株式会社徳英は、昭和50年(1975年)8月に創立埼玉県川越市を中心とし、地域に密着した事業として展開。少数精鋭主義を貫く、効率経営により、契約してからもしっかり対応、顔の見える代理店を目指しております。
株式会社徳英が川越に立ち上げられた背景にはどのようなものがあるのでしょうか?
背景は2つあります。
ひとつが、がん保険が日本に上陸してきたということです。47年前に、アメリカンファミリー(現アフラック)というアメリカのがん専門の保険会社が日本で事業をやるという話があり、母親ががん保険の将来性を見込んで、上陸して半年くらいの時から代理店として仕事を始めました。
当時は、がんは死因の一番ではありませんが、今後この保険は重要になってくるという感覚がありました。というのも、家系的にがん家系ということも関係しています。
もうひとつが、妹が大学に入り、私が会社に就職をしたので、母親が家庭のことに拘らなくて良いということになり、サイドビジネスとして始められる余裕ができたということです。
吉澤さんが株式会社徳英を継がれたきっかけはどういったものがあるのでしょうか?
きっかけは、私の退職と母親の年齢ですが、地域に根ざした企業であるということも関係しております。
そもそも、会社を継がなきゃいけないということはありませんでした。しかし、川越(地域)に根ざした会社をやっているので、会社をなくしてしまうのは難しいんですよね。
なぜなら、いろいろな関係性があって、保険に入っていただいているお客様がいるので、会社は継続していかなければなりません。保険契約とは関係なく、信頼を裏切ることになってしまいますので。
ですので、会社をなくすという選択肢はありませんでした。
そして、私が勤めていた会社を退職したタイミングで、母親が歳をとってきたということもあり、この会社を継ぐことに致しました。
株式会社徳英の特徴はどういったものがあるのでしょうか?
最大の特徴は、設立後30年近くは女性(主婦)だけで運営されていたことですね。
最初は、創設者の母親が1人で仕事をしておりましたが、事業拡大とともに親戚の主婦さんや知り合いのママ友を雇い始めました。
というのも、女性も収入を得るような生き方をしていかないといけない世の中になってきていましたので、子供が学校に行っている間で少し稼ぐことをしていかないといけないといった課題がありました。そんな中で、主婦のセカンドビジネスでスタートしている会社です。
つまり、この仕事で生計を立てなければいけないという人は従業員にはいないんですよね。成果を重視して動いている会社ではありません。このような特徴があったからこそ、お客様を大切にできていると思います。
ただ、私が継ぐ数年前頃から男性社員も少しずつ雇うようになってきております。
株式会社徳英を運営されていて、喜びを感じる瞬間どのような瞬間なのでしょうか?
そうですね。会社なので、今月このくらいの目標に対して、どうやって達成していくのかという準備をして、世の中の変化に対して修正し、自分の思った通りにビジネスの結果が出たときに喜びを感じます。結果の80%は準備で決まってしまいますので、その準備が適切で結果が出たときは嬉しいですね。
「お客様のためになった。」「お客様が保険を貰って感謝の手紙をもらった」などはもちろんありますし、嬉しい瞬間ではあるのですが、当たり前なんですよね。業としてやっているし、プロとしてやっているので。
株式会社徳英として、今後伸ばしていきたいところはどのようなところでしょうか?
吉澤:ハイタッチ営業ができる会社になりたいですね。
ハイタッチ営業というのは、普通の接し方ではなくより一歩深い営業、つまり「感動」などといった人間らしい感情を大切にした営業です。
これは小さい会社も、大きい会社もできている会社はないんですよね。もちろん、個別にできている人はいます。ただ、会社としてできているところはない。
これからの社会を見ていくと、単なる金融(保険)の仕事というのはAIに置き換わってしまう。
例えば、保険会社の本社には毎日何万本という電話があるのですが、それを分析すると100から200通りくらいしかない。そうすると、それぞれの答え方というのは決まっているので、AIで全部できてしまうので、あえて人間がやる必要がないんですよね。
ただ、100〜200通りのなかで答えられない特殊な質問が全体の10%ほどあるので、人間はこれだけを取り扱えば良くて、そういう時代になってきている。
営業も同じで、お客様の年齢、家族構成、加入中の保険、仕事、過去の飲んでいる薬、過去の病気などといった情報から、この人はこういうリスクがあるというのがAIで分かるようになっていて、どの保険が良いか判断できるんですよ。
つまり、人間はそれ以外の部分をしていく必要があり、それがハイタッチ営業につながるんです。
川越の良さ・好きなところがあれば教えてください!
川越の良さは歴史ですね。
川越というのは素晴らしい歴史があります。歴史の中で生きてきた名家があって、川越経済を支えてきている。長い間堂々と生き抜いてきている。
だからこそ、川越には堂々としている立派な企業が多く存在します。歴史を踏まえた体力のある企業が多く、コロナ禍のような有事の際もしっかりと本業を守りながら、ビジネスを展開していますよね。
一方で、新しいことやることに対して、保守的。それが良い悪いということではありません。蔵づくりを見ればわかりますが、土地を持っているのは川越の人ですが、お店を開いているのは東松山や深谷や坂戸の人たちがやっています。
企業名 | 株式会社徳英 |
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住所 | 〒350-0034埼玉県川越市仙波町2-18-3 |
電話番号 | 0120-221-536 |
tokuei@pluto.plala.or.jp | |
HP | https://www.tokuei.net/ |