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「喜京屋」は焼き鳥や総菜の卸・加工・販売を手掛ける。川越で創業し、創業当時から変わらぬこだわりの焼き鳥が自慢。従業員を大切に「お客様の笑顔」のあくなき追求こそが会社の価値

喜京屋川越
「喜京屋」は川越で創業して27年!

 

軽トラックでの焼き鳥実演出張販売「喜京屋 やきとり号」、スーパーマーケット内惣菜としてのお持ち帰り、インストアでは珍しい1本1本職人が焼き上げる「とり将・とり喜」、清潔・クリーンな環境を維持しながら行う「加工センター」、原料および加工品の仕入れ・業者向け卸売「物流センター」など多事業を展開!

今回は喜京屋の小野さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

喜京屋を川越に立ち上げられた経緯について教えてください。

喜京屋川越

代表取締役の小野です。
もともと私の出身は神奈川県なのですが、そこで30年ほど前に勤めていた焼き鳥販売の会社の命で営業所を造りに来たのが川越との最初の縁でした。
その後、勤めていた神奈川本社の会社が倒産してしまい、私が代表というかたちで、新たにここで仲間とともに焼き鳥の会社を始めました。

喜京屋川越
取引先は関東の多数のスーパーさん、例えばこの近隣ですとヤオコーさんなどです。
観光施設等ですと日光江戸村さん、関越道高坂SA(下り)さんなど、キッチンカー販売約25台や卸売でお付き合いさせていただいております。

スーパーマーケット内ではこだわり惣菜と弁当の店を東京、神奈川、山梨にて7店舗させていただいております。

また現在はアフターコロナ対応方針のため1店舗を残し縮小を終えた飲食部門ですが、もともとは埼玉、東京、神奈川で美味しさと愉しさにこだわり8ブランド運営しておりました。
ほかに個人としては商工会議所・青の会や法人会、川越ゴルフ協会の会員に所属し、川越を盛り上げるべく川越の皆さんと親しくお付き合いさせていただいております。

喜京屋のこだわりや特徴を教えてください!

喜京屋川越

こだわりはやはり、人間関係ですかね。仕事をするのは人です。
人との関係をしっかり築くことが全ての土台になると思っています。

当社は多くの外国人スタッフにも支えられています
日本人スタッフとは仕事に対する考え方や文化の違いなどでお互いに納得がいかない場面が出てくることもありますが、その都度お互いの違いを認識しながら真摯に向き合っているつもりです。

喜京屋川越
商品に関しては、鮮度、素材、仕入れはもちろん、創業当時からこだわりの味があります。自社精肉工場兼セントラルキッチンを川越センターと厚木センターに設けており、そこで独自商品開発を20年ほど前から続けております。

スーパーマーケットでは多種多様な商品が並びますが、当社ではいわゆる「安売りの焼き鳥」ではなく、自信をもって「良い焼き鳥」を販売しております。
例えば今では珍しくはありませんが、昔は流通がほとんどなかった「ぼんじり」や「せせり」「軟骨」「にんにく間」などの部位は、お客様に喜んでいただきたくて、他に先駆けて製造し店頭に並べていました。

喜京屋川越
創業当時からこだわりの「門外不出の喜京屋たれ」で焼く、煙で燻した香ばしい焼鳥は多くの喜京屋ファンに喜ばれ、長きにわたり夕方には行列してお買い求めいただいております。大変有難いことに熱心なファンの方などは「焼鳥は喜京屋以外で買わない」と数駅を越えて各キッチンカーに来店してくれます。中には当社創業初期=四半世紀超! 級の常連さんも多数いらっしゃいます。また焼き鳥用辛味噌だれはオリジナルレシピで製造・販売しています。

喜京屋川越
その他でいうと、川越市の児童養護施設で講演を行って、親を知らない子供たちに働くことの大切さや当社の仕事内容を知っていただく機会を設けたりしました。
その際には子供たちからたくさんのお礼状が届いて、手ごたえを感じました。
少しでもそういった子供たちの気づきの契機となれたのであれば、こんなに嬉しいことはありません。

また自立支援相談センターNPOと連携しての採用活動を試みたりもしています。
そのような試行錯誤の中ではありますが、微力ながらも川越のために少しでも何かお役に立てるならば、この地で創業し地道に事業を続けてきた一企業として、このうえなく喜ばしいことだと考えております。

喜京屋で働かれていて喜びに感じることを教えてください!

