埼玉県川越市 国指定重要文化財「仙波東照宮」にあり、ホットサンドとケーキ、焼き菓子をコーヒーと共に。CAFE ANDONは地元への恩返しをできる新たな川越の魅力の詰まったスポットへ挑戦されています。
関原さんがお店を川越で作ろうと思った経緯にはどのような理由があるのでしょうか?
私自身は福島出身で、COFFEE POST(コーヒー ポスト)の立ち上げがきっかけで川越に来ました。
自分たちで自転車でいろんな場所で出店している繋がりの中で、草野設計建築士事務所さんが運営しているアートギャラリー、三番町ギャラリーと出会いました。奥様が仙波東照宮のご親族の方で、それがきっかけとなり今回のお話しをいただきました。
元々仙波東照宮でお団子屋さんを運営されているおばあちゃんがいたのですが、当時私がお会いしたときで90歳ほどのご年齢の方で、今後仙波東照宮の社務所を管理しながら、お店を続けていくのが難しいので、誰か建物の管理とお店を運営できる人を探しているというお話をいただきました。
現在は拝殿の門の開け閉めも営業に合わせて私がやらせていただいております。
お話をいただいたのは2-3年前くらいですが、当時自分もCOFFEE POST(コーヒー ポスト)を2人で運営していて、すぐには独立できる状態ではなかったのですが、文化財の建物ということもあり、法律などでできない制約事項も多く、お話をいただいた時期から時期的にもどんどん後ろ倒しになっていく中で、COFFEE POST(コーヒー ポスト)も焙煎所もでき、ある程度気持ちよく独立できる状態になったタイミングで、覚悟を決めて、挑戦させてもらう機会をいただきました。
お店ができたのは2023年12月頭で、お店のオープンは12月16日なので、まだオープンしたばかりの状態です。
CAFE ANDON(カフェアンドン)で成し遂げたいことはどのようなことになるのでしょうか?
まだ具体的にこれ!というのは描けていませんが、CAFE ANDONもそうですが、この仙波東照宮のエリアに常に人がいるようなそんな状態を作りたいです。
現状このエリアに関わってくださっている方はボランティアの方も含め、多くが70-80歳以上のご高齢の方が中心となっています。
そのため、自分の年代、さらにはもっと下の年代がどうしたらこの場所に関わってくれるか。それがテーマだと思っています。
そのためにSNS運用もそうですし、イベントを開くもそうですし、ただ闇雲にやるのではなく、仙波東照宮だからこその歴史や伝統は大切にしながらも、柔軟にチャレンジして、CAFE ANDONや仙波東照宮が多くの人にとってより身近な場所となったらいいなと思います。
そうすることでこの場所を持続的に守っていくことにつながると思っています。
メニュー(一部抜粋)※時期によってメニューが変わる場合がございます。
アンドンブレンド浅 | ホット550円、アイス600円 |
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ハムチーズエッグ | 900円 |
ツナオニオン | 850円 |
CAFE ANDON(カフェアンドン)の特徴、メニューはどのようなものになるのでしょうか?
COFFEE POST(コーヒー ポスト)時代に、自分がこれまでお世話になった川越を中心にしたお取引先の食材をできるだけ使用するようには心がけています。
お野菜で言うと小野農園さんであったり、ホットサンドに使用するパンは新河岸のパンピーポーさんであったり、いちごは@FARMさんであったりと、全てが全て川越はいきませんが、自分が関わりを持っている川越を中心としたみなさんの食材を使用させてもらっています。
またお店には専属のパティシエもいますので、1つ1つ手作りで提供できることもお店のこだわりの1つです。
CAFE ANDON(カフェアンドン)として、今後伸ばしていきたいことはどのようなことになりますでしょうか?
お店の経営の面で言ったら、まずは店舗オペレーションの部分は課題はありますね。
自分も含めお店で働いてくれているスタッフもそうですけど、お客様に提供するスピードであったり、お客様がどっと来てしまった場合にさばききれないこともあります。
CAFE ANDONに来てくださるお客様にとってまず大事なのは、心地よい空間であることが一番大事だと思っていますので、そういう面は今後さらに改善し、進化させていきたいです。
あとは、今後イベントの開催も強化していきたいですね。
過去は1回だけウラニワフラワーさんと一緒に取り組ませていただいた、お花のイベントでは、お花に興味を持っていただく間口となるイベントをやろうということで、当日にはお花を飾ったり、ワークショップを開催したり、エディブルフラワーを使用したお菓子を提供している方がいたりととても素敵なイベントとなりました。
今後は親子で参加いただけるようなイベントや、ゆくゆくは仙波東照宮でお祭りを作るようなそんな活動にも挑戦していきたいです。
関原さんの思う川越の街の魅力、好きなところがあれば教えてください。
まずは人の魅力がすごいですよね。川越は。
本当に街に住んでいる人は街をすごく愛しているなと感じます。
川越は都心までのアクセスはいいですが、その一方で田舎的なコミュニティや良さを持っている街だなと思います。
また、飲食店経営者としては、個人店の多さも魅力だと思います。
みなさん個人経営されているお店の方がすごく生き生きしていて、自分たちみたいに川越以外からくる人に対してもとても親切だなと感じます。
自分もそういう温かさにこれまで多く助けていただいていて、すごく住みやすい街だなと思います。
住所 | 〒350-0036 埼玉県川越市小仙波町1丁目21−1 |
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電話番号 | 090-4044-9725 |
営業時間 | 11:00-17:00 ( L.O 16:30 ) 火曜日定休 |
アクセス |
本川越駅東出口から徒歩約14分 |
公式SNS | https://www.instagram.com/cafe.andon/?hl=ja |