小江戸釜めし鳥清が立ち上げられた経緯について教えてください。

竹村：元々この場所にあった「居食屋とりせい」さんは明治31年創業124年の歴史をもつお店でした。その3代目の大将の方とご縁があり、4代目として暖簾を引き継がせてもらいました。引き継がせていただいた際に、3代目と相談の上、これまであったカキフライ定食などはやめにして、生米から炊く釜飯の専門店として「小江戸釜めし鳥清」がオープンした形です。

私が運営する株式会社竹悠では「炉端いっしょけんめい」「六軒町一丁目商店」「GOOD DAYS BURGER 」「六軒町バル grill」「キッチンカー gooddays kitchen」を運営しており、川越に根ざした飲食店の経営をしています。
食を通じて地域貢献も考えていて、武州川越轟屋さんの出汁やCOEDOビール、松本醤油さんの醤油なども使っていきたいと思っています。

今回「小江戸釜めし鳥清」をオープンさせてもらったことで、より川越という街に貢献していきたいという想いが強くなりました。
これまで居酒屋を展開する中で、東京への出店なども考えたこともありましたが、今は川越という街で企業理念でもある「人の心を満腹にする」ということを実現したいと思っています。

将来的にはより地域に根ざした事業展開も考えています。
例えば保育園の事業などを将来やりたいと思っていて、株式会社竹悠が抱える調理師や管理栄養士の人たちにも協力してもらいながら、子供の安全を食の観点から守る保育園などをやってみたいですね。

今は立地もあって、観光客の方やインバウンドの方に多く来店いただいています。
また元々飲食店をやっていたこともあって、そこでのお客さんや仲間たちもお店に来てくれていますね。

小江戸釜めし鳥清のこだわりや特徴について教えてください。

竹村：注文が入ってから生米から炊く釜飯に特化していることが強みだと思っています。
釜飯はどうしても調理の過程で時間がかかってしまうのですが、お店の内装や中庭の景色をみてもらいながら、お店で過ごす時間を楽しんでもらえればと思っています。

また、小江戸釜飯鳥清で使う食材は地元の食材、地元のお店から仕入れています。
観光地のど真ん中ですが、観光地の喧騒から離れられる静かな店内で四季折々の川越を楽しんでもらえたら嬉しいですね。

川越に生米から炊く釜飯屋さんはこの「小江戸釜めし鳥清」しかありません。
川越唯一の生米から炊く釜飯専門店というところも強みの1つですね。

メニュー（一部抜粋）※時期によってメニューが変わる場合がございます。

川越釜めし（鰻とさつまいも）釜飯御膳	2,178円（税込）
鳥そぼろと温玉釜飯御膳	1,628円（税込）
鳥軟骨炭火焼き釜飯御膳	1,738円（税込）
鳥せせり炭火焼き釜飯御膳	1,848円（税込）
しらすと温玉釜飯御膳	1,738円（税込）

小江戸釜めし鳥清が今後伸ばしていきたいところについて教えてください。

竹村：建物の2階に36席あるのですが、そこはまだ活用できてません。そのほかにも少し塗装がはげてしまっているところなどあります。歴史ある建物、古き良きものを手入れしながら後世に残していくということがやるべきことなのかなと思っています。

これまでは全て自分が一からお店を作り上げてきましたが、今回「小江戸釜めし鳥清」を引き継がせていただいて、引き継ぐことの大変さを身に沁みて感じています。
良い部分は残していきながら、今の時代に合わせて変えていく部分は変えていく。そんなところを試行錯誤しています。

また、今後中庭の作り込みはやっていきたいですね。春夏秋冬で違った景色を楽しめるようにしたいです。桜とかも取り入れたいと思っています。

小江戸釜めし鳥清竹村さんが思う川越の好きなところについて教えてください。

竹村：生まれ育った川越の街は好きなところしかないですね(笑)。
「小江戸釜めし鳥清」をオープンして、なお感じるようになりました。歴史や自然を感じることのできる街ですし、不自由なく暮らせる街です。

歴史があってそれを守っていこうとする川越愛のある人たちが暮らしている、川越はそんな素敵な街ですね。

住所	〒350-0063 埼玉県川越市幸町１４−２
電話番号	049-226-5788
営業時間	平日・土日 11:00〜16:00（L.O. 15:00） 定休日 火曜日 ※ゴールデンウィーク中は、営業します
アクセス	西武新宿線 本川越駅 東口 徒歩15分 東武東上線 川越駅 東口 バス10分 東武東上線 川越市駅 徒歩20分 駐車場なし、近隣コインパーキング多数あり
公式HP	https://www.kawagoe-torisei.com/