生活

「変電所から家庭まで」 川越の暮らしを支える飯島電器工事株式会社は3代目社長のもとさらなる飛躍を目指す

地域密着と従業員1人1人の誠実な対応で、埼玉県川越市で70年に渡って愛され続ける電気工事会社です。

 

 

「現場での経験、知識があるからこそ私の代でさらに会社を大きくしたいと思っています。」飯島電器工事株式会社は3代目社長のもと更なる飛躍を目指します。

今回は川越に本社を構える飯島電器工事株式会社代表取締役飯島さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

川越に本社を構える飯島電器工事株式会社の代表取締役である飯島さんの生い立ち、川越との繋がりを教えてください。

飯島:生まれも育ちも川越ですので、物心ついた時には、川越という街は身近な存在でしたね。実は私も学生時代はサッカーをしていて、小学生の時の川越ひまわりサッカークラブから大宮のロクFC、狭山ヶ丘高校とサッカーに明け暮れていました。ポジションはサイドハーフやトップ下などの攻撃的なポジションでした。進学した日本大学ではサッカーではなく、フットサルをしていましたね。今でもたまにフットサルをプレーしますよ。

 社会人になってからは、別の電気工事会社で修行をしていましたが、2016年1月会社を継ぐために飯島電器工事株式会社に戻ってきました。

飯島さんは2020年4月1日付で飯島電器工事株式会社代表取締役に就任されました。新型コロナウイルスの流行とも重なりましたが、どのようなご苦労がございましたか。

飯島:社長就任に際しての苦労になるかはわかりませんが、就任してまずは社長就任の挨拶回りを他の企業様など、社外に対して行わなければなりません。しかし新型コロナウイルスの影響で挨拶回りが出来ませんでした。

 新型コロナウイルスに対してきちんと対策を取っているということを世間に周知することが最初の仕事になりましたね。従業員やお客様の安心・安全のために行動しました。

 社長就任が緊急事態宣言発令直前の4月1日でしたので、新型コロナウイルスとともに社長をやってきたような感じです。

 社長就任に際して、社内の方では、特に軋轢も感じませんでした。私自身大学生の頃にアルバイトとして飯島電器工事株式会社で働いていたこともありましたし、従業員もいい人たちばかりでした。それに加えて、現会長である2代目社長が前々から私がいずれ社長に就くことを周りに伝えていてくれていたことが大きいですね。従業員と特別なコミュニケーションを取った訳ではないので、会長の人柄のおかげだと思います。

 私が社長に就任してからは、いくつかの改革を行いました。以前から、効率が悪いと感じていた管理と施工業務について、きちんと組織体制を分け、作業効率の向上を図りました。

 弊社は従業員20名ほどですので、私自身が従業員1人1人の仕事ぶりを評価することができています。対顧客対応などで成果を上げている若手従業員の役職をあげることで、責任感をもってもらうように働きかけました。

 また全てにおいて、従業員みんなの納得感を大切にしています。きちんとした根拠のもとに納得感が得られる形でなければ、改革は成功しないだけでなく、従業員の満足度も下がってしまいます。それは誰も望まないことです。

飯島電器工事株式会社は「変電所から家庭まで」というコンセプトを掲げ、日々の業務にあたられていると思います。具体的な事業内容についてご説明いただけますか。

飯島:基本の仕事は工場、マンション等の新築・改築工事です。企業様を相手にお仕事することが多いです。ですが、近所でスイッチやコンセントの修繕など、お困りの方がいらっしゃれば、住宅での小さい工事も対応しています。地域を大切にし、地域密着でお仕事をしています。

飯島電器工事株式会社を運営していて、喜びを感じる瞬間はどのような瞬間なのでしょうか?

