U_PLACE(ユープレイス)が生まれた背景はどのような理由があるのでしょうか？

清水>川越市が平成28年に「川越駅西口市有地利活用事業提案競技」の公募を行いました。

弊社はウニクス南古谷やウニクス川越のような商業施設を川越市で開発してきたという実績があります。
川越の街に必要とされ街の活性化に貢献できる、また地域の方に愛され長く利用していただける新しい施設を生み出せたらという思いで、手を挙げさせていただきました。

川越駅西口に飲食店を増やしてほしいとの声を良く耳にしていたため飲食店を多く誘致し、行政施設、金融機関、クリニック、宿泊施設など利便性の高いテナントが入居する複合施設を開発し、川越の地域の方が求める多様な機能に対応できる新たな拠点をつくりたいという弊社の提案が選ばれ、当該市有地にU_PLACEが誕生しました。

U_PLACE(ユープレイス)での新しい商業施設への挑戦とは具体的になんでしょうか？

清水>そうですね。

商業施設一つつくることは簡単ではないのでどれも挑戦ではありますが、これまで宿泊施設(ホテル)の誘致やオフィスの誘致をしたことがなく、弊社として新しい挑戦となりました。

余談ですが、清掃用品も今まで開業してきた施設の２〜３倍の投資が必要でした(笑)。
川越市内にホテルはいくつかありますが、観光都市と言われている割には少ないのが現状です。観光やインバウンドも含め産業需要がある川越市だからこそ、駅近くの場所で宿泊機能を提供できればと思いホテルを誘致しようと考えました。

改めてにはなりますが、U_PLACE(ユープレイス)さんのコンセプトはなんでしょうか？

清水>U_PLACE の 『U』 には、たくさんの想いが込められています。

まず、ここを訪れる皆様にとって優しい場所『優_PLACE』、遊び心の溢れる場所
『遊_PLACE』、人と人をつなぐ場所『結_PLACE』、ゆったりとした時が過ごせる場所
『悠_PLACE』など、ここを訪れる多くの皆様に、これから長く愛していただける場所を
目指して命名しました。

更に、UNICUS（ラテン語でオンリーワンという意味）の頭文字の『U』です。
川越の中で『オンリーワンの場所』にしようという気概を込めています。
川越エリアに勤務されている方や川越市にお住まいになっている方（特に女性の皆さん）が利用しやすい飲食店を集めたいという思いがあり、川越産の食材を使用した薪火料理が味わえる「in the park」様、川越のクラフトビール（COEDOビール）と創作中華料理が堪能できる「COEDO BREWERY THE RESTAURANT 」様などお洒落に楽しんでいただける店舗を誘致しました。

また、１、２階の開放的な建築デザインで、ふらっと気軽に飲食店に入っていただけるような雰囲気をつくっています。
他にも行政施設やクリニックなども入居しており、さまざまな世代の方にご利用いただける施設になっています。

具体的にはどのような場面で苦労されることが多いのでしょうか？

清水>まだ採用されるかわからない段階で提案書を作成するので、実際に開発を任された際、提案書通りにテナント誘致をするために、多少の気苦労はあります(笑)。

U_PLACE(ユープレイス)を運営されていて今後伸ばしていきたい部分はありますでしょうか？

清水>商業施設として時代に合わせて進化していかなければならないと考えています。

新型コロナウイルスの影響で飲食店舗は短縮営業や休業を余儀なくされ、厳しい状況が続いていましたが、飲食店舗の期待値や存在意義はとても大きいと感じていますので、施設として居心地の良い空間と気が付いたら引き込まれてしまうような動線をつくり、少しでも飲食店舗に足を運んでいただけるように工夫していきたいですね。

住所	〒350-1123 埼玉県川越市脇田本町８−１
電話番号	049-293-1358
営業時間	店舗次第
アクセス	川越駅西口より徒歩2分※ペデストリアンデッキ直結
公式HP	https://u-place.jp/