ふじみ野市に「運動スタジオHOUKAGO」が立ち上げられた経緯を教えてください。

以前の会社で社内ベンチャーとして放課後等デイサービスを立ち上げてから3年。会社をゼロから作るのは思った以上に大変でした。社会的な信用や数々の書類手続きなど、ハードルは高かったですね。

通ってくれる子どもたちも同じく3年が経ち、当初1〜2年生が多かったのが、いまでは4〜5年生が中心になってきました。そのとき、運動へのニーズがものすごく強いと感じたんです。

音楽や英語もやってはいますが、それ以上に『運動が必要』な子どもが多かった。
そこで、体育教員である僕と、日体大出身の児童発達支援の責任者の2人で、完全に“運動特化型”の放課後等デイサービスをつくろうと決意しました。
子どもたちが体力測定でしっかり結果を出せるような仕組みを目指しています。

『運動が必要』というニーズは子ども自身よりも、ご家族や地域の相談員さんから感じることが多くありました。例えば『体幹が弱くて座っていられない』『筋力があれば姿勢保持ができ、人の話を落ち着いて聞ける』といったご相談です。発達障害やADHDを持つ子どもたちにとっても、運動は非常に大切なんです。

ふじみ野市の「運動スタジオHOUKAGO」の特徴やこだわりについて教えてください。

体育教員ならではの“高い強度の運動”ができることが最大の特徴です。

一般的な放課後等デイサービスだと、パートさんが考えたプログラムをこなすだけ、というケースも多いのですが、僕らは学校の体育と同じ環境を整えています。

専用フロアにシューズを履いて入り、反復横跳びやシャトルランのラインを実際に引いて測定する。体力・筋力・体幹の強化を“確実に数値で見える化”できるようにしているんです。

ふじみ野市で「運動スタジオHOUKAGO」を運営されていて、子どもたちと関わる中での喜びを感じる場面はありますか？

やっぱり成長を目にできることです。

夏休みを超えて爆発的に伸びた子がいて、その姿を見た相談員さんから『周りの子も通わせたい』と言っていただきました。その瞬間が、一番のやりがいですね。

ふじみ野市の「運動スタジオHOUKAGO」の一日の流れについて教えてください。

午後3時頃の下校に合わせて迎えに行き、宿題とおやつを済ませて、午後4時から運動。5時に終了し、送迎か保護者のお迎えで帰宅という流れです。定員は10名。夕方は7〜8名を受け入れ、空き枠は午前中の未就学児の個別の運動プログラムの時間に充てたいと考えています。

ふじみ野市の「運動スタジオHOUKAGO」の今後の展望について教えてください。

いずれは“HOUKAGOキッチン”という、今通われている児童が大人になった時就労できる餃子屋の設立にもつなげたいです。

イベントに出て長時間活動するには体力や筋力が不可欠。小さいうちから運動を通して基盤をつくれば、将来いろんな仕事に活かせると考えています。

またそのためにも、今一緒に働いてくれる仲間を募集しています。
具体的には児童発達支援管理責任者や保育士、教員免許保持者の方などです。運動特化型の放課後等デイサービスに興味がある方はぜひ見学にお越しいただきたいですね。

「運動スタジオHOUKAGO」井上さんが思うふじみ野市の魅力について教えてください。

僕自身、地元ふじみ野市で育ちました。

正直、川越には学ぶところが多いし、街の力強さを感じます。だからこそ、この地域で運動を通じて子どもたちの未来を支えていきたい。障害を持つ子どもたちに“明るい未来”を見せられるよう、これからも挑戦していきたいです。

住所	〒356-0002　​埼玉県ふじみ野市清見4-3-14
アクセス	上福岡駅から車で8分
営業時間	平日(月曜日～金曜日)　10:00～18:00
サービス提供時間	10:30～17:00 【お休み】　土曜日・日曜日・祝日
電話番号	080-6591-7102
公式ページ	■公式HP：https://www.houkago-t.com/ ■公式Instagram：https://www.instagram.com/undoustudio/