喜京屋川越

売上が伸びたときは、お客様からの満足度の指標ととらえておりますので、やはり嬉しいですね。それは従業員が頑張った証でもありますので、スタッフたち皆の満足そうな様子が見られると嬉しさはまた格別です。

具体的には当社で働く従業員たちのこのような姿を見るにつけ、やりがいを感じますし、とても嬉しく思います。
「若い従業員が商売を覚え、成功する姿」、「中年から初めて商売を覚え、子供さんを立派に成人、卒業させる姿」、「高年から商売を覚え、若々しく趣味を楽しみ、時々お孫さんにプレゼントする姿」、「女性で商売を覚え、男性以上に売り上げマンションを買う姿」、「若い外国人社員が一生懸命働いて、日本で車を買う姿」、「女性外国人社員が安心して働き、可愛い赤ちゃんを出産する姿」などなど。

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また外国人従業員、彼らは国を離れて頑張っています。
不安や心配などあると思います。なかなか言葉が通じない中でも、仕事という同じ目標をもって努力する過程で共通する部分を見つけてお互い通じあい、笑いあえることというのはとても良いですし、嬉しいことです。やはり、人が好きですね。

喜京屋が今後伸ばしていきたい部分について教えてください!

喜京屋川越

人が根付いていく文化を確立していきたいですね。
当社は古参従業員がたくさんいます。その従業員たちからは厳しい指摘も時々ありますが、それも会社を信頼し期待してくれているゆえだと、有難く感じています。そんな仲間をもっともっと増やしていければと思っています。

喜京屋川越
アフターコロナになり持ち帰り需要は益々増えます。
最近は他業種から当社(キッチンカー焼鳥販売システム)に入職される方が増えています。原料価格高騰、原料不足、製品不足など様々な課題はありますが、従業員の期待にこたえキッチンカー部隊をさらに増員強化して従業員の収入をより向上させていきたいです。

現在は国内で小売りを中心に商売しておりますが、そこはさらに堅実に確立しつつ、今後は東南アジアにも販路を拡げていくために、国内外での仲間づくりを進めています。

喜京屋さんの思う川越の魅力や好きなところがあれば教えてください!

喜京屋川越

もともと私は県外から川越に越してきました。
まず感じたことは人が穏やかで優しいということです。
保守的な感じはしましたが、きちんとしたお付き合いさえすれば皆親切で思いやりを感じました。創業時には地元の大先輩社長が、知り合って間もない私を本当に応援してくれました。

喜京屋川越
越してきて初めの頃こそ、海がなく都内からも少し遠くなり寂しいかと思いましたが、いざ住んでみると観光地ですし、活気があり全く寂しくありませんでした。
街も綺麗で見どころも多く、私は休日もよく遊びに行きますし、津波など災害の心配が少なく生活しやすい街だなと感じます。
都内にも山間部にも電車で簡単にアクセスできますし、生活の便が良いですね。

川越では街を盛り上げようという気持ちを持っている方がすごく多くて、その結果ここ15年ほどでたくさんの人が集まる街になりましたよね。
人も朗らかで、商売をしていても普通、近くの店はライバル同士という意識を持つものですが川越ではお店同士で仲が良いです。そもそもフランクで気さくな人が多く、皆で一緒に街を盛り上げていこうという機運があり、とても魅力的に感じます。

川越では観光客は増えましたが、宿泊客は少ないです。
夜の街を盛り上げるにはどうしたらいいのかなど、街の会社の皆さんとよく話し合ったりしています。ここは見どころがたくさんあり、日帰りではもったいない。泊まっていく方が増えるともっと良い街になっていくと思います。

住所 〒350-0022 埼玉県川越市並木137−1
公式HP http://kawagoe-kikyouya.jp/