川越らーめんこひやでは青竹手打ち麺を採用し、高品質な小麦粉(特飛龍)を使用しているため、モチモチな麺の食感が味わえます。自家製、手作りにこだわっており、青竹手打ちの自家製麺をはじめ鶏ガラをベースに作る清湯スープ、チャーシュー、穂先メンマ、餃子など、毎日心を込めて作られていらっしゃいます。
川越らーめん こひやが川越に立ち上げられた経緯について教えてください。
小日向:私は川越らーめん こひやを始める前にいろいろなラーメン屋で修行してきて、いろいろなラーメンに携わってきました。
15年くらいになると思うのですが、毎年年始に佐野厄除大師に初詣に行くことがあって、そこから10年くらい連続で初詣は佐野厄除大師に行っていました。
そこで佐野ラーメンを食べて、色々なラーメンを作ってきた中でもそういったラーメンには出会わなかったので、佐野ラーメンをやってみたいなと思うようになりました。
どこでやろうかと考えたときに私も埼玉の人間なので、川越しかないだろうということで、観光客も多いですし、そういった人をターゲットにすることを考えました。
佐野ラーメンを作ったことがなかったので、佐野まで研究しにいって、小麦粉屋さんに行ったり、実際に打っているところを見せていただいたりしました。
実際に川越らーめん こひやを始めてみて、お客様の割合は観光の方も多いんですけど、年齢層も高かったので、最初はメニューも醤油ラーメンと塩ラーメンだけでした。
7年経った今ではメニューも増えまして、若い方とか地元の学生さんのお客様も増えてきましたね。
川越らーめん こひやのこだわりや特徴について教えてください。
小日向:手作りにこだわっていて、麺も手打ちでやっています。
手打ち麺を食べてしまうと普通の麺が美味しく感じないんですよね(笑)。
また、うちはチャーシューもメンマも手作りで、餃子やワンタンにしても皮から手作りしているので、そういった点をアピールしたいですね。
チェーンに比べると値段は少し高いですけど、ひとつひとつ丁寧に作るというところでは勝負できるのかなと思っています。
他のお店ではあまりやっていないもので、自分が美味しいと思うラーメンを作りたくて、そのきっかけになったのが佐野ラーメンでした。
しかし、うちは佐野ラーメンという名前では一切売っていなくて、川越の醤油を使った川越ラーメンを作っています。
現在は松本醤油さんと轟屋さんと一緒に「川越醤油らーめん」のプロジェクトを立ち上げて参加させていただいています。
川越らーめん こひや小日向さんが仕事をしていて喜びを感じる瞬間について教えてください。
小日向:うちの場合対面型の店ではないので、私自身が作る専門みたいになっているのですが、お客さんがわざわざ厨房まで来て美味しかったと言ってくれることがかなり頻繁にあります。
そういうときにはやっていて良かったなと感じるものがありますね。
ラーメン屋さんは川越だけで200軒以上あって、その中でうちに来ていただいて美味しいと言っていただけることは嬉しいですし、ホールをやっているスタッフの励みにも非常になりますね。
川越らーめん こひや小日向さんが仕事をしていて大変だと思う場面について教えてください。
小日向:知り合いに昔からよく言われることがあって、店に入りづらいとか暗いということを言われてしまうこともあります(笑)。
照明を変えて明るくすればいいのかなと思いますけどそれもなかなか難しいですよね。コロナ禍でもあるので店頭で、賑やかなことやっているなというのを見せたいという思いもあります。
本音はとしては様々なことをやりたいんですけど、やる作業が多くて追いつかないというのが正直ありますね。
もしかしたらメニューを増やしすぎたのかもしれないですし、もう少し絞った方がいいのかもしれません。
でも僕の頭の中ではこれもやりたいあれもやりたいということがあって、どうしたらいいんだろうと悩んでいます(笑)。
おすすめメニュー
川越醤油らーめん | 800円 |
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川越醤油つけそば | 880円 |
川越醤油豚骨らーめん | 880円 |
元々うちは海外の観光客のお客さんが3割くらいでした。
ここ2年は海外の方が誰も来ていないのでそういう面で厳しいどころのレベルではないですね。
海外からの観光客の方は予約で一度に約20名の大人数で来てくれることもあったので顧客としての規模も大きく、それを失った痛手は少なからずありますね。
川越らーめん こひやが今後伸ばしていきたい、進化させたい部分について教えてください。
小日向:私はもともとつけ麺の修行が長く、つけ麺を食べることも好きですし、味にはかなりうるさいと思うので、手打ち麺でつけ麺を作って勝負したいと考えています。
川越では頑者さんがつけ麺で有名ですけど、手打ちつけ麺を作ることで川越らーめん こひやの宣伝にもつながればいいのかなと思っています。
最近は言われなくなりましたが、以前はここにラーメン店があることに気づかなかったということを地元の方に言われていました。
だから認知を広げていかないといけないなと思っています。
認知を広げていきたいという意図もあって、2ヶ月くらい前にホームページを作りました。加えてお土産ラーメンのような冷凍販売のラーメンも売り始めていきたいと考えています。最近、出前館などフードデリバリーサービスをやっと始めたばかりで、手広くそういったことをやってかないと認知度も上がっていかないかなと思っています。
今後はさらに力を入れていきたいですね。
川越らーめん こひや小日向さんが思う川越の魅力、好きなところについて教えてください。
小日向:川越では知り合いや仲間と頻繁に外でも会うので、横のつながりが強いと思います。
川越から出たくないという話もよく聞くので、川越の人の温かみや心の部分で感じるところがあるんでしょうね。
私自身はやはり他の飲食店とのつながりが多く、僕が向こうのお店に行ったり、逆に向こうが来たりとかそういう関係はあります。
お店も新しい所に行くよりかは、決まった所によく行く感じなので、会う人も決まっていてよく会いますし、関係も深くなりますね。
そういったつながりも川越の好きなところの一つですね。
住所 | 〒350-0066 埼玉県川越市連雀町9−1 |
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電話番号 | 049-270-2536 |
営業時間 | [火~土] 11:00~23:00(LO22:30)[日・祝] 11:00~20:00(LO19:30) ※スープなくなり次第終了 |
アクセス | 西武新宿線本川越駅より徒歩10分JR・東武東上線川越駅、本川越駅より東武バス蓮馨寺バス停降車徒歩1分 |
公式HP | https://www.kohiya.jp/ |