安泰鯛みくじ」と恋占いのできる「あい鯛みくじ」です。
鯛は持ち帰れるので、川越氷川神社にきた記念にいかがでしょうか。
また、毎朝8時から先着20名に「縁結び玉」という、恋愛成就・縁結びのお守りが無料で配られています。
土日祝日や長期休み期間はすぐになくなってしまうようなので、気になる方は朝早くから行かれるのがおすすめです。
2.川越市指定文化財「時の鐘」
江戸時代初期に設立された小江戸川越のシンボルであり、川越市司令文化財の「時の鐘」。
川越の観光中心地のど真ん中にあります。
明治26年の大火事で一度は燃えてしまいましたが、翌年に現在の鐘楼が再建されました。
午前6時・正午・午後3時・午後6時の1日4回、自動で鐘が鳴ります。
3層構造の建造物で、高さは16m。
平成8年には、環境庁主催の「残したい”日本の音風景100選”」に選ばれています。
川越有数のフォトスポットのため、土日は大変混むようです。
訪れる際は、平日の午前10時半までの朝か、観光客の数が少なくなる夕方から夜にかけてが良いでしょう。
3.恋愛の神様として人気の「川越熊野神社」
川越熊野神社は、開運・縁結びにご利益があるとされる人気の神社です。
川越熊野神社の境内にある、「所願成就の撫で蛇様」を願いを込めて撫でると、ご利益が得られると言われています。
・頭:学業成就、合格必勝
・巻物:芸事上達、知恵
・体:身体健康、病気平癒
・卵:金運・商売繁盛、出世・開運、安産・子宝
・2匹同時:良縁・夫婦円満、家内安全
また、「むすひの庭」では”導きの神”と崇められている八咫烏様から助言がいただけます。
「個人・家族・仲間」と「カップル」でお参りの仕方が違うので、案内板を確認してから進んでください。
八咫烏様の前に「神恩感謝」「縁結び」「開運」の3つの水晶玉があり、好きな水晶玉を撫でると八咫烏様からの助言がいただけます。
4.家族連れでも楽しめる「菓子屋横丁」
”横丁が醸し出す雰囲気と下町風のお菓子の懐かしいかおりが漂う”ということで、平成13年11月に環境省主催「かおり風景100選」に認定された、菓子屋横丁。
長さ80mほどの商店街に、20店舗以上のお菓子屋さんが並んでいます。
菓子屋横丁で人気のお菓子は以下のものです。
・菓匠右門「川越けんぴ」
・江戸飴細工鈴木「あめフウセン」
・窯出し密いもほくほく「スイートポテトパイ」
・都屋「横丁の焼きだんご」
・稲葉屋本舗「いもどうなつ」
他にも、「駄菓子江戸屋川越本店」で駄菓子量り売りができるたり、「十人十色」で手焼きせんべい体験ができたりするので、小さいお子さんがいる家族連れでもとても楽しめます。
5.福祿寿が祀られている「蓮馨寺」
小江戸川越七福神めぐりの第五番・福禄寿が祀られている蓮馨寺。
福禄寿は「子孫繁栄の福」「財産に恵まれる封録」「健康と長寿」の3つの幸運にご利益があると信じられています。
また、蓮馨寺のご本尊は、阿弥陀如来です。
阿弥陀如来のご利益は、
・極楽住生
・現世安穏
・病気平癒
・息災延命
などがあります。
蓮馨寺に来たら、赤い仏様「おびんずる様」に触れましょう。
おびんずる様に触れた後、その手で自分の体を撫でれば病気がよくなると言われています。
6.レトロ感あふれる「大正浪漫夢通り」
大正浪漫夢通りは、レトロな大正ロマンの風情が味わえる商店街。
大正時代を思い起こさせる石畳の道沿いに、蔵造りの建物やギリシャ風の建物などのレトロな建築物が建ち並んでます。全長は、300m。
1807年江戸時代に創業されたうなぎ専門店「小川菊」や、1927年に建築された登録有形文化財の「川越商工会議所」などがあります。
お土産屋さんや食事処、喫茶店などが多く建ち並んでいるため、食べ歩きするのもおすすめです。
おすすめの食べ歩きメニューを紹介します。
・川越プリン「川越抹茶プリン」
・かつおっぶし中市本店「ねこまんま焼きおにぎり」
・小江戸おさつ庵「お芋チップス」
どれも美味しく大正ロマンを味わえるお店ばかりなので、ぜひ足を運んでみてください。
7.埼玉県の指定文化財である「川越城本丸御殿」
川越城本丸御殿は、県指定文化財に指定されている観光スポット。
本丸御殿が残っているお城は、この川越城と高知城の2棟しかありません。
そのくらい貴重なお城です。
川越城は、1457年に太田道真・道灌親子が築いたと言われています。現在の建物は、1848年に建てられました。
開館時間は午前9~午後5時で、入館は午後4時30分までとされています。入館料は、
・大人100円
・高校生・大学生50円
・中学生以下無料
と、大変お安く歴史的文化財を見ることが可能です。
8.穴場の写真スポット「旧山崎邸」
大正末期~昭和初期に建てられた近代建築物は歴史上価値が高いため、旧山崎邸は国指定重要文化財に指定されています。
旧山崎邸は、建築家保岡勝地によって設計され、1925年(大正14年)に完成しました。
モダンな造りの部屋や美しいなステンドグラス、平成23年に国の登録記念物名勝地に指定された、日本庭園が見どころです。
開館時間は4月~9月までと、10月~3月までで異なります。
・4月~9月:午前9時30分~午後6時30分まで
・10月~3月まで:午前9時30分~午後5時まで
入場料は以下のとおりです。
・大人100円
・高校生・大学生50円
・中学生以下無料
9.ゆったりした時間をすごせる「丹徳庭園」
明治2年に創業された、丹徳庭園。抹茶体験や和三盆づくりなどが楽しめます。
ご利用料金は以下のとおりです。
・抹茶体験&和三盆づくり+季節の練り切り3,030円
・抹茶体験&和三盆づくり2,420円
・抹茶体験1,210円
予約すれば、丹徳庭園オリジナルの日替わりランチや、川越の老舗の特別メニューが味わえます。
また、「はなれ」と200坪の枯山水庭園を貸し切りにできる、一棟貸しや宿泊プランもあるため、贅沢でゆったりとした時間を過ごすことが可能です。
10.風情を感じられる「蔵造の街並み」
平成11年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、平成9年には「美しい日本の歴史的風土100選」に認定された、川越の蔵造りの街並み。
伝統的な工法で建てられた蔵造りは、明治26年に起きた大火災でも焼け残るほどの耐火建築です。
また、江戸の町家形式として発達した建物のため、大火災の復旧の際、川越の人たちは伝統的な蔵造りで町を直しました。
そのため、今も風情を感じられる蔵造りの街並みができたのです。
ただ歩いて、蔵造りの町並みが醸し出す雰囲気を味わい、その当時を思い描くのも旅の醍醐味なのではないでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、川越が小江戸川越と呼ばれる由縁や川越のおすすめ観光スポット10選を紹介してきました。
川越観光をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。たくさんの歴史にあふれた小江戸川越。
きっと素晴らしい人生の1日になることでしょう。
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