産業

初野建材工業は土俵で使われる荒木田土などを扱う、川越の土と砂の専門商社。 日本のスポーツを足元から支える会社の、プロフェッショナルとしての想い

初野建材工業
初野建材工業は川越の土と砂の専門商社!

 

『信頼され、集う人に安心を与える会社を目指します。』を企業理念に掲げ、砂利・砂、土が中心の建材販売、建築工事に伴う外構工事、新たな事業6価クロム浄化剤「改良6出なし」の開発製造が事業の3本柱となっています。土の販売ではプロ野球のピッチャーマウンドや大相撲の土俵の土も販売しています!

今回は初野建材工業株式会社の初野さん、内田さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

初野建材工業さんが川越に会社を立ち上げた経緯を教えてください!

初野:もともとは先代が川越出身であったことがきっかけです。
住んでいたところでトラック一台で建材業を始めたということが会社を立ち上げた経緯になります。
弊社は建材事業部・工事部・環境事業部・荒木田特販部とあり、本日は荒木田特販部についてお話ししたいと思います。

内田:荒木田特販部では「荒木田土」という、川越周辺でとれる土を扱っています
大相撲本場所全ての土俵やプロ野球のピッチャーマウンドで使われており、粘り気があって適度に砂が含まれているため滑りにくく、怪我の予防にも適したものになっております。

初野建材工業さんの仕事の上でのこだわりを教えてください!

初野建材工業

内田:先ほどお話しした荒木田土ですが、品質にこだわっています。
大相撲はふんどし一つ、転んだ土俵に異物が入っていたり、そもそも土俵が壊れてしまったら怪我に繋がってしまいます。
土は自然のものですので異物が入らないように管理するのは非常に大変です。

建材業ではめずらしく、屋内の大型倉庫を用いて土の品質管理をしています。
大相撲は一年に全6回の本場所ありますが、季節も異なりますし日本全国に運ばれるのでその場所に応じた最適な水分量にするのが難しいですね。
夏は湿気があり土が乾きにくい、冬は土が乾きやすいなど、水分量が多くても少なくても土俵の形にはなりにくいので、私が自らの手で土を触って確認しております。

初野:会社全体としては、信用を大切にすることを強く意識しています。
どんな仕事でも、初野に任せれば安心だねとなってもらえるように、やるといったことはやりきることが必要だと感じています。

初野建材工業さんの、働く上での喜びを教えてください!

初野建材工業

初野:やはりお客様から感謝の言葉をもらったときですね。
弊社では「信頼」と「信用」を大切にしているので、この会社に頼んでよかったと思っていただけることが喜びです。

内田:荒木田土の存在を知っていただいたり、土俵の知識を持っていただいたときは嬉しいです。
相撲は土俵がないと成り立たない、土はそのくらい重要なものだと思っています。
土俵に限らず、荒木田土はスポーツの足元を支えている大変魅力があるものだということを感じてくださると嬉しいです。

初野建材工業さんの苦労するところはどのようなことでしょうか?

初野建材工業

内田:川越周辺でとれた土が国技の土台として活躍していることは非常に誇らしい事ではあるんですが、本当に大相撲に適した最良の土を確保することが難しくなってきました。
そしてその土に「本荒木田®」と商標登録を取り、ブランド化を進めています。

土俵というものは身近なものではありませんし、そもそも知識がないという方も多くいらっしゃると思います。
最近では小学校の社会科見学などにも来ていただいて、実際の荒木田土を見てもらっています。

荒木田土について家族の話題にあがったら嬉しいですし、まずは地域のみなさんに川越にはこういう会社があるんだよと知ってもらいたいです。

初野:会社を安定させて雇用を守り抜くというところが大変ですね。
背伸びしすぎず、足腰の強い会社を作っていくことが必要であると感じています。

初野建材工業さんの思う、川越の良さ、魅力を教えてください!

初野建材工業

初野:電車が3路線通るなど、交通の便がいいと思います。
川越を出なくても川越である程度ほしいものが賄えるところも魅力だと思います。

一方で、川越は商業の街という認識があると思いますが、メーカーや工業などが目立っていないと感じています。南古谷もあれば霞が関もあります。
工業に力を入れて、川越の一部地域だけでなく面で見ていくことが必要だと感じています。

弊社の「本荒木田®」など、観光だけではない川越の魅力を全国に発信する中で盛り上げていきたいと感じています。

住所 〒350-0852 埼玉県川越市川越2363−3
電話番号 049-224-5131
公式HP https://hatsuno-kk.com/