農業

ぶどうと苺の沼田園はいちご狩りと贈答用ぶどうが特徴の果物園。こだわりの少量生産で川越市内外のお客さんから大人気の果物園

ぶどうと苺の沼田園
ぶどうと苺の沼田園は、お客様に笑顔になってもらえる農園を目指す!

 

ぶどうと苺の沼田園は川越でも人気のいちご狩りと贈答用ぶどうが楽しめる農園です!9月にシャインマスカット等多品種を直売。冬から春までイチゴ狩り食べ放題・直売を実施されています。また、消化酵素たっぷりのスーパー健康野菜青パパイヤも販売します。

今回はぶどうと苺の沼田園の沼田さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

「ぶどうと苺の沼田園」が川越に立ち上げられた経緯について教えてください。

ぶどうと苺の沼田園

沼田:先祖から受け継いだ農地をどのようにしたら、守っていけるかを常々考えていました。
巨峰栽培は、私が小学生の頃に母が趣味で始めました。
その後、父が定年後に巨峰園を拡張し、私も社会人になってから20年くらい嫌々手伝っていました
しかしながら、愛着が湧いてきたので、定年してから巨峰を引き継ごうと思っていたのですが、父が亡くなってしまいました

そして、サラリーマンと両立をしながら農園を引き継ぐ形になりました。
一年間の両立で体への負担が大きくなってしまったことと、手間暇が掛けられず、良い巨峰が作れなくなってきたこと。休耕地を毎週のようにトラクターで耕し、草刈りをしていて、家族との時間が取れなかったこと。

ぶどうと苺の沼田園

そして、妻と相談して農園一本でやってみようということになりました。
「軌道に乗るまででは、サラリーマンを続けて家計を支える」と言ってくれた妻の言葉が後押しになりました。
もう一つ、両立当時息子が5歳で「パパは、全然遊んでくれない」って言われたことが、「寂しい思いをさせていたんだなぁ」と感じました。

私は、子どもたちとの時間が無くなった日々に疑問を持ってしまい、家族との時間を大切にし、自分らしく楽しく仕事をしたいという気持ちで安定を捨てて5年前に退職をしました(笑)。

その後は、巨峰畑は僅か一反でした。
それだけでは生活できないですね(笑)。二反ある隣地の休耕地を最近人気のあるシャインマスカット中心の種なしで皮ごと食べられる品種の栽培を始めました。生育が順調でとても忙しくなってきました。

毎日、お客様に並んでいただける程で2021年には巨峰畑を縮小し、直売所と駐車場を新設しました。
宅配の件数も増えて、送った先のお客様がわざわざ買いに来てくれることもあります。

ぶどうと苺の沼田園

加えて、自宅隣地の農地に150坪のビニールハウスを建てて苺の栽培を始めました。
人数制限して食べ放題のお客様を受け入れと直売、スーパーへの出荷とおかげさまで軌道に乗ってきました。
5シーズン目が終了し、リピートしてくれるお客様も増えてきました。
満席になる日が多い状況でとても有難いです。
県内はもちろん、都内や横浜・川崎方面からもお越しになり、食べ放題をして小江戸観光に行かれる方々が多いです。
まさか自分の家が観光地になるなんてって不思議な感じです(笑)。

ぶどうと苺の沼田園

今後は、私の栽培作業が多く忙しくなってきたので、この秋から妻と一緒に二人で運営をしていこうという方針にしました。
妻に販売を任せて、私は栽培に更に力を注ぎたいと考えています。

それに伴い新しいことをしていきたいと思い、ぶどうと苺に加えてキウイフルーツとブルーベリーも始めました。
また、少しですがレモンも栽培も始めました。皮ごと食べられるレモンです。とても珍しいですよね。

私は、ぶどうと苺をメインとしつつ美容と健康にいいと言われる成分を持つ野菜・果物を栽培していく方針です。

「青パパイヤ」って知っていますか?
スーパーフードランキングで近年1位になっている「青パパイヤ」も栽培を始めて3年目になりました。まだ、マイナーな野菜であまり売れないのでこれからメジャーになっていくと思います。酵素がたっぷり入った健康野菜です。免疫力のアップや肥満改善に効果がありますよ。

