グルメ

「菓子工房Hiro」は川越市元町のケーキ屋さん。定番ショートケーキから焼き菓子、台湾カステラなど代表池田さんが1人で製造から販売まで行うアットホームなお店

菓子工房Hiro川越
地域密着のケーキ屋さん「菓子工房Hiro(ヒロ)」!

 

埼玉県川越市元町にある地域密着のケーキ屋「菓子工房Hiro(ヒロ)」は、城下町の風情の残るこの土地で、駄菓子屋のように気軽にケーキや焼き菓子を買えるようなお店を目指す。川越をさらに知ってもらいたいという強い思いでお客様をお出迎え!

今回は菓子工房Hiroの池田さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

菓子工房Hiroが川越に立ち上げられた経緯について教えてください!

池田:19歳の時に専門学校を卒業したのですが、在学時にインターンとして洋菓子店に行き、ちょうど男性の社員を募集しているところで、たまたまその場所に就職できました。
その場所で13年ほど勤めた後に退社し、1年間別のケーキ屋さんで修行を積んで独立したという経緯です。

通っていた専門学校は調理師学校なので、調理師免許を取得しましたが、和食、洋食、中華など様々な研修がある中で洋菓子店への研修を決めたのは先生がきっかけでした。

特にケーキ屋さんを希望したわけではなかったんですが、インターン先の方に気に入っていただいたのと、少しケーキをつまみ食いをさせて頂いた時にとても美味しかったことがきっかけとなり、正直軽い気持ちで就職を決めました。

菓子工房Hiro川越

当時は、仕事がきつすぎて1、2年で辞めますと伝えていたのですが、人手不足という理由で退職時期が伸びてしまい、気づいたら5年働いていました。
5年働いてみて立場がスーシェフとなり、そこからまた5年経って丸10年勤めた時に『自分のケーキを作って勝負してみたい』という夢が現実味を帯びてきました。

勤続5年目の時は独立など考えていませんでしたが、辞められずに10年経った時に自然と夢が目標となり、独立を決めました。

菓子工房Hiroのこだわりや特徴を教えてください!

池田:元々大きいお店ではなく小さいお店を開きたいという思いがあって、デコレーションなどは別としてワンコインで買ってお釣りが返ってくるような価格帯のお店にしています。

お店の前が通学路なんですが、父の日や母の日などに小さい子が1人でお店に来てくれることも多くて、焼き菓子もケーキも10種類程度でケーキ1個でも買いに来やすいお店にしたいというこだわりがあります。

菓子工房Hiro川越

気兼ねなくお店に来られるようなアットホームなお店にしたいという思いもあり、1人で製造から販売まで行っているので、お客様の中には世間話やプライベートのお話をしてくださる方もいます。
そんな気軽に立ち寄れるようなお店にしていきたいと思っています。

菓子工房Hiro川越

メニュー(一部抜粋)※時期によってメニューが変わる場合がございます。

お芋のモンブラン 490円(税込)
レアチーズナタデココ 470円(税込)
フロランタン 250円(税込)
ざくざくアーモンド 200円(税込)
マーブルクッキー 200円(税込)

菓子工房Hiroの池田さんが働かれていて喜びに感じる部分について教えてください!

池田:こちらがお客様からお金をいただくので、お客様に「ありがとうございます。」という立場なのですが、ほとんどのお客様から「ありがとうございます、いただきます。」と言っていただけます。

こちらが商品を買っていただきお金をいただく立場で『ありがとうございます!』なのにお客様から感謝をされながらお金をいただける職業ってなかなか無いなと感じます。

菓子工房Hiro川越

お客様と直接やりとりしているからこそ言ってもらえるのもあるでしょうし、直接やり取りをする中で「ケーキを作ってくれてありがとう。」という思いを感じられる瞬間、一瞬の楽しみの場面に携われている事は一番のやりがいですね。

菓子工房Hiro川越

直接お客様とやりとりした方が分かる事もあって、親御さんの中にはお子様のためにお酒が100%入っていないケーキを求めている方もいます。

その中でお酒が少し入っていても、表記しなくていい分量だと入っていないと説明するお店もあったりします。

ただ、当店は作っているのが私本人なので100%入っていないと説明できますし、コミュニケーションをしっかり取る事でお客様に安心していただけるのかなとも思っています。

菓子工房Hiroの池田さんが働かれていて苦労されているところがあれば教えてください!

