「海鮮料理 近長魚店」は、観光の中心地である時の鐘正面の海鮮料理店です!市場から仕入れた新鮮な魚の刺身や焼き魚定食をお値打ち価格で提供するとともに、厳選した地酒も多数用意されています。
■合わせて読みたい!「#川越」編集部おすすめ記事
海鮮料理近長魚店さんが川越に立ち上げられた経緯を教えてください!
細田:この近長魚店は明治時代から、この場所で魚屋を経営していました。
現在、私の代で4代目になります。
3代目の父の代から川越市が観光に特化された場所になってきましたので、観光客の方にも楽しんでいただけるように、新鮮な魚を使った食事の提供と魚に合うお酒の提供を考え始めました。
当時、私が前職の関係で、日本酒の利き酒師とワインのコーディネーターの資格を持っていたので、父の魚の技術と私の酒の知識のコラボレーションできるものを何か発信できるものがあればと思い、このお店を立ち上げることになりました。来年20周年を迎えます。
この「近長」という屋号は、昔、角のお豆腐屋さんから曾祖父が暖簾分けという形でいただいたものになります。
昔は他にも、肉屋や八百屋の近長があり、3軒で一つの市場のように商売をしていた時もありました。今でも親戚のような関係です。
海鮮料理近長魚店さんのこだわりや特徴を教えてください!
細田:お店のこだわりは鮮度です。
私が目で見た新鮮な魚を市場から仕入れています。
海のない埼玉県のお客様だけでなく、観光のお客さまにも喜んでいただけるよう、新鮮な魚を提供することにこだわっています。
また、お酒もお魚に合う季節のものを置いています。
お客さまには、料理とお酒のマリアージュを意識して紹介しています。
特徴として、近長魚店でしか食べられないような「かぶと焼き」や「マグロの頬肉のステーキ」というものを、お昼から安く召し上がることができます。
メニュー(一部抜粋)※時期によってメニューが変わる場合がございます。
THE 海鮮丼 | 1,550円 |
---|---|
まぐろ丼 | 1,550円 |
ねぎとろ丼 | 1,650円 |
刺身定食(赤身中心) | 1,550円 |
刺身定食 上(中トロ中心) | 1,850円 |
焼きシャケ定食 | 900円 |
焼きサバ定食 | 900円 |
鯛カブト定食 | 1,100円 |
ブリカマ焼き定食 | 1,100円 |
海鮮料理近長魚店さんを運営していく中で、細田さんが喜びを感じる瞬間を教えてください!
細田:この辺では、皆さんスーパーに買い物に行かれますので、魚屋さんのお店は多くありません。魚料理しか扱っていないお店も多くありません。
よくお客様にも、海のない埼玉県でどうして魚料理を出しているのか聞かれることがあり、お客様とはそのような会話をよくします。
そこで私から先祖代々魚屋をやっている説明すると、お客様からは歴史やこだわりがあるから美味しいんだねと、いろいろ言ってくださります。
こういうことを言ってもらえるのは非常に嬉しいです。
自分の店を自分で切り盛りしているおかげで、カウンターのお客様と会話をしたりとダイレクトにそのお客様のリアクションを見られたりした時に、やりがいを一番感じますよね。
一番人気はやっぱり、海鮮丼です。
海沿いで食べるような海鮮丼を、川越でも食べられるというのは、これまでの代々受け継がれてきた関係性やノウハウのおかげだと感じています。先代には感謝しかありません。
海鮮料理近長魚店さんを運営していく中で、細田さんが苦労していると感じる瞬間を教えてください!
細田:お客様が来ないことが一番の苦労ですね。
コロナの時期もそうですし、東日本大震災の時も、お客さまが減ってしまい、苦労が絶えませんでした。
ただ、そんな中にも昔ながらの付き合いがあり、ご近所さんには助けられました。私が生まれたときからずっとお世話になっているご近所さんとは、お互い助け合っております。
コロナウイルスの影響で2020年のときは歩いている人がほとんどいませんでした。
人のいない川越の街並みを初めて見たので、非常に苦労しました。
だからこそ、今、人が戻ってきてくださったことに喜びを感じます。
海鮮料理近長魚店さんは、今後どのようにしていきたいと考えていますでしょうか!
細田:魚に対してのこだわりや魚屋の海鮮料理のお店というコンセプトは貫きたいです。
これからまた観光で海外の方がどんどん増えてくると考えているので、海外の方にもより喜んでいただけるようなメニュー作りとか、あとは従業員含めたコミュニケーションの取り方の部分を伸ばしていきたいです。
近年では、海外も寿司のような和食文化は根付いています。
以前は焼き魚しか出なかったのですが、最近は刺身のような生ものもよく出ます。
ですから少しアレンジして海外の方が好きな向こうの味にちょっと寄せたようなものをいろいろ考えています。
その中の一つに賄い丼というものがあって、マグロの中落ちを醤油で味付けしそぼろ風にしたメニューです。
これが、意外と海外の方や生のマグロが苦手な小さいお子さんにはありがたいことに支持を受けています。
ここからは、100年続いた魚屋さんの新たな挑戦になりますね。
細田さんが思う、川越の良さ、魅力を教えてください
細田:やっぱり歴史と文化です。特に、私は川越祭りが大好きです。
小さい頃から山車の上で太鼓を叩いたり踊ったりしたりというのもやっています。
前職の頃も川越祭りの2日間は半年前から絶対休みますと言い、祭りに参加していました。1年間はお祭りを非常に楽しみに仕事をしています。
そういった歴史と文化が根付いたこの街が非常に好きです。
あとこの街並みも、川越の住民が守り継いできた暮らしの中の家ですから、住民全体がこの街が好きだと思います。
私の家も結構新しく見られがちですが、実は昭和8年の建てられた結構歴史のある建物です。そういう建物がある文化と歴史で溢れる、この街と人が私は大好きです。
住所 | 〒350-0063 埼玉県川越市幸町6−11 |
---|---|
電話番号 | 049-222-0818 |
営業時間 | 営業時間・定休日 営業時間 [月~日]11:30~16:00(L.O.15:30) 18:00~21:00(L.O.20:30) 定休日 水曜日 営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
アクセス |
本川越駅から1,048m |
食べログ | https://tabelog.com/saitama/A1103/A110303/11025053/ |
■合わせて読みたい!「#川越」編集部おすすめ記事