文化

ヤオコー川越美術館は地域に愛される身近な美術館へ。年間を通して老若男女が楽しめる現代リアリズムの巨匠三栖右嗣の作品に特化した美術館

ヤオコー川越美術館
ヤオコー川越美術館は地域を大切にするヤオコーの運営する美術館。

 

ヤオコー川越美術館はミュージアムショップ、カフェを併設し展示室以外は自由に入館いただける落着きと華やぎを感じることのできる美術館です。美術に詳しくない方でも気軽に楽しめる建物と美術品に囲まれた美術館で、季節や時間帯によって楽しみ方を変えることができ、何度来ても楽しめることが特徴です。

今回はヤオコー川越美術館の渡辺さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

ヤオコー川越美術館が設立された背景、また川越に美術館が設立された背景について教えていただけますでしょうか?

ヤオコー川越美術館

©︎DAICHI ANO

渡辺>ヤオコー川越美術館は、
食品スーパーを経営するヤオコーの創業120周年事業として2012年3月にオープンした美術館です。

なぜ川越に美術館をオープンしたのかというと、
ヤオコーの本社が川越にあり、またヤオコーの理念に「生活者の日常の消費生活をより豊かにすることによって地域文化の向上・発展に寄与する」ということが設定されており、その経営理念実現にも適うということがその背景にあります。

ヤオコーの実質的な創業者である川野トモ名誉会長が、三栖右嗣(みすゆうじ)先生の絵の魅力に惹かれ、以来川野家としても三栖先生と交流があったそうです。
また、三栖先生はヤオコー創業の地である小川町に近い、埼玉県比企郡玉川村(現ときがわ町)に移り住まわれ、創作活動を実施されており、そういったご縁もあったようです。

ヤオコー川越美術館としての特徴としては、どのようなものになるのでしょうか?

ヤオコー川越美術館

渡辺>美術館の1番の特徴としては、
三栖右嗣先生の絵に特化して展示していることですね。

また、美術館の建物の建築もこだわりをもっていて、
伊東豊雄さんという建築で著名な方に、実際に三栖先生の作品を見ていただいた上で絵にあった建築/設計をいただいております。

ヤオコー川越美術館

建物は約10m角の約100㎡の部屋でありながら、
その屋根形状、素材の違いからもたらされる室内での光の明暗、および表情が各部屋で異なり、建物を1周巡ることで、それぞれ特徴的な光の表情を楽しむことのできる空間となっています。

ヤオコー川越美術館

通常の美術館は自然光がNGな美術館も多いのですが、
ヤオコー川越美術館は自然光の中で楽しめるのが大きな特徴だと思います。
自然光の中で楽しめることで、その日の天気や時間帯、季節によっても絵の見え方が変わることで、何度来館いただいても楽しめるそんな美術館だと思います。

ヤオコー川越美術館は作家である三栖右嗣さんの作品に特化されて展示されていると思うのですが、作品にはどのような特徴がございますか?

ヤオコー川越美術館

渡辺>三栖右嗣先生の絵画のテーマは生命(いのち)です。
人物も植物も繰り返される永遠の命を描いています。そして一見写真のように見える絵を描く写実派ですが絵の具をこってりと塗り、筆の後もしっかりと描くというダイナミックな筆使いもみられます。人の心を揺さぶる温かみのある絵画です。

三栖右嗣先生は絵画や美術に詳しくない方でも、初見でぱっと見ただけで何が描いてあるかわかりますよね。
そのため、絵画に詳しくない人でも楽しめる絵だと言えると思います。
実際、ヤオコー川越美術館には小さいお子さん連れの親御さんや、若い女性の方も多く来場されています。

ヤオコー川越美術館

館内に展示している絵画は、3月と9月の年2回入れ替えています。
当館では200以上の三栖右嗣先生の絵画を保有しておりますので、テーマを決めて様々な展示を楽しんでいただけるよう工夫して展示を行なっています。

また先ほどお話したように、
美術館としては自然光を積極的に採光している関係上、季節や時間帯によって同じ絵でも見え方が異なるのでそういった楽しみ方もできると思います。
特に午後4時過ぎの夕暮れはとても綺麗なので、ぜひ見てもらいたいですね。
ただ、午後5時(最終入館 午後4時30分)に閉館ですので、そこはご注意ください。(笑)

美術館以外にもカフェを併設されているとのことですが、どのような意図がございますか?