池田:現実的な話、とてもお金がかかります。
これで準備完了だと思ってもイレギュラーな事があってお金が出ていきます。一つの売上が何百円とかなので数多く売り上げないと商売が成り立ちません。

菓子工房Hiro川越

卵、小麦などのアレルギー持ちの方も来店される中で、そういった方々皆さんに食べてもらいたいのですが、正直全ての要望に応えるとなるととても多くの数の材料が必要になってしまいます。
せっかくお店に来てくれた方達に対して、それらの要望に応えられない申し訳なさはひしひしと感じています。

菓子工房Hiro川越

修行先の方に『10やりたいうちの1をやれれば良い』と教わったのですが本当にその通りだなと思いますね。1でも叶えられれば幸せなのかなと。
しかし苦労ではないかもしれませんがやりたくてもやってあげられないもどかしさ、悔しさはあります。

菓子工房Hiroが今後伸ばしていきたい部分について教えてください!

池田:できればこのお店はこのまま残し、喫茶コーナーを作りたいと思っています。

夏場は、このテーブルが喫茶になりここ(二人ほどが座れるくらいの空間)で飲めるようになっていますが、現状1組限定なんですよ。
別の建物でも良いので喫茶として、食べられる場所、ゆっくりできる場所を作りたいなと思っています。

菓子工房Hiro川越

せっかくアニメと関わらせていただいたので、川越をさらに知ってもらいたい思いがあります。
蔵造りの街並み、時の鐘、菓子屋横丁、氷川神社、これらがメインじゃないですか。

もう少し足を伸ばしていただいて、当店のようなケーキ屋もありますよ、地元の方に愛される団子屋さんありますよ、といった所も見てもらえるようにアニメを利用してより幅広い方に川越を知ってほしいですね。
(菓子工房Hiroがモデルとなったアニメ【川越ボーイズ・シング】)

菓子工房Hiro川越

何年か前ですが、たまたま川越ボーイズ・シングというアニメの制作が決まって、主人公の実家をケーキ屋さんにする流れでケーキ屋さんを探している時にたまたま一般の方が投稿した当店を見て、それがイメージ通りだったそうでいきなり連絡が来ました。

その時に天使のおやつという商品を販売していたのですが、そのアニメの主人公の名前も天使くんだったみたいで本当に偶然イメージモデル店のお話をいただきました。

菓子工房Hiroの池田さんの思う川越の魅力や好きな所があれば教えてください!

池田:ビルが乱立している訳ではなく、古き良き建物が多いですし、氷川神社もありますよね。
喜多院も桜が咲くととても綺麗です。蓮馨寺もあり、時の鐘、菓子屋横丁など1日居ても回りきれないですよね。

都心から30、40分で着きますし、立地的にも交通の便も良いので関東の中でも遊びに来やすい街だと思います。
芋も美味いし、もっと川越自体が広まってほしいですね。ご近所さん付き合いも良いですし、地元愛が強い方も多いので住みやすい街だと思います。

近くに大きいアパートが建ったのですが、すぐに部屋が埋まっていてやはり人気なのだなと感じました。川越の人は人情味溢れる方が多い所が一番の魅力なのかなと思います。

住所 埼玉県川越市元町1丁目8-1
電話番号 049-227-9335
営業時間 10:00~19:00
定休日:月曜日
(月に1~2回、火曜日にお休みする場合があります)
※売り切れ次第終了
アクセス

西武新宿線  本川越駅 徒歩約16分
東武東上線  川越市駅 徒歩約19分
JR埼京線  川越駅 徒歩約25分

公式HP https://www.kashikobo-hiro.jp/