「料亭 初音屋」を引き継ぐ形で創業、歴史ある建物を後世の残すという意義のもと、「HATSUNEYA GARDEN」が2013年にオープンしました。川越に根差す会社を目指しながら、お客様1人1人に笑顔になってもらいたい。そういう想いで運営されています。
■合わせて読みたい!「#川越」編集部おすすめ記事
- まず初めに、HATSUNEYA GARDEN(ハツネヤガーデン)について教えてください!
- HATSUNEYA GARDEN(ハツネヤガーデン)を運営されていて喜びを感じる瞬間はどのような瞬間でしょうか?
- HATSUNEYA GARDEN(ハツネヤガーデン)が地域から愛されるきっかけとなったのは?
- HATSUNEYA GARDEN(ハツネヤガーデン)が大事にしているコンセプトはどのようなものでしょうか?
- HATSUNEYA GARDEN(ハツネヤガーデン)が今後進化していきたい、伸ばしていきたいことはございますでしょうか?
- HATSUNEYA GARDEN(ハツネヤガーデン)は、川越の街でどのような存在でありたいでしょうか?
- 最後に、川越の魅力を教えてください!
まず初めに、HATSUNEYA GARDEN(ハツネヤガーデン)について教えてください!
鐡山:我々は千葉に本社を置く、ウエディングをメイン事業とする会社です。
千葉に4店舗、埼玉に当館を含む3店舗を展開し、各店舗が違ったカラーを持つのですがグループの中でも和のテイストを取り入れた唯一の会場として”川越”の地で2013年から営業を行っています。
その他に保育事業も手掛けており、大宮にある店舗では敷地内に保育園を併設し、スタッフ のお子様をお預かりしたり、保育園の入園・卒園式などの式典は結婚式で使用するチャペル を使用する等、店舗ごとに形は様々ですがその地域の人々に広くご利用いただけるような 複合施設として展開しています。
当館は元々漢字で「初音屋」と書く明治元年創業の料亭でしたが、惜しまれつつもお店を閉じることとなり、長らくは地域の方の寄り合いや観光の方の休憩所として使用されていた と聞いています。
そんな中、「歴史ある建物を後世に残す」「多くの方にこの立派な建物を知っていただきたい」 そんな思いから弊社がお声がけをさせて頂き、歴史ある名前をお借りして「HATSUNEYA GARDEN」と名称を改め 2013年3月に開業に至りました。
料亭時代から多くの方に愛され続けた建物ですので、
建物の歴史や趣はしっかりと残しつ つ、現代のニーズに合うようリノベーションを実施。 まずはカフェとフレンチのレストランとして多くの方に気軽に足を運んでいただけるよう整えまして、次いでご希望を頂いたお客様のご結婚式を承るようになりました。
その甲斐あってか、料亭時代に親御様が接待などでご利用頂き、今度はお子様のご結婚式で ご利用を頂いたり、おじい様とお孫様という世代を超えてご結婚式を行っていただいたりと、歴史がある会場だからこその素敵なエピソードもございました。
HATSUNEYA GARDEN(ハツネヤガーデン)を運営されていて喜びを感じる瞬間はどのような瞬間でしょうか?
鐡山:色々な形でご利用頂きますので、沢山の嬉しい瞬間はありますが、敢えて挙げるのであれば、 地域の方に何度もご利用していただいていることです。
スタッフの大切にする想いとして「”旅館の女将”のような痒い所に手が届くような接客で、 お客様に感動して帰っていただきたい」というものがあります。
全スタッフが共有する想いですが、その気持ちが伝わり、何度もご利用いただけるお客様を 見ると「やっていてよかった」と感じます。
また、会社方針でもありますが、地域に根差したお店を目指す中で、気軽にご利用いただく のも勿論ですが、大切な記念の日にご利用頂けたらと思っています。
HATSUNEYA GARDEN(ハツネヤガーデン)が地域から愛されるきっかけとなったのは?
鐡山:正直なところ、これといったきっかけは無く、オープン当初は大変なことも沢山ありました。
川越祭りに代表されるように、各町内会毎の集まりが頻繁に開催されたり、古くからお店を やられている方々のつながりも強く、新参者で且つ歴史的な建物でフレンチをやろうという我々は地域の方々にとっても稀有な存在だったと思います。
しかし、地域に根差すことを目標にスタッフ一丸となって日夜努力し、良い食材、良いサー ビスを常に心がけ続けることで徐々にリピーターの方も増え、近隣の企業さんとのコラボ レーションなどもできるようになったときにやっと「認めて頂いた」と思えた気がします。
最近では河越米や小松菜・里芋等、地元の良い食材を積極的に使用することで
それら川越の良い食材を広く知っていただけるような認知のお手伝いができているのでは ないかと思います。
農家の方から食材を使ってほしいとお話をいただく事もありますが、
レストランでは多く使用することができなかったり、結婚式で使おうと思うと量の予測が立てづらかったり… と悩むことも有りますが、嬉しい悩みとしてできる限りご相談をさせて頂くようにしてい ます。
HATSUNEYA GARDEN(ハツネヤガーデン)が大事にしているコンセプトはどのようなものでしょうか?