ヤオコー川越美術館

渡辺>絵をご覧になっていただいた後に、
その余韻をお茶を飲んだり、話していただきながら楽しんでもらいたいという想いでカフェを併設するに至っています。

あとは地域への貢献という意味合いもありますね。
ヤオコー川越美術館のカフェは絵をご覧にならなくてもカフェとしてもご利用いただくことができます。
ヤオコー川越美術館の近くに公民館があるのですが、その公民館で打ち合わせをしたあと、ヤオコー川越美術館のカフェでお茶を楽しむ地元の方もいらっしゃいますね。

また、ヤオコーのおはぎは有名で、カフェで食べることもできるので、おはぎを求めてカフェにいらっしゃる方もいるくらいです。
おはぎはテイクアウトも可能です。
カフェメニューの値段もヤオコー価格でリーズナブルにさせていただいております。

ブレンドコーヒー 300円(+税)
アメリカンコーヒー 300円(+税)
アイスコーヒー 300円(+税)
紅茶(ポットサービス) 300円(+税)
ジュース(オレンジ・りんご) 300円(+税)
おはぎ 120円(+税)
本日のケーキ 300円(+税)
おはぎ・抹茶セット 400円(+税)

ヤオコー川越美術館として、伸ばしていきたい、挑戦していきたいことはどのようなことになりますでしょうか?

ヤオコー川越美術館

渡辺>これからは積極的にワークショップなどを実施していきたいと思っています。
絵画を揃えるだけではなく、川越を中心に地域の方を積極的に巻き込み、地域に愛される存在を目指していきたいです。

例えば、三栖右嗣先生は花の絵をよく描かれているのですが、
先生の描いた花を題材にしたフラワーアレンジメント教室であったり、夏休み企画として小さいお子さんを対象に三栖右嗣先生の絵を模写するワークショップなどを実施していきたいと思っています。

ヤオコー川越美術館

すでにやっていることでこれからも継続していきたいこととしては、
美術館にピアノも設置してあり、有効活用するために、美術館開業時から継続して月に1度無料のコンサートは美術館で実施しています。
プロの演奏家の音楽を皆さんに無料で楽しんでいただける場を作り続けていきたいと考えていますね。

ヤオコー川越美術館を運営されていく中で大事にしていきたいことはございますか?

ヤオコー川越美術館

渡辺>美術館となると身構えてしまうことも多いと思うのですが、
ヤオコー川越美術館ではヤオコーが運営していることもあり、買い物袋を下げた状態でも来館いただけるような、そんな地域の方にとって身近な存在でありたいと考えています。

ヤオコー川越美術館に初めて来館される若い方も多く、
最近では美術館で写真を撮ってインスタにあげるということが流行っているようです。

川越の街の魅力、好きなところがあれば教えてください。

ヤオコー川越美術館

渡辺>川越は小さいけど、
魅力がギュッと詰まった素敵な街だと思います。

川越には新しいお店も多く出店されますし、
歴史を大切にしながらも新しい挑戦を続けている街だと感じています。
だからこそ若い方やお年寄りの方にも楽しんでいただけると思います。

住所 〒350-0851 埼玉県川越市氷川町109−1
電話番号 049-223-9511
営業時間/定休日 午前10時~午後5時(最終入館 午後4時30分)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
料金 大人(個人)300円
大人(団体(20名以上))200円
高・大学生(個人)200円
高・大学生(団体(20名以上))100円
中学生以下無料*お得な割引料金のご案内
ヤオコーカード会員様 ヤオコーカード提示で入館料100円引
(会員様ご本人のみ。ポイントはつきません)
入館料+飲物セット 500円
アクセス JR・東武東上線 川越駅より
東武バス:7番乗り場 埼玉医大・上尾駅西口・平方・川越運動公園行き「川越氷川神社」下車
●西武新宿線 本川越駅より
東武バス:5番乗り場 埼玉医大・上尾駅西口・平方・川越運動公園行き「川越氷川神社」下車 徒歩約1分
●小江戸巡回バス:川越駅西口(2番乗り場)、本川越駅(駅前ロータリー北側・小江戸巡回バスのりば)、喜多院先回りコース「氷川神社前」下車 徒歩約1分駐車場 15台あり
公式HP https://www.yaoko-net.com/museum/