株式会社タカインフォテクノは、川越市においては地元企業を中心にICTサービスの利活用の支援、デジタル化における困りごとの解決を行い、さらに川越市地域全体のICTリテラシ向上のための活動も展開しています。
株式会社タカインフォテクノさんは、川越とどのようなつながりがあるのでしょうか?
阿部:もともと40年前から大手自動車製造業様とのお仕事・お取引をメインでやっていました。取引先各拠点とアクセスの良かった土地柄が川越だったことに起因し、本社を川越に構えるに至りました。
そのような背景もあり、元々5,6年前までは川越市内のお客様向けのお仕事は行っておりませんでした。そもそも現在のICT業界はデータセンター化が進んでおり、湾岸地区にオンサイトのビジネスが集約され、そこにエンジニアが集まるという風潮がありました。
弊社はエンジニア派遣を主に行っているため、川越にいることは立地的に不利な状況でもありましたが、ここ数年で徐々に川越でお仕事させていただくようになりました。川越という地域にせっかく本社を構えているので、”より地域に根ざした企業にしていこう”と地域貢献も含めてやり始めたことがきっかけです。
そこから、川越市内でも大変多くの繋がりやご縁をいただくことが出来ました。
株式会社タカインフォテクノは地域貢献活動に⼒を入れておりますが、具体的にどのような活動を実施しているのでしょうか?
佐藤:ひとつは、川越商工会議所を中心に実施している川越まちゼミです。弊社では小学生向けにプログラミング教室を実施しております。”プログラミングでゲームを作ろう”ということで、これまで6回程実施しております。おかげさまで毎回定員いっぱいになり、たくさんの子供達が参加してくれています。
もうひとつは、地域企業の活性化へのサポートにも⼒を入れています。多くの企業はITをコスト部門と捉え、正しいIT投資ができておりません。しかしながら、投資しないから経営としてのパフォーマンスが上がらなく、セキュリティの問題が起きている実情もあります。でも、どうすれば良いのかわからない企業様が非常に多いのだと思います。
川越は特に長く経営されている企業が多いため、独自文化の影響も相まってITの導入が遅れてしまうケースも見られます。そのような企業様に対してITを活用することで無駄な作業、無駄なコストを削減していただき、作業効率や売り上げの向上実現のお手伝いを目指しております。
株式会社タカインフォテクノ阿部さんが、社外活動の中で⾏われている「KoTeC」について詳しくお聞かせください!
阿部:現代は、Society5.0と呼ばれる超スマート社会で、サイバー空間とフィジカル空間を⾼度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題解決を両⽴する社会となっております。サッカーで例えると、選⼿の⼼拍数等を把握し、AI が効果的に交代を判断するといったイメージです。
内閣府が公開している超スマート社会のイメージは、IoTで全ての人やモノがつながっている、イノベーションにより様々なニーズに対応できる、AI により必要な情報が必要な時に提供される、ロボットや自動走行車などの技術で⼈の可能性が広がるような社会です。
このような時代背景を踏まえて、川越というのは都市全体としてのICT浸透が低く、⼈材育成なども非常に低いのが現状です。
全国的にも有数の観光地である川越は、インバウンド客に対する翻訳機やオンライン決済、ネットワーク環境の整備等が大切であったり、富士見工業団地、芳野台工業団地、狭山工業団地といった製造業という観点では、スマートファクトリー化というロボット化やIoT化やセンサー化が必要であったりしてきます。
このように、観光業だけでなく、製造業も含めた中小事業者、行政、教育機関も含めた産学官民⼀体となっての地場におけるICTリテラシ向上が必要不可欠となります。
このような課題感を持って地元有識者の方々と設立した第三者機関が”Koedo Tech Consortium”です。
『小江戸川越のスマートシティ化』、『川越市内でのICT 地産地消』、『世界で有名になるエンジニア輩出』をビジョンに掲げ、地域住民のICTリテラシの向上、地場企業のICTサービス利活用の推進、地域の子供のICT リテラシ向上と、未来のエンジニア育成へ向けて活動しております。
株式会社タカインフォテクノさんで働いていて、喜びを感じる瞬間はどのような瞬間なのでしょうか?
阿部:現場にいるときは大手企業とのお仕事をさせていただいていました。大企業のシステムなどは品質が悪化してしまうと大損害が起きてしまうので、時には、長期間の障害対応や品質改善作業をし続けることもありました。
そのような大規模障害の現場で問題を綺麗に解決し、潜在的な課題も改善し続けることにより、顧客のビジネスに対してITの観点から貢献した実感を得られます。
その際には強い達成感や喜びがあります。それが、結果的に今取り組んでいる社会貢献に繋がっているとも感じます。
佐藤:私は、5年くらい前から川越を中心とした近隣のお客様に対してお仕事をさせていただいております。その中で感じることは、まだまだIT化に対して保守的な面が色濃く残っており、新たなシステムやテクノロジーの導⼊を拒む企業様が⽐較的多くいます。ただ、その反面、そのような企業様にITの観点からヒントを与えることで、作業効率の向上や売上の向上につながり、感謝されることは非常に嬉しく喜ばしいです。
株式会社タカインフォテクノさんは、川越でどのような存在でありたいでしょうか?
阿部:川越というのは、古き良き街並みや文化がある貴重な街である一方、世の中はどんどん新しいテクノロジーが生まれています。そのような現代で、川越の古き良き文化を守りながら、でも新しいテクノロジーを有効活用する都市へ向けて、ICT業界にいる我々(株式会社タカインフォテクノ)が少しでもお役に立てることがあればやっていきたい。
川越の街の人、学校、行政、他の企業さんも、ITのことでお困りごとがあったら相談できるような会社でありたいと思っております。
川越の街の魅⼒や好きなところがあれば、教えてください。
阿部:住みやすい、暮らしやすいというところだと思います!
そもそも、埼⽟県というのは立地がよく交通の要衝であり、災害がとても少ないといった良い要素があります。川越市も、東武鉄道、西武鉄道、JR と路線が多く通っており、災害も少ない街であるなかで、それらに加えて、埼玉の他にはないような、古き良き街並みや観光文化や、経済都市圏としても買い物には困らない利便性も兼ね備えています。
そういった多くの面で住みやすく暮らしやすいと思いますし、埼⽟の中でも特に人気がある理由だと思います。
社名 | 株式会社タカインフォテクノ |
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代表者氏名 | 松本信一 |
所在地 | 埼玉県川越市脇田本町1番地3 グランベル川越ビル |
HP | https://www.taka-infotechno.co.jp/ |
SNS | Facebook:https://www.facebook.com/Kawagoe.TAKA/ |