鶴ヶ島駅からほど近く店を構える「ラーメンぶーけ」は、30年以上にわたり、世代を超えて地域の人々に愛され続けるラーメン店です。今回は、鶴ヶ島で愛される味を築き上げ、お店を進化させ続けてきた、店主の受川さんの情熱、そして地域への深い感謝の想いを伺いました！
まずは「ラーメンぶーけ」の創業の経緯から教えていただけますか？
両親がこの土地で喫茶店を始めたのが原点です。
私はフランス料理を学び、自分がラーメンを食べ歩いていた時期もあり、鶴ヶ島でやるならラーメンかな、と始めたのがきっかけです。フレンチで培った基礎技術を活かしながら、食べ歩きを重ね、研究して、他にはない味を追求しています。ラーメン作りは基本を守りながらも、少し型を外して個性を加えることが大事だと思っています。
長年愛され続けている「ラーメンぶーけ」ですが、最近はSNSでの情報発信にも力を入れられているように感じます。
昔はまったくやっていませんでしたが、お店に来てくださった学生さんに「SNSをやった方がいい」と勧められて始めました。今ではX（旧Twitter）やInstagramを活用し、定期的に投稿をしています。すぐ近くに東洋大学のキャンパスがあるので、学生さんのためにも、値段を抑えながら味を落とさず提供し続けることも使命だと思っています
メニュー（一部抜粋）※時期によってメニューが変わる場合がございます。
| 背脂醤油ラーメン | 800円 |
|---|---|
| 背脂味噌ラーメン | 800円 |
| 背脂塩ラーメン | 800円 |
| 背脂塩ラーメン(黒)焦がしニンニク入り | 850円 |
「ラーメンぶーけ」の味へのこだわりや、店舗運営で大切にされていることは何ですか？
古い店でしたがリノベーションをして、お店を綺麗に保つことも大切にしています。埼玉県から衛生管理に関して表彰も受けました。
特に、女性のお客様が増えたのは大きな変化ですね。「昔のラーメン屋は入りづらい」と思われがちですが、そのイメージを払拭したいと思っています。
また、ティッシュやお水のセルフ化など、店舗側の負担を減らすことで、材料費高騰の中でも品質を維持するため、試行錯誤しています。
「ラーメンぶーけ」での新メニュー開発にも常に尽力されているとのことですね。
新メニューの中にはお客様や同業者との出会いから生まれたものもあります。偶然の出会いが、現在のスープの開発や技術の学びにつながっています。同業者の方々との出会いやお客様に育てられてきたと感じます。新たな挑戦を続けることで、自分自身の成長にもつながっています。
「ラーメンぶーけ」で喜びを感じる瞬間を教えてください。
美味しいと言っていただけることはもちろん嬉しいのですが、何よりも、お客様が笑顔で食事をしてくださっている瞬間が一番の喜びです。
お客様が足を運んでくださることは、決して当たり前ではなく、奇跡の連続だと思っています。何度も苦しい時期を経験しましたが、そのたびにお客様に支えていただきました。その感謝の気持ちを忘れないよう、毎朝、太陽に向かって「よろしくお願いします」と祈るのが日課です。
62歳になった今もまだまだ現役で、自分の店、自分の味に誇りを持ち、鶴ヶ島という場所で、これからもお客様に喜んでいただけるお店を続けていきたいと思っています。
最後に、川越の魅力を教えてください。
古いものと新しいものが融合している街ですね。一番街やリノベーションされた歴史的建物、夜の街並みも好きです。夜に散歩しながら写真を撮ったりしています。川越は本当に愛着のある誇れる街です。
| 住所 | 埼玉県川越市天沼新田１９７−１ |
|---|---|
| 電話番号 | 070-8550-2295 |
| 営業時間 | 火曜日定休日 11:30 ~ 14:00 17:00～19:30 （オーダーストップ） 20:00（閉店） |
| アクセス |
東武東上線鶴ヶ島駅東口から徒歩2分 |
| 公式HP | 公式インスタグラム：https://www.instagram.com/ra_men_bu_ke/ 公式X：https://x.com/ra_men_bu_ke |