鐡山:これは「目の前のお客様を大切にすること」に尽きると思います。
当館は近隣の飲食店様に比べるとやや金額設定が高いかもしれません。
ただ、だからこそ金額以上の感動を感じて頂けるようにお客様の期待を超えることを大切 にしています。
レストラン・カフェではリピーターの方々の好みを把握し、
いつご来館いただいても変わらぬサービスと違った楽しみを感じて頂けたらと思っていま すし、ご結婚式を承る際にも完全貸切でご新郎ご新婦様がやりたいことを心行くまで表現 していただけます。
ハツネヤガーデン 月替わりランチコースレストランメニュー(一部抜粋)
(下記は基本コースとなります。時期によりコース内容・料金など変動する場合もございますので詳細は「メニュー」をご参照下さい)
“B” COURSE ¥2,900 |
前菜 | お魚料理 or お肉料理 本日のデザート |
---|---|
“C” COURSE ¥4,300 |
前菜 | お肉料理 本日のデザート |
“D” COURSE ¥5,400 |
前菜 | スープ | お魚料理 | お肉料理 本日のデザート |
“SPECIAL” COURSE ¥9,500 |
前菜 | スープ | お魚料理 | お肉料理 本日のデザート |
HATSUNEYA GARDEN(ハツネヤガーデン)が今後進化していきたい、伸ばしていきたいことはございますでしょうか?
鐡山:川越という広く知られる観光地において様々な場所に HATSUNEYA GARDEN の名前を出していきたいと思っています。
ご結婚式の前撮りとしてよくお写真撮影のご希望を承るのですが、周りのお店様のスペー スをお借りして撮影できるようにしたいと思いますし、最近では酒蔵さんとオリジナルリ キュールの作成を進めていたりします。
その他には川越祭り限定でお出ししていた黒ビールカレーというものをカフェのイートインとテイクアウトできるようにしまして、様々な場所で当館の味を楽しんでいただけたら と思っています。ちなみに当館のカレーにはCOEDOビールさんの漆黒を使用させていた
だいています。
当館のシェフが色々と比べる中でせっかく川越で作るんだから….という理由もありますが 特に深いコクがあり、カレーの味に深みが増すということで使用させていただいておりま
す。
ハツネヤガーデンカフェメニュー(一部抜粋)
生モンブラン | 1,200 yen 軽く仕上げた生クリームとサクサクのメレンゲを 和栗のクリームで包み込みました 香ばしさをプラスした 栗の削り節と一緒にお早めに 召し上がっていただきたい一皿です |
---|---|
抹茶のティラミス | 850 yen 人気の抹茶ティラミスに カシスのジャムをたっぷり忍ばせました これからの季節にぴったりな 爽やかなテイストです |
さつま芋ブリュレ ―キャラメルのアイスクリームを添えて― | 800 yen 川越名産のさつま芋にじっくり火を通し ブリュレをのせ表面を香ばしくキャラメリゼしました 是非、キャラメルアイスクリームと 一緒にお召し上がり下さい |
フランス産“麦の穂豚”のブレゼ | 950 yen 豚の生産が盛んな西フランスで育ち小麦を メインの食事としている“麦の穂豚” その甘みが特徴のバラ肉をトロトロになるまで煮込み 黄金色になるまで炒めた玉ねぎと シェリービネガーソースで絡めました 契約農家から取り寄せたお野菜と バターライスを一緒にお召し上がりください |
ホットサンドプレート | 900 yen 自家製ローストビーフサンドとゴーダチーズを使った ハムチーズサンドの 2 種類をワンプレートにしました 契約農家直送のお野菜で作った付け合わせと 一緒にお召し上がりください |
HATSUNEYA GARDEN(ハツネヤガーデン)は、川越の街でどのような存在でありたいでしょうか?
鐡山:これまで以上に多くの方に気軽にご来館いただける場所にしていきたいと考えています。
元々は川越城のお膝元の料亭として、敷居が高い料亭と感じられる方も多かったようです。
そういった「特別な時に使用する場所」という雰囲気は残しつつ、川越市の景観文化財にも 指定されている建物をより多くのお客様に見て、感じて頂き、観光地の中心にありながらも 長きにわたって”寛ぎ”のひと時を提供し続けてきた建物を多くの方に味わっていただければと考えています。
最後に、川越の魅力を教えてください!
鐡山:様々な魅力がありますので一言で・・・というのは難しいですね。
ただ、川越で知らない人はいないかと思いますがユネスコの無形文化遺産にも指定されて いる「川越祭り」の当日を迎えると、老若男女問わず本当にイキイキと皆で声を掛け合って 祭りを楽しむ姿は印象的ですので、そういった歴史を大切にしながら地域の人と人が 繋がる姿は何にも代え難い魅力ではないかと思っています。
老舗と呼ばれるにはまだまだな我々ではありますが、
HATSUNEYA GARDENにしかできないやり方を模索しながら川越の発展に協力していければと考えています。
住所 | 〒350-0062 埼玉県川越市元町1丁目9−8 |
---|---|
電話番号 | 049-222-2300 |
アクセス | 電車でのアクセス ・西武新宿線「本川越」駅 下車 > 徒歩16分 到着 ・東武東上線・JR川越線「川越」駅 下車 > 東口より東武バス乗車「札の辻」バス停 下車 > 徒歩1分到着お車でのアクセス 関越自動車道「川越IC」を「川越出口・狭山」方面に向かって進む > 分岐点を「さいたま・川越市街」の表示に従って右方向に進み「国道16号線」に入る > 約2.6キロ先を左折して県道229号線に向かう > 道なりに進み「札の辻」交差点を右折ー50メートル先で右折 > 到着※お車でお越しの際は周辺コインパーキングをご利用ください。 |
公式HP | https://hatsuneya.jp/ |
公式SNS | Instagram: HATSUNEYA GARDEN -Cafe&Dining-:https://www.instagram.com/hatsuneya.garden.dining/ HATSUNEYA GARDEN〜since1868〜:https://www.instagram.com/hatsuneya_wedding/ FaceBook: https://www.facebook.com/HatsuneyaGarden/ |
■合わせて読みたい!「#川越」編集部おすすめ記事