ぶどうに加えて苺栽培を始めた理由を教えてください。

ぶどうと苺の沼田園

沼田:ぶどうにしても苺にしても自分の手を掛けられるくらいの量しか作っていません。
大規模にやっているとどうしてもロスが出てしまうので小規模・多品種でやることで自分の目がしっかり入るような量になって、他のところよりも良いものが取れているのではないかなと思っています。

パートさんに手伝ってもらう部分もあるのですが、なるべく自分でチェックして指示してやっています。
ほったらかしにして任せきりにするのではなく、私自身がしっかりと全体を把握していられる状態にしています。
これは、私のこだわりですね。

沼田さんが働いていて喜びを感じる瞬間について教えてください。

沼田:いいものができた時の味の喜びとお客さんが笑顔になってまた来てくれるということが嬉しいですね。
「笑顔が生まれる農園」ということを常に考えてやっています。

沼田さんがお仕事をされる中で、苦労している点について教えてください。

ぶどうと苺の沼田園

沼田:最近はぶどうが生育してきたのでだいぶ手がかかるようになってきました。
家族一人ではやり切れなくて、役割分担ができていないので、ぶどうの生育と共に自分の労働時間が増えてきてしまい、また家族との時間が減ってきてしまいました。それを解決するために妻にも一緒に秋から農園の作業をやってもらう計画です。

他にも苺の生育が天候に左右されることもあるので温度・湿度の管理が大変ですね。
天気をチェックしながら水やりだとか、病気や害虫対策で消毒だとか作業の工程を組まないといけないので、自分中心というよりは作物中心で、そこに合わせすぎると自分の時間が無くなってしまうのが大変です。
夜も一応は自動調整になっていますけど暖房の調整のために見に来たりすることもあります。

コロナ前は苺があればお客さんをどんどん入れていましたが、今は苺があっても予約席が埋まるとお客さんを受け入れられません。
そのため、苺が多い日は余るので出荷する必要がでてきて、パック詰めの労働が増えるのも大変ですね。

お客さんの数と苺の数が合わないときは出荷の量を多くするか、営業時間を延長して食べ放題のお客様を追加募集して受け入れています。
週末前に食べ頃の苺の数をカウンターで数えて、来るお客さんに対して、苺が足りるかどうか常に確認しています。

ぶどうと苺の沼田園として今後進化させていきたい、伸ばしていきたい部分について教えてください。

ぶどうと苺の沼田園

沼田:今後は加工品もやっていきたいなと思っています。
今は委託加工したアイスクリーム販売だけしかやっていませんが、家族で仕事するとなったら自前の加工場を作ってジャムやコンポート、削り苺など自分の農園で取れたものを使った6次産業を挑戦していきたいと思っています。

沼田さんが思う川越の魅力、好きな所について教えてください。

沼田:都内から近いので、川越のフルーツ農園での体験と名所巡りをして都内の人にも一日遊べる場所が魅力だと思います。
山梨県や群馬県や秩父市まで行かなくても自然と触れ合う場所もあります。都会的な所もあり、古い街並みもあり、歴史的価値のあるものもありますので、一日遊ぶには十分な環境が揃っているのかなと思いますね。

住所 〒350-1101 埼玉県川越市的場135−2
電話番号 049-231-3612
営業時間 ぶどう
営業時間:10:30~12:30
営業日:偶数日
販売開始日:8月20日~完売まで
定休日:奇数日イチゴ
営業日:偶数日(土日は奇数日も営業)
営業時間:9:30~12:30
定休日:平日の奇数日
赤い実が無くなり次第終了させていただきます。
随時販売情報は、ホームページに掲載します。
アクセス

住所:川越市大字的場135-2
Googleで検索してください。
注意:ナビでは、辿りつけない場合があります。

自動車でご来園の方は、イチゴハウスに向かって奥から斜めに駐車してください。お帰りは少し狭いですが通り抜けると鯨井狭山線(県道260号)に出られます。駐車スペースは約7台あります。

公式SNS https://grape-numata-kawagoe.jimdofree.com/