ミツア建装株式会社が川越に立ち上げられた経緯について教えてください。

阿部:生まれは東京なのですが、生まれてすぐに川越に引っ越してきて川越で育ってきたので川越が地元ですね。

18歳から塗装業をしていて、友達のお父さんに誘われたのがきっかけで、その会社に23年間勤めていました。
18歳から勤めていたので、世間の常識など何も分からない自分に丁寧に技術や礼儀、上下関係、社会の仕組みなど色々な事をその時の親方が教えてくれました。親方には感謝しかありません。

その後独立することになり屋号をミツア建装と名付けスタートしました。
よくミツアってなんですか？と聞かれますがミツアとは独立する前に他界した父の名前の光明（ﾐﾂｱｷ）から借りてます。
小さい町工場に勤めていた父は毎年皆勤賞を貰う真面目な人でした。その真面目さを見習う為ミツア建装と名付けました。今は、従業員が2人いて僕を入れて3人で経営しています。

ミツア建装株式会社のこだわりや特徴を教えてください。

阿部:経営理念として、お客様に喜んでいただく仕事をする、自分も含め従業員たちが誇りを持って仕事に向き合う事を心がけています。

また、塗装を通じて社会貢献をしていく会社を目指しています。
ホームページにもありますが、第一中学校のバスケットゴールの塗装などをボランティア活動の一環としても行なっています。

川越育ちなので、川越に少しでも貢献したいという思いがあります。
第一中学校は、僕の子供が通っている学校でもありますし、僕も学校の PTAの副会長を務めています。子供は硬式野球のクラブチームに通っているのですが、チームのヘルメット置き場やプラカード、リヤカーなどの塗装もしました。

当社のHPで社員紹介をしているのですが、ペイントクリエイターとして紹介しています。職人という響きに関して、伝統職人などは昔から続いているかっこいいものだと思いますが、現場の職人の意味合いでは少しイメージが悪い印象があると思っています。
僕が独立後1人で働いている際にもそれを痛感しました。

僕たちが行なっている仕事は、技術や知識が必要なのはもちろん、体力も必要な中で職人という一括りとして軽視して欲しくないなという思いがあります。
ペイントクリエイターという名前をあえて使って、この仕事をしている方々の魅力を広め、また職人に対してのイメージを変えていきたいと思っています。

ミツア建装株式会社の阿部さんが働かれていて喜びに感じる部分について教えてください。

阿部:お客様に喜んでいただく瞬間ですね。
一戸建て住宅の外装の塗り替えをメインとして行っていて、綺麗になった時にお客様の喜んだ顔を拝見できた時が一番嬉しいですね。

一度取引させていただいたお客様とは、10年20年と続く関係性構築できるよう意識していて、1年に1回の無料定期点検を実施しています。
施工した後も、アフタフォローとしてお客様とお会いして、お困りごとがないかヒアリングを重ね、お客様と向き合っていく事を大事にしています。

ミツア建装株式会社の阿部さんが働かれていて苦労されているところがあれば教えてください。

阿部:会社を経営していく中で、従業員を抱えている以上は従業員の生活を保証していかなければいけません。
その中で仕事を取り続ける事は大変です。

今は、元請さんからいただく仕事の割合が7割以上なので、そういった付き合いも大事にしながら自分たちの想いを貫きたいとは思っています。
直接取引できるお客様を増やしながら社員の生活、自分の生活を守っていくために段取りをしていく必要があります。

また、塗装業は雨が降ると仕事ができません。
天気に左右されることはこの仕事の一番大変なことかもしれません。
屋根の塗装などは少しでも雨が降るとムラができてしまうので、常に雨雲レーダーと睨めっこしながら仕事をしています。
塗装業あるあるなのですが、朝天気が悪く、現場を中止にするとその日は雨が降らなかったり、反対に天気が回復しそうだからと現場に行くと雨が止まないことがよくあります。

元々は全て元請けさんからもらった仕事をこなしていたのですが、3年前くらいから相見積もりサイトに登録して、実際に現場調査に行って、見積もりを出して直接契約をいただいたりもしています。
僕自身、ずっと職人として働いてきたのでなかなか契約が取れなかったのですが社員の1人が営業職の経験があったので、今は仕事の半分は営業をしてもらっています。

ミツア建装株式会社が今後伸ばしていきたい部分について教えてください。

阿部:短期的でいうと、お客様と直接出来る取引を増やして行こうと思っています。
長期的でいうと、中小企業家の勉強会に参加していて長期経営計画を作ったのですが、20年後の計画は40億円企業です。
社員に話したら社長バカなの？と言われましたが（笑）

塗装業界は、肉体労働なので年齢を重ねると厳しい部分がある中で、年齢が上がると共に肉体労働を離れる仕組みを作りたいなと思っています。
僕も来年50歳なので、50歳を超えたら現場ではなく、指導者や現場管理、営業職など段階的に肉体労働から離れられる仕組みができたらいいなと思っています。

ミツア建装株式会社の阿部さんの思う川越の魅力や好きな所があれば教えてください。

阿部:過去と現代が融合している街ですよね。小京都と言われる菓子屋横丁も観光客が多く素敵ですし、現代という意味では街も整備されていますし、郊外に出れば自然も多く、とても住みやすい街だなと思います。
富士見町に住んでいるのですが、川越インターチェンジも近いですし、アクセスにも困りませんね。

川越という町と共に個人としても、会社としても成長し地域に貢献出来る会社を目指して行ければと思っています。

住所	〒350-0835埼玉県川越市石田本郷671
電話番号	代表直通 090-1843-3611　事務所 049-211-1955
営業時間	営業時間 9：00～18：00定休日 日曜日
公式HP	https://mitsuakensou.com/