飯島:会社として何かを達成した時よりも、従業員が楽しそうにしている姿を見た時の方が喜びを感じますね。事務所の外から聞こえる従業員たちの楽しそうな笑い声を聞くと、事務所の中で作業をしている私も嬉しくなります。

 従業員に働いてもらうためには、給料ももちろん大切ですが、それよりも働きがいがあるかだったり、精神的な安定は得られるかだったりすることが大切だと思います。そういう部分はこれからも大事にしていきたいですね。

 会長は2代目社長を務めている時から、「私はみんなのお母さんをやる」と言って、アットホームな職場作りに尽力してくださいました。今は新型コロナウイルスの影響もあり、大規模な飲み会などは自粛していますが、昨年の仕事納めであった、12月26日には従業員全員にクリスマスケーキをワンホールずつ配ったり、今年の年始には鏡開きでお汁粉を配ったり季節の行事なども大切にしています。そういった気遣いや心配りといった部分はこれまでも大切にしてきました。  

飯島電器工事株式会社は平成31年1月1日に創業70周年を迎えられました。長い間地域住民から愛されていることにはどのような要因があるとお考えですか。

飯島:会社は社長ではなく、社員1人1人の対応が大切になってきます。仕事の質もそうですが、そういった部分が地域の皆様からの信頼を生んでいる要因の一つなのかもしれません。

 「地域との共存」という点で今年から地域の清掃活動も始めました。年に2回行っていく予定です。

飯島電器工事株式会社は地域住民に向けたAEDの設置など、地域社会に向けた取り組みも多く行われている印象があります。これらの活動にはどのような思いがあるのでしょうか。

 

飯島:弊社では普通救命の訓練を年に3回取り入れています。これは会長の発案です。従業員がもし、普通救命が必要になる現場に出くわしたとき、見て見ぬ振りをせず、率先して救命措置を施すことができるように、教育の一環として普通救命用の人形を用いて行なっています。また、普通救命にはAEDを取りに行くように指示する項目があるのですが、ここの地域にはAEDがありませんでしたので、弊社が率先して設置をしました。AEDが設置されていることは自治会長さんにもお話をし、近隣住民の方々にも周知をしています。

飯島電器工事株式会社として、飯島さん個人として、夢や目標があれば教えてください。

飯島:川越で電気屋と言えば、飯島電器工事だよね。と言われるくらいになりたいですね。もちろん、川越で電気工事に関わる全ての企業さんをリスペクトしています。

 飯島電器工事株式会社は今後10年20年と進化していきたいと考えています。現会長である2代目社長は自分は3代目までの中継ぎであるという意識を持っていて、電気工事について素人同然でありながら、安定志向で、無借金経営という素晴らしい成果をあげてくれました。それに対して、私には電気工事に関する知識もあります。現場の知識、経験があるからこそ、私の代で会社をさらに大きくさせたいと思っています。

 そのためには従業員の数がもう少し必要だと感じています。従業員を確保するために転職サイトへも求人を出し始めて、早速採用も決まりました。今年採用に至った2名はほとんど電気工事に関する知識、経験がない2名でした。やはり、現場の経験がある人の方が即戦力ではありますが、未経験者でも育成は可能です。現場の経験よりも彼らの姿勢や熱意を見込んで採用しました。まだまだ未熟ではあるものの、日々一生懸命頑張ってくれています。

 さらに、まだ社長である私も現場に出て、いくつかの計画に携わっています。経営をしつつ、現場の従業員に何か聞かれたらアドバイスしてあげるような関係性がいいですね。

 最終的な目標は、新社屋を建てて、次の世代にバトンタッチすることです。

川越の街の魅力、好きなところがあれば教えてください。

 

飯島:私は36年川越で暮らしているので、川越のまちは私にとっての”日常の一部”になっています。なので改めて、川越の街の魅力と言われると難しいですね。私は色々な団体にも所属していますし、川越の街の魅力と言われて、小手先のことはいくらでも言うことができます。ただ本当に感じている、川越の街の魅力を挙げることは難しいです。例えば、県外に住んでいる人の方が、調べたりして川越の街の魅力について語れたりするのではないでしょうか。

 一つ挙げるとするならば、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまった川越祭は私も積極的に参加していましたので、川越の街の魅力としてあげられるかもしれません。年に一度のお祭りですしね。

住所 〒350-0032 埼玉県川越市大仙波431-1
電話番号 049-224-4141
飯島電器工事株式会社公式HP  

https://www.iijimadenki.co.jp/index.